お受験ラボ編集部です。私立小学校は教育環境が整っているイメージが強く、いじめや人間関係のトラブルは少ないと思われがちです。しかし、どんな学校でも子ども同士、そして親同士の関係には複雑な問題が潜んでいます。特に私立小学校は閉鎖的な環境であるため、いじめやカースト問題が表面化すると解決が難しくなることも少なくありません。ここでは、私立小学校で見られるいじめやカーストの実態、そして親同士の関係性について、私の経験を踏まえてお話しします。
内部生と外部生の親の間にある見えない壁
私立小学校には、附属幼稚園からそのまま進学する「内部生」と、受験を経て入学する「外部生」がいます。入学当初は、親同士の間に目に見えない壁があることが多いのが現実です。
内部生の親は、すでにグループが形成されていて独特のルールや言葉遣いがあります。そのため、外部生の親に対して「ガツガツしている」と感じることもあります。
外部生の親は、その輪に入りづらく疎外感を抱きやすい傾向があります。
こうした状況で大切なのは、外部生の親が謙虚な姿勢で「教えていただく」という気持ちを持つことです。子ども同士が交流を深めるうちに、半年ほどで親の間の壁も自然と薄れていくことが多いので、焦らずじっくり関係を築くことをおすすめします。
私立小学校で見られる格差とカースト問題
私立小学校には、サラリーマン家庭から超富裕層までさまざまな家庭が混在しています。そのため、親同士の間で格差を感じる場面も少なくありません。
- 持ち物によるマウント:子どもの持ち物はもちろん、親の車やバッグ、別荘の場所などで優劣を競うことがあります。
- ランチ会の価格帯:一回5,000円のランチ会が続くと、一般的なサラリーマン家庭には負担が大きく感じられます。
こうした環境で大切なのは、「うちはうち」という姿勢を貫くことです。無理に高額な付き合いを続けようとすると、心身ともに疲れてしまいます。品の良い富裕層の方は自慢をしません。マウントを取ってくるのは一部の成金タイプに限られるため、そうした方とは距離を置くことが賢明です。
私立小学校のいじめ対応の実態と親の行動指針
公立小学校と比べると、私立小学校は「いじめへの対応が早い」傾向があります。学校側は評判を守るため、トラブルの芽を早期に摘み取ろうと努めています。何か問題があれば、ママ友に相談するよりも、すぐに担任の先生に連絡することが解決への近道です。
親としては、子どもが安心して学校生活を送れるよう、学校との連携を大切にしてください。問題を放置せず、早めに相談することで、いじめやトラブルの悪化を防げます。


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