お受験ラボ編集部です。小学校受験を控えたあなたは、願書や面接での敬称の使い方に戸惑いを感じていませんか。特に「貴校」「御校」「貴学」といった言葉は、どれを使うべきか迷いやすく、間違えると印象を損ねることもあります。私自身、多くの受験生の保護者と接してきた経験から、敬称の正しい使い分けはお受験の基本であり、品格を示す大切なポイントだと感じています。この記事では、これらの敬称の意味と違いをわかりやすく整理し、小学校受験の場面で自信を持って使えるように解説します。
1．「貴校」と「貴学」の違い：対象となる学校の種類で区別する
「貴校」と「貴学」はどちらも敬意を表す書き言葉ですが、指す学校の種類によって使い分けが決まっています。
| 敬称 | 読み方 | 対象となる学校 | 使用シーン |
|---|---|---|---|
| 貴校 | きこう | 小学校・中学校・高等学校 | 願書、手紙、メールなどの文書 |
| 貴学 | きがく | 大学・大学院 | 大学受験、就職活動など |
1-1．小学校受験では「貴校」を使う
小学校受験の際、志望校は小学校です。願書や志望理由書、学校への連絡文書では、必ず「貴校」を使いましょう。例えば、「貴校の教育理念に深く共感し、わが子を入学させたく存じます。」といった表現が適切です。
1-2．「貴学」は大学向けの敬称
「貴学」は大学や大学院を指す敬称であり、小学校受験の場面では使用しません。誤って使うと、相手に違和感を与えるため注意が必要です。
2．「貴校」と「御校」の違い：書き言葉と話し言葉の使い分け
「貴校」と「御校」はどちらも小中高の学校を指しますが、使う場面によって使い分けが必要です。
| 敬称 | 読み方 | 使用場面 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 貴校 | きこう | 書き言葉（願書、メール、手紙） | 公的で格式の高い文書に使用 |
| 御校 | おんこう | 話し言葉（面接、説明会、電話） | 口頭での会話に適する |
2-1．文書では「貴校」を使う
願書や志望理由書、メールなどの文書では「貴校」を使います。例えば、「貴校の教育方針に感銘を受けました。」という表現が正しいです。面接で口頭に使うのは不適切です。
2-2．口頭では「御校」を使う
面接や説明会、電話での会話では「御校」を使います。例えば、「御校の先生方のお話を伺い、大変感銘を受けました。」といった言い回しが適切です。文書で使うと違和感があるため避けましょう。
3．お受験の重要な場面で迷わないための敬称使い分け一覧
小学校受験では、敬称の使い分けが保護者の品格や常識を示すポイントになります。以下の表を参考にしてください。
| シーン | 使用すべき敬称 | 対象 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 願書・志望理由書 | 貴校（きこう） | 小学校 | 文書は書き言葉の「貴校」を使うため |
| 面接での受け答え | 御校（おんこう） | 小学校 | 口頭は話し言葉の「御校」を使うため |
| 学校へのメール | 貴校（きこう） | 小学校 | メールは文書扱いで「貴校」を使用 |
POINT：大学を対象とする「貴学」は小学校受験の場面では使いません。
4．まとめ：正しい敬称使い分けでお受験の品格を高める
「貴学」「貴校」「御校」は敬意を示す対象と使う場面が明確に分かれています。大学には「貴学」（書き言葉）、小中高には文書で「貴校」、会話で「御校」を使うのが基本です。このルールを理解し、願書や面接など大切な場面で適切な敬称を使うことが、あなたとお子さんの印象をより良くし、お受験成功の一助となるでしょう。あなたとお子さんが自信を持って進める選択ができるよう願っています。
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