小学校受験の面接では、保護者は学校を「御校(おんこう)」と呼び、家族のことは「主人」「妻」「娘」「息子」など身内の言い方で話すのが基本です。子どもは大人の敬語を無理に覚える必要はなく、「〜です」「〜ます」で、自分の言葉で答えられれば十分です。
面接では、話の内容だけでなく言葉づかいも自然と伝わります。ただ、難しい敬語を使いこなすことより、丁寧で落ち着いた話し方を心がけることが大切です。
保護者の言葉づかいの基本
| 呼ぶもの | 面接での言い方 | 避けたい言い方 |
|---|---|---|
| 学校 | 御校(おんこう)、〇〇小学校 | 貴校(話し言葉では聞き取りにくい)、こちらさん |
| 自分の子ども | 娘、息子、子ども、名前 | うちの子、〇〇ちゃん |
| 夫・妻 | 主人・夫、妻・家内 | パパ、ママ、旦那 |
| 自分の親 | 父、母、祖父母 | おじいちゃん、おばあちゃん |
| 先生 | 先生、〇〇先生 | (呼び捨てや「先生さん」) |
よく使う丁寧な言い回し
| ふだんの言い方 | 面接での言い方 |
|---|---|
| 見ました | 拝見しました |
| 聞きました | 伺いました |
| 思います | 存じます(使い慣れていなければ「思います」で十分) |
| すみません | 恐れ入ります |
| わかりました | 承知いたしました |
言い慣れない敬語を無理に使うより、「〜です」「〜ます」で落ち着いて話すほうが、誠実な印象につながります。過剰な敬語(「拝見させていただきました」など)にも気をつけましょう。
子どもの言葉づかい
- 「〜です」「〜ます」で答える(「〜だよ」「〜じゃん」にならないように)
- 家族のことは「お父さん」「お母さん」と呼ぶ(「パパ」「ママ」はふだんから言いかえる練習を)
- 学校のことは「この学校」「〇〇小学校」でよい(「御校」は使わなくてよい)
- 聞き取れなかったときは「もう一度お願いします」と言う
- 答えの初めに「はい」をつけると、落ち着いて話しやすい
子どもの受け答えを自然に育てる練習は小学校受験の面接で子どもが自然に話せるコツ|暗記に頼らない会話の練習法で紹介しています。
言葉づかいを身につけるコツ
- ふだんから、家族の呼び方を「お父さん」「お母さん」にそろえる
- 親が先生や店員さんと丁寧に話す姿を見せる
- 模擬面接では、言葉づかいより、内容を自分の言葉で話せているかを優先してほめる
「貴校」と「御校」の使い分けは「貴校」「御校」「貴学」の使い分け|小学校受験の願書・面接での正しい敬称、面接でよく聞かれる質問は小学校受験の面接でよく聞かれる質問50|子ども・保護者別の答え方のポイントと例で紹介しています。
よくある質問
Q. 子どもが面接で「パパ」と言ってしまったら?
大きな問題にはなりません。慌てて言い直させるより、落ち着いて話を続けられることのほうが大切です。ふだんから「お父さん」と呼ぶ習慣をつけておきましょう。
Q. 父親が「僕」と言ってもいいですか?
面接では「私(わたくし)」が一般的です。ふだんの話し方と違うと話しにくい場合は、練習のときから「私」で話すようにしましょう。


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