初めての小学受験(小学校受験)は、「学校を知る」「生活を整える」「聞く力・話す力を育てる」「ペーパーの基礎に触れる」「体験を増やす」の5つから始めましょう。問題集を何冊も解くより、毎日の暮らしの中で土台をつくるほうが、どの学校の考査にも生きてきます。
小学校受験を考え始めたものの、何から準備すればいいのか分からない。そんな家庭は少なくありません。小学校受験の準備は、問題集を解くことだけではなく、生活習慣や聞く力・話す力といった子どもの総合的な土台づくりが中心です。
この記事では、初めての家庭でも取り組みやすい準備を5つのステップに分けて紹介します。
家庭で始める5つの準備
| ステップ | やること | つながる考査 |
|---|---|---|
| 1. 学校を知る | 説明会・公開行事に参加し、教育方針と試験内容を調べる | 志望校選び・願書・面接 |
| 2. 生活を整える | あいさつ、着替え、片付け、食事、トイレ | 行動観察・面接・生活テスト |
| 3. 聞く力・話す力 | 一度で指示を聞いて動く、出来事を順番に話す | ペーパー(お話の記憶)・個別テスト・面接 |
| 4. ペーパーの基礎 | 数量・図形・言語・記憶・常識に少しずつ触れる | ペーパーテスト |
| 5. 体験を増やす | 季節の行事、自然観察、料理や工作、図鑑で調べる | 常識・制作・面接の受け答え |
1. 志望校を知る
まず、志望校の教育方針と試験内容を知ることから始めます。学校によって、ペーパーテストを重視する学校、ペーパーがなく行動観察や制作で選考する学校、面接を重視する学校などさまざまです。
有名校だから、人気校だからという理由だけで選ぶのではなく、家庭の方針に合うかどうかを見極めましょう。各校の試験内容と日程は2027年度 首都圏私立小学校の入試日程・志願者数・倍率一覧から確認できます。
2. 生活習慣を整える
あいさつや返事、着替え、片付け、食事、トイレ、持ち物の扱い、順番を待つことなどが自然にできるかは、行動観察や面接で必ず表れます。机に向かう時間を増やすより、まずは毎日の暮らしを整えることが土台になります。
生活面で見られるポイントは小学校受験で差がつく生活自立力で詳しく紹介しています。
3. 聞く力と話す力を育てる
人の話を聞いて理解し、行動できること。聞かれたことに自分の言葉で答えられること。この2つは、ペーパー・行動観察・面接のすべてに共通する中心の力です。
- 「靴をそろえてから手を洗おうね」のように、2つの指示を一度で聞いて動く
- 読み聞かせのあとに、お話の内容を話してもらう
- その日の出来事を「最初に」「次に」「最後に」と順番に話す
4. ペーパーの基礎に少しずつ触れる
ペーパーテストは、数量・図形・言語・記憶・常識などの分野から出題されます。年中のうちは、各分野に少しずつ触れて「考えるのが楽しい」と感じられれば十分です。問題集の量より、1問ずつ理解することを大切にしましょう。
なお、ペーパーテストの答えは丸や線で書く形式がほとんどで、文字をきれいに書く力はあまり求められません。ひらがなの読み書きは、無理のない範囲で進めれば大丈夫です。
分野ごとの出題内容は小学受験の問題とは?出題内容と家庭でできる対策を分野別に解説で紹介しています。
5. 体験を増やして常識と好奇心を育てる
散歩で季節の花を見つける、買い物で数を数える、料理を手伝う、工作をする、図鑑で調べる。こうした体験は、常識問題や制作、面接での受け答えにそのままつながります。「何を教えるか」だけでなく、「何を経験させるか」を意識してみてください。
家庭学習のリズムをつくる
家庭学習は長時間より、毎日短い時間でも座って話を聞き、考え、やり切る流れをつくることが大切です。年中なら1日15〜20分程度、毎日同じ時間帯に取り組むと習慣になりやすくなります。
初めての家庭が陥りやすい失敗
- ペーパー対策だけに偏り、生活習慣や体験が後回しになる
- 早くから詰め込みすぎて、親子ともに疲れてしまう
- ほかの家庭と比べて焦り、教室や講座を増やしすぎる
準備の全体像は小学校受験とは?試験内容と年齢別の準備・スケジュールをわかりやすく解説、教室に通い始める時期は小学校受験の塾はいつから?年少・年中・年長別の開始時期と注意点で解説しています。
よくある質問
Q. 何歳から準備を始めればいいですか?
生活習慣や読み聞かせなどの土台づくりは年少からでも始められます。幼児教室での本格的な準備は、年中から始める家庭が多いです。
Q. 家庭だけで準備することはできますか?
国立小を中心に、家庭学習だけで受ける家庭もあります。私立の難関校を目指す場合は、模試や行動観察の練習のために教室を利用する家庭が多くなります。
まとめ
- 最初の一歩は、志望校の教育方針と試験内容を知ること
- 生活習慣と、聞く力・話す力がすべての考査の土台
- ペーパーは基礎に少しずつ触れれば十分
- 季節の行事や自然、お手伝いなどの体験を増やす
- 家庭学習は毎日短く、同じ時間帯に


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