小学校受験に「向かない親」の特徴は、受験を始める前に確かめておくことができます。感情的に叱りやすい、学校の名前にこだわる、お金で解決しようとする、夫婦の温度差が大きい、子どもを客観視できない、先回りしてしまう、生活が夜型。7つのうち当てはまるものが多いときは、受験の進め方を見直すか、別の選択肢も考えてみましょう。
小学校受験は、子どもの力だけでなく、親の姿勢や家庭の生活がそのまま表れる受験です。始めてから「こんなはずではなかった」とならないよう、受験を決める前にセルフチェックをしておくと安心です。
向かない親の7つの特徴【セルフチェック】
| 特徴 | なぜ向かないのか |
|---|---|
| ① 感情的に叱ってしまう | 子どもが怒られないことを優先し、考えることをやめてしまう |
| ② 学校の名前にこだわる | 子どもの適性や校風との相性が見えなくなる |
| ③ お金で解決しようとする | 家庭で育てるべき生活習慣や会話が不足する |
| ④ 夫婦の温度差が大きい | 面接で方針の食い違いが表れ、子どもも混乱する |
| ⑤ 子どもを客観視できない | 課題に気づけず、対策が遅れる |
| ⑥ 待てずに先回りする | 子どもが自分で考え、工夫する機会がなくなる |
| ⑦ 生活が夜型・不規則 | 考査は朝から行われることが多く、力を出しにくい |
7つの特徴と、変えるためのヒント
① 感情的に叱ってしまう
幼児の学習は一進一退で、昨日できたことが今日できないのは当たり前です。間違えるたびに「なんでできないの!」と怒っていると、子どもは「どうすれば怒られないか」を優先するようになり、面接や行動観察でも大人の顔色をうかがう様子が出てしまいます。
② 学校の名前にこだわる
私立小学校は、それぞれ独自の校風や教育方針を持っています。親の憧れや周りの目で学校を選ぶと、子どもの性格と合わず、入学後に苦しむことがあります。
③ お金で解決しようとする
教室はペーパー対策などの心強い味方ですが、手先の器用さ、生活習慣、感性、親子の会話は家庭で育つものです。教室に任せきりにせず、家庭での関わりを大切にしましょう。
④ 夫婦の温度差が大きい
一方だけが熱心で、もう一方が無関心だと、面接で方針の食い違いが表れることがあります。受験を始める前に、夫婦で「なぜ受験するのか」を話し合っておきましょう。
⑤ 子どもを客観視できない
模試の結果を受け入れられず、原因を外にばかり求めていると、課題への対策が遅れます。子どもの苦手を冷静に見つめ、一つずつ取り組む姿勢が大切です。
⑥ 待てずに先回りする
靴を履くのに手間取る子にすぐ手を出す、パズルの答えを教えてしまう。こうした先回りは、子どもが粘り強く考える機会を奪います。難しい課題にあきらめずに取り組む姿勢は、考査でも見られるポイントです。
⑦ 生活が夜型・不規則
考査は午前中から行われることが多く、朝から頭が働く生活リズムが大切です。夜更かしや朝食抜きが続いている場合は、受験の準備より先に生活を整えましょう。
向いている家庭の特徴
- 子どもの失敗を、成長の途中として受け止められる
- 学校選びの軸が、子どもの性格と家庭の方針にある
- 教室を使いつつ、家庭での会話や体験を大切にしている
- 夫婦で受験の目的と役割分担を共有している
- 毎日の生活リズムが整っている
「向かないかも」と感じたら
当てはまる特徴があっても、すぐに受験をあきらめる必要はありません。まずは親自身の関わり方を一つずつ変えてみることから始めましょう。
- 子どもの前では、感情的な言葉を一呼吸おいてから話す
- ほかの子と比べず、昨日より今日の成長を見つけてほめる
- 受験を「家族のプロジェクト」として、夫婦で計画を立てる
無理に受験を続けると、子どもに体調の変化が出たり、親子関係がぎくしゃくしたりすることもあります。その場合は、公立小学校に進む、中学受験を目指すといった選択も、子どもを大切にする前向きな判断です。迷ったときの考え方は小学校受験をするか迷ったら|決める前に試したい3つの行動、受験を続けるかの判断は小学校受験を続けるかやめるか迷ったら|判断のチェックリストと見直し方で紹介しています。
よくある質問
Q. 7つのうち、いくつ当てはまったら受験をやめたほうがいいですか?
数で決める必要はありません。当てはまる項目を夫婦で確認し、変えられそうかを話し合いましょう。変えるのが難しく、子どもに負担が出ている場合は、受験の進め方や受験そのものを見直すタイミングです。
Q. 共働きで時間がないのは向いていないのでしょうか?
時間の量より、家庭での関わり方が大切です。共働きでも、役割分担と短時間の家庭学習で準備している家庭は多くあります。


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