お受験ラボ編集部です。共働きのご家庭にとって、小学校選びでは教育の質だけでなく、日々の生活の利便性も大切なポイントになります。これまで「伝統校は親のサポートが多く、共働きには向かない」と言われてきましたが、東京農業大学稲花小学校はその常識を変えています。
倍率13倍という高い人気の背景には、教育の質の高さに加え、放課後まで校内で完結する安心感と、毎日の弁当作りから解放される完全給食の環境があるからです。この記事では、共働き家庭にとって心強い「稲花アフタースクール」と「完全給食」の具体的な魅力を詳しくご紹介します。
校内完備で安心の「稲花アフタースクール」
稲花小学校には、民間の学童保育にも引けを取らない充実した学童施設「稲花アフタースクール」が校内に設置されています。
① 校舎内完結だから安全面が抜群
一般的な学童保育では、学校から別の場所へ移動する必要がありますが、稲花アフタースクールは校舎内にあるため、授業終了後すぐに移動できます。これにより、交通事故や誘拐などのリスクがほぼなくなり、保護者としては大きな安心材料となっています。
② 最長19時まで利用可能、多彩なプログラムも魅力
- 預かり時間:授業終了後から18時まで、延長で最長19時まで対応しています。
- 宿題サポート:スタッフの見守りのもと、宿題をしっかり終わらせてから帰宅できます。
- 多彩なプログラム:英語やサイエンス、プログラミング、体操など、習い事要素を含む日替わりのプログラムが提供されます(一部有料)。
単なる預かりではなく、放課後の学びの場として機能していることが、教育熱心な保護者から高く評価されています。
東京農業大学の知見が活きる「完全給食」
共働き家庭にとって毎日の弁当作りは大きな負担ですが、稲花小学校ではその心配がありません。
校内で調理される温かい給食
稲花小学校は完全給食制を採用しています。校内のランチルームで作られた出来立ての食事が提供され、東京農業大学の「食と農」のネットワークを活かした安全で栄養価の高い食材が使われています。
給食も大切な「食育」の時間
- 児童自身が配膳を行うことで、食事への関心が高まります。
- 食材の産地や栄養について学ぶ機会が設けられています。
- 完食を目指し、命への感謝の心を育む教育が行われています。
忙しい共働き家庭にとって給食は助かるだけでなく、質の高い食育を受けられる点でも保護者の満足度が高いのです。
アクセスと通学範囲|世田谷・経堂の利便性
稲花小学校は東京都世田谷区桜丘にあり、小田急線の「経堂駅」または「千歳船橋駅」から徒歩約15分の場所にあります。
通学範囲の目安
- 世田谷区内:徒歩やバスで通う児童が多くいます。
- 小田急線沿線:新宿方面や神奈川県(川崎・横浜北部)からもアクセスが良好です。
- 渋谷・用賀方面:バス便も充実しており、東急田園都市線沿線からの通学者もいます。
駅からは少し歩きますが、緑豊かな大学キャンパス内を通るルートはセキュリティ面でも安心できます。
まとめ:高額な学費も納得の充実サポート
稲花小学校の学費は決して安くありません。初年度は約150万円からで、アフタースクールの利用料も月額数万円かかります。
それでも、夜までの安全な預かりや塾のような充実したプログラム、毎日栄養バランスの整った給食がすべて校内で完結することを考えると、外部の学童や習い事、シッター代を別々に支払うより合理的だと感じる保護者が多いのも納得です。稲花小学校は、令和の共働き家庭に寄り添った理想的な環境を提供していると言えるでしょう。


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