年長の夏休みは、まとまった時間で苦手を補い、季節の体験を積み、願書の準備を始める大切な時期です。共働き家庭は、夏期講習の日程に合わせた送迎や預け先の手配を早めに決め、講習は志望校に必要なものに絞りましょう。
保育園や幼稚園が夏休みに入っても、仕事は普段どおり続きます。共働き家庭にとって年長の夏は、受験準備と仕事の両立がいちばん大変な時期の一つです。
この記事では、年長の夏休みにやっておきたいことと、共働き家庭の夏期講習の組み方、預け先や食事の工夫、体調管理のポイントを紹介します。
年長の夏休みにやっておきたいこと
| やること | 内容 |
|---|---|
| 苦手分野の克服 | 春までに見えてきた苦手を、夏期講習と家庭学習で補う |
| 季節の体験 | 海や山、虫とり、夏祭り、七夕やお盆の行事など、夏ならではの体験 |
| 生活習慣の仕上げ | 着替え、片付け、箸の使い方、早寝早起き |
| 志望校の確認 | 説明会や公開行事に参加し、志望校と受験校の数を決める |
| 願書の準備 | 志望理由や家庭の教育方針を夫婦で話し合い、下書きを始める |
季節の体験は、常識の問題や面接での話題にもつながります。季節の問題の対策は小学校受験の季節の問題対策|春夏秋冬によく出るものと家庭でできる体験で紹介しています。
夏休みのスケジュールの例
| 時期 | 主な予定 |
|---|---|
| 7月中旬〜下旬 | 夏期講習の前半。講習の日程に合わせて送迎と休暇を手配 |
| 8月上旬 | 夏期講習の後半、模試。お盆休みは家族での体験に |
| 8月中旬〜下旬 | 苦手の見直し、願書の下書き。2学期に向けて生活リズムを整える |
首都圏の私立小学校の出願は、多くが9月〜10月初めに行われます。神奈川県では8月下旬から出願が始まる学校があり、横浜雙葉小学校のように7月末〜8月初めに出願する学校もあります。夏のうちに願書の準備を進めておくと安心です。学校ごとの日程は募集要項で確認しましょう。
共働き家庭の夏期講習の組み方
夏期講習は、平日の日中に行われるものも多くあります。申し込む前に、送迎と仕事の調整ができるかを確かめることが大切です。
- 講習は志望校の出題に合うものに絞る(教室にすすめられるまま全部申し込まない)
- 講習のある日は、保育園を休ませるか、保育園から送迎するかを決める
- 送迎を祖父母やシッターに頼む日を早めに決め、依頼しておく
- 連日の講習は子どもが疲れやすいので、休む日を間に入れる
- 講習の内容は、親が教室からのプリントや説明で把握しておく
講習の費用を含めた準備費用の目安は年中・年長の小学校受験費用|賢い塾・講習の使い方と全体像で紹介しています。
預け先を考える
| 預け先 | ポイント |
|---|---|
| 保育園 | 夏も通常どおり預けられることが多い。講習の日の送迎をどうするかを決めておく |
| 幼稚園の預かり保育 | 夏休み中は実施日や時間が限られる場合があるので、早めに確認する |
| 祖父母 | 数日まとめてお願いできると、親の負担が大きく減る |
| ベビーシッター | 講習の送迎や、帰宅後の見守りをお願いできる |
| 一時保育・ファミリー・サポート・センター | 自治体によって利用方法が違うため、事前に登録しておく |
食事とお弁当の工夫
夏期講習でお弁当が必要な日や、預かり保育でお弁当を持たせる日もあります。夏のお弁当は、手の込んだものより傷みにくさを優先しましょう。
- 保冷剤や保冷バッグを使い、汁気の多いおかずは避ける
- ご飯やおかずはしっかり冷ましてから詰める
- 作り置きや冷凍のおかずも上手に使い、朝の負担を減らす
体調管理と生活リズム
夏は暑さや講習の疲れで体調を崩しやすい時期です。早寝早起きのリズムを崩さないようにし、外遊びは涼しい時間帯にして、こまめに水分をとりましょう。
急な発熱や体調不良に備えて、地域の病児保育や病後児保育には、使うかどうかにかかわらず事前に登録しておくと安心です。職場にも、夏は休暇が増えることを早めに伝えておきましょう。
親が無理をしすぎないために
夏休みは講習、仕事、家事が重なり、親も疲れがたまりやすくなります。食事の宅配や家事代行に頼る、講習のない日は親子でゆっくり過ごすなど、手を抜けるところは抜きましょう。夏休みの終わりに親子で笑っていられることが、秋の本番に向けたいちばんの準備です。親の気持ちの整え方は小学校受験の親の本音と悩み|イライラ・疲れ・夫婦の温度差との付き合い方で紹介しています。
よくある質問
Q. 夏期講習はいくつ受ければいいですか?
数を増やすより、志望校の出題と子どもの苦手に合ったものを選ぶことが大切です。教室の先生に、志望校に必要な講習を相談して決めましょう。
Q. 夏休みに家族旅行に行ってもいいですか?
もちろん行ってかまいません。自然の中での体験や家族での思い出は、行動観察や面接での話題にもつながります。講習の日程と重ならないよう、早めに計画しておきましょう。
Q. 講習のために保育園を休ませるべきですか?
講習の時間と送迎の都合によって判断しましょう。保育園での集団生活も大切な経験なので、講習のない日は普段どおり通う家庭も多くあります。

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