雙葉小学校は同じ名前でも、それぞれの校風や入試傾向が異なることをご存じでしょうか。
フランスの修道会「幼きイエス会」をルーツに持つ三つの雙葉小学校は、それぞれ独立した学校法人であり、校風や入試の特色も大きく異なります。
お子さまに合った学校選びの参考に、各校の特徴を詳しくご紹介します。
この記事では、雙葉(四谷)、田園調布雙葉、横浜雙葉の3校の校風、入試傾向、保護者の雰囲気、求められる子供像を比較し、学校選びのポイントを整理します。
1. 【四谷】雙葉小学校:女子御三家の頂点としての存在感
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四谷雙葉は女子御三家の一角であり、知性とリーダーシップを兼ね備えた子どもを育てる進学校として知られています。
学校の特徴
「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓のもと、芯の強い自立した女性を育成しています。
おっとりしただけではなく、高い知性とリーダーシップを持つ子どもが集まる傾向があります。
進学先はほぼ全員が雙葉中学校へ進み、東大や医学部合格者も多い超進学校です。
入試の傾向
ペーパーテストは知識だけでなく、思考力や処理能力が高く求められます。
行動観察では指示を聞くだけでなく、状況判断能力も重視される傾向があります。
面接は以前ほど厳しくはないものの、家庭の教育力が高く問われる点は変わりません。
2. 【田園調布】田園調布雙葉小学校:皇室ゆかりの温かい環境

田園調布雙葉は皇后雅子さまの母校としても知られ、家庭的で温かい校風が特徴です。
学校の特徴
1学年の人数が少なく、先生や保護者との距離が近い温かな環境が魅力です。
カトリックの愛の精神を大切にし、情操教育やボランティア活動にも力を入れています。
勉強一辺倒ではなく、品格ある女性を育てる場として評価されています。
入試の傾向
かつてはペーパーテストを行わず、行動観察や個別テスト中心でしたが、近年はペーパーが復活するなど傾向が変わっています。
子どもらしさや素直さが重視され、作り込まれた優等生よりも自然な活発さや家庭の温かい愛情を受けた子どもが選ばれる傾向があります。
3. 【横浜】横浜雙葉小学校:神奈川の伝統と規律を重んじる名門

横浜雙葉は神奈川県内で最難関の女子小学校の一つで、伝統と規律を重視した教育が特徴です。
学校の特徴
しつけやマナーに厳しく、古き良きカトリック校の雰囲気を色濃く残しています。
進学実績も高く、神奈川の女子エリート教育の拠点として位置づけられています。
入試の傾向
ペーパーテストは神奈川エリアでトップレベルの難易度です。
巧緻性も重視され、手先の器用さや生活習慣(紐結びや箸使いなど)が厳しくチェックされます。
生活の丁寧さが評価される傾向にあります。
4. よくある誤解とその真実

雙葉3校に関してよくある誤解を整理し、正しい情報をお伝えします。
① 姉妹校だから転校できる?
原則として3校間での転校制度はありません。
親の転勤など特別な事情がある場合を除き、それぞれ別の学校として考える必要があります。
② 制服は同じ?
紺色のセーラー服型が基本ですが、リボンの形やライン、校章のデザインが微妙に異なります。
通な方なら後ろ姿だけでどの雙葉か判別できると言われています。
③ 共働きは不利?
かつては不利とされましたが、現在は変化しています。
田園調布雙葉ではアフタースクールの導入や理解が進み、四谷も母親のキャリアを問わない傾向にあります。
ただしPTA活動や宗教行事への参加は必須で、公立校のような放置は許されない点に注意が必要です。
5. まとめ:お子さまに合う雙葉はどこか?

三つの雙葉はそれぞれ異なる魅力と特色を持っています。
四谷雙葉:知力・体力・精神力のすべてでトップを目指すスーパーガール向けです。
将来は医師や官僚、研究者など社会の第一線で活躍してほしいご家庭に適しています。
田園調布雙葉:穏やかで家庭的な環境で心を豊かに育てたい方に向いています。
競争よりも愛と奉仕の精神を身につけさせたいご家庭におすすめです。
横浜雙葉:伝統と規律の中できちんとしたお嬢様に育てたい方に適しています。
神奈川県在住で高い学力と品格の両方を求めるご家庭に向いています。


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