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学習院初等科の入試対策|個別テスト・行動観察・保護者面接と願書の準備【2027年度】

2027年度入試(2026年実施) | 東京都新宿区・共学 | 公式の入試説明会ページ・Q&Aで確認

学習院初等科の入試対策の要点

  • 公表されている選考は「かんたんな考査、保護者面接」。考査は11月1日〜5日のうち1日
  • 考査はペーパーのない個別テスト中心と言われ、口頭で答える力と生活習慣が問われる
  • 面接は父母のみ(子どもは同席しない)。願書は「表面の枠内」に収めるのがルール
募集人員約80名男女各約40名
考査日11月1日〜5日うち1日
合格発表11月7日Webのみ

学習院初等科が公表している選考内容は「かんたんな考査、保護者面接」だけです。過去の受験者の情報では、考査にペーパーテストはなく、先生と1対1で口頭で答える個別テスト、集団での行動観察、運動で構成されると言われています。

話を聞いて自分の言葉で答えられるか、物や人にていねいに接することができるか――問われるのは、ふだんの生活で身につく力です。この記事では、公式の入試説明会ページとQ&A(全19問)で確認できることを整理したうえで、考査の項目別の準備、願書の書き方の注意点、保護者面接、1年生の生活まで、受験家庭が知っておきたいことをまとめました。倍率や併願については学習院初等科の倍率は約9倍|2027年度の試験内容・日程・併願・学費で詳しく解説しています。

目次

公式情報で確認できる入試のしくみ

項目 内容(2027年度・令和9年4月入学)
募集人員 男女各約40名、計約80名
受験資格 令和2年4月2日〜令和3年4月1日に生まれた者
試験要項 冊子で販売(1部1,000円)。2026年は9月1日〜30日に初等科で販売
入試説明会 Webで実施(9月1日〜11日)。パスワードは試験要項に記載
出願 Web申込(9月11日〜23日)のうえ、入学願書等を郵送(10月1日・2日必着)
選考 「かんたんな考査、保護者面接」。考査は11月1日〜5日のうち1日
合格発表 11月7日 Web(掲示板での発表はなし)
発表後 合格者・補欠合格者は必要書類を受け取りに初等科へ(10:00〜12:00)
入学手続 11月9日

出典:学習院初等科 公式サイト「入試説明会」「入学案内」/2026年10月確認

ほかの学校と違い、詳しい試験要項は有料の冊子で、入試説明会もWeb配信という形です。冊子の販売期間を逃すと、説明会のパスワードも手に入りません。年長の夏には販売時期を確認しておきましょう。

なお、合格発表では補欠合格者も案内されます。繰り上げの方法や人数は公表されていません。

学校が大切にしていること

初等科長は、学校が「自重互敬」と「正直と思いやり」を大切にし、豊かな人間関係の土台を育んできたと述べています。「自重互敬(自らを重んじ、互いに敬う)」は、戦後の学習院院長・安倍能成から受け継がれてきた精神です。「新奇に走らず、旧習にとらわれず」という言葉も、学校の姿勢をよく表しています。

教育目標は、中心となる「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」と、それを支える4つの目標で構成されています。

  • 進んで工夫し、努力する子ども
  • 真心を持って人や物に接する子ども
  • 美しさを感じとる心の豊かな子ども
  • 健康や安全に心がけ、進んで体を鍛える子ども

公式サイトには「自分の目で確かめ、自分の頭で考える自発的、創造的な学習態度を重んじ」るとあります。児童には「初等科生活のきまり」という小冊子が配られ、あいさつ、身だしなみ、清潔、登下校の安全などが具体的に示されています。

入試に向けて家庭で意識したいこと

  • 公式Q&Aは、入試までに「年齢相応の基本的な生活習慣を身につけておくことがとても大切」と答えている
  • 「真心を持って人や物に接する」:あいさつ、道具の扱い、片付け
  • 「自分の考えを持つ」:理由をつけて自分の言葉で話す

考査の全体像(受験者の情報から)

考査の中身を学校は公表していません。過去の受験者の情報などでは、次の3つで構成されると言われています。

項目 言われている形式 主に見られると言われること
個別テスト 先生と1対1。口頭で答える、具体物を操作する 話を聞く力、記憶・数量・言語・常識、答え方
集団テスト・行動観察 数人のグループで遊びや制作 協調性、ルールを守る、片付け
運動テスト ボール運動、リズム体操など 指示の理解、最後まで取り組む姿勢

上の内容は受験情報によるもので、学校が公表しているものではありません。年度によって変わることもあります。

個別テスト対策:口頭で答える練習を積む

個別テストは考査の中心と言われます。先生の質問に口頭で答えたり、積み木などを使って作業したりします。出題される分野は、お話の記憶、数量、言語、常識など、ペーパーテストと重なります。

違いは答え方です。鉛筆で丸をつけるのではなく、自分の口で、相手に伝わるように説明する必要があります。正解がわかっていても、言葉にできなければ伝わりません。

家庭でできる練習

  • 読み聞かせのあとに「だれが出てきた?」「最後にどうなった?」と口頭で質問する
  • おはじきやお菓子を使い、数を数えたり分けたりしながら「いくつになった?」と答えさせる
  • 市販のプリントを、指さしと言葉で答える形に置き換える
  • わからないときに黙らず、「わかりません」「もう一度お願いします」と言えるようにする

親が先生役になり、机をはさんで向かい合うと、本番の雰囲気に近づきます。答えを急かさず、最後まで言い切るのを待つことが大切です。

言葉づかいと姿勢

1対1の場面では、受け答えのていねいさも自然と目に入ります。「〜です」「〜ます」で答える、相手の目を見て話す、椅子に座って姿勢を保つ、といったことは短期間では身につきません。初等科では国語の時間に硬筆習字や文法、表現法を独自のテキストで学んでいて(公式Q&A)、言葉をていねいに扱う姿勢を重んじる学校です。

集団テスト・運動テストの準備

集団テストでは、数人のグループで協力が必要な遊びや制作に取り組むと言われます。見られるのはリーダーシップよりも、友だちの話を聞く、順番を守る、困っている子に声をかけるといった姿です。遊びの最後に片付けまでできるかも、ふだんの生活が表れるポイントです。

  • 公園や習い事で、きょうだい以外の子と遊ぶ機会をつくる
  • 家での遊びも「終わったら片付ける」までを1セットにする
  • 意見が通らなかったときの気持ちの切り替えを、親子で話し合う

運動テストは、ボール運動やリズム体操など基本的な動きが中心と言われます。先生の説明を一度で聞き取り、そのとおりに動けるかが見られます。「先に○○をして、次に△△をする」といった2段階の指示に従う遊びを取り入れましょう。行動観察の全体像は小学校受験の行動観察とは?見られるポイントと家庭での練習法で紹介しています。

願書:公式Q&Aで示された書き方のルール

学習院初等科の公式Q&Aには、願書の書き方についての質問が多く載っています。

質問 公式の回答(要旨)
海外の幼稚園に通っていた 現在の幼稚園を書き、欄の余白に国名・幼稚園名・在園期間を書く
固定電話がない 携帯電話の番号でよい
兄弟姉妹が3人以上いる 横線を加えて記入欄を増やす
兄弟姉妹の学校名 差し支えなければ学校名と学年を書く
入学願書2の裏面使用・用紙の追加 不可。表面の指定された枠内に収める
写真票の服装 規定はなく、どんな服装でもよい

出典:学習院初等科 公式サイト「Q&A」/2026年10月確認

とくに「指定された枠内に収める」は大切なルールです。伝えたいことを詰め込むより、教育目標と家庭の方針が重なる部分を1つか2つに絞り、具体的なエピソードで書くと、限られた枠でも伝わります。「伝統がある」「環境がよい」といった理由だけでは、ほかの学校にも当てはまってしまいます。

また、願書や面接で「学習院初等部」と書いたり言ったりしないよう注意しましょう。正しくは「初等科」です。書き方の基本は小学校受験の願書の書き方|学校別のポイントと準備スケジュール【2027年度】でもまとめています。

保護者面接:父母だけで受ける短い面接

公式Q&Aによると、面接は「保護者(父母)の方のみ」で、子どもは同席しません。父母以外の親類が出席することは「ご遠慮いただいています」。試験日時の変更もできません。

面接の時間や質問数は公表されていませんが、過去の受験者の情報では5〜7分程度、質問は2問ほどだったという報告が多いようです。時間が短いため、長く話すと要点が伝わりません。志望理由や子育てで大切にしていることは、1つの質問に1分程度で答えられるよう、父母で内容をすり合わせておきましょう。

準備しておきたいこと
  • 志望理由(願書と食い違わないように)
  • 家庭で大切にしている教育方針
  • 子どもの長所と、最近成長したこと
  • 説明会や見学会で印象に残ったこと
避けたいこと
  • 暗記した文章を読み上げる
  • 父母の一方しか答えられない
  • 「初等部」と言い間違える
  • 他校の話を比較として持ち出す

面接でよく聞かれる質問は小学校受験の面接でよく聞かれる質問50|子ども・保護者別の答え方のポイントと例を参考にしてください。

入学後の生活を知っておく

志望理由を考えるときも、面接で聞かれたときも、入学後の生活を具体的に知っていると話しやすくなります。

項目 公式に紹介されている内容
所在地・通学 新宿区若葉1-23-1、四ツ谷駅徒歩8分。迎賓館前のゆりのき並木を通って登校
一日の流れ 8:00 校庭で遊ぶ → 8:20 朝礼・ラジオ体操・読書 → 8:50 授業 → 12:30 給食 → 16:00ごろ下校(学年で異なる)
給食 食堂で。1・2年生は一緒に、3年生からは学年ごと
授業 低学年から専科制を取り入れ、5・6年生は完全専科制。英語は3年生から(3・4年週1時間、5・6年週2時間)
水泳 6月中旬〜9月初旬に夏季時間割を組み、学年ごとに週2コマ
校外学習 秩父(初めての宿泊)、館山、東北、雪の学校、修学旅行(奈良・飛鳥)など
通学 同じ方面の児童で学年をまたぐ「通学グループ」をつくり、各学期に集まる

出典:学習院初等科 公式サイト「一日の生活」「入学してからの一年」「Q&A」/2026年10月確認

保護者の関わりについても公式Q&Aに説明があります。1年生は、一人で安全に通えるようになるまで送迎をお願いしていて、1学期の最初の3日間ほどは午前中の参観と送り迎えがあります。父母会は各学期に1〜2回、個人面談は1回です。共働きの家庭は、入学直後の送迎の分担も早めに考えておくと安心です。

卒業後は学習院中等科(男子)・学習院女子中等科へ進む子どもが多く、公式サイトでも多くが進学すると紹介されています。ただし、進学の基準そのものは公式サイトに明記されていません。学費は学習院初等科の学費|2026年度の初年度納入金と6年間の総額・制服とランドセルにまとめています。

時期ごとの進め方

時期 中心にすること
年中 あいさつ・片付け・お手伝いの習慣。読み聞かせと「理由をつけて話す」会話
年長の春(4〜5月) 私立小学校展(4月下旬)や学校説明会(5月)で学校を知る。個別テスト形式の練習を始める
年長の夏(6〜8月) 行動観察・運動を教室や講習で経験。願書の下書きと父母での方針のすり合わせ
9月 試験要項(冊子)を購入し、Web入試説明会を視聴。学校見学会(9月上旬)。Web出願
10月 願書を郵送(10月1日・2日必着)。面接の練習。生活リズムを整える
11月 考査(1日〜5日のうち1日)→ 合格発表(7日)→ 手続(9日)

2026年は学校説明会が5月9日(子どもは入構不可)、学校見学会が9月5日(保護者1名と子ども1名)に行われ、どちらも予約制でした。公式サイトでは、説明会・見学会への参加は入試の合否に関係しないと明記されています。

受験家庭が抱きやすい不安

😟学習院にゆかりのない家庭でも大丈夫か
💡公式Q&Aで「入試はどなたにも開かれた形で公正に行います」と答えています。
😟ペーパーがないなら、プリント学習は不要?
💡個別テストで問われる記憶・数量・言語・常識は、プリントで学ぶ分野と重なると言われます。プリントを使いながら、答え方を口頭に置き換えて練習するとよいでしょう。
😟説明会に参加できなかった
💡公式サイトで、説明会・見学会の参加は合否に関係しないと明記されています。Webの入試説明会は試験要項を購入すれば視聴できます。
😟子どもが人見知りで、1対1で話せるか心配
💡祖父母や近所の大人など、親以外の大人と話す機会を少しずつ増やしていきます。まずは「はい」「わかりません」をはっきり言えることが第一歩です。

よくある質問

Q. 学習院初等科の試験内容は公表されていますか?

公式に示されているのは「かんたんな考査、保護者面接」だけです。個別テスト・集団テスト・運動テストという構成は、受験者の情報などで言われているものです。

Q. 子どもの面接はありますか?

ありません。公式Q&Aで、面接は保護者(父母)のみと説明されています。子どもが先生と話すのは考査の場面です。

Q. 父母の一方が出席できない場合は?

公式には、父母以外の親類の出席は遠慮してほしいとされています。父母どちらかしか出席できない場合の扱いは公表されていないため、試験要項で確認するか学校に問い合わせましょう。

Q. 補欠合格はありますか?

あります。合格発表後、合格者とともに補欠合格者も必要書類を受け取りに来校するよう案内されています。繰り上げの方法は公表されていません。

Q. 対策はいつから始めればよいですか?

生活習慣や会話の力は短期間では身につかないため、年中のうちから少しずつ始めると余裕が持てます。

まとめ:ふだんの生活と言葉が、そのまま対策になる

  • 公表されている選考は「かんたんな考査、保護者面接」。詳しい要項は有料の冊子
  • 考査はペーパーのない個別テスト中心と言われ、口頭で答える力が大切
  • 面接は父母のみ。短い時間で家庭の方針を伝えられるよう準備する
  • 願書は「表面の枠内に収める」など、公式Q&Aのルールを守る
  • 説明会への参加は合否に関係しない(公式)。入試は「どなたにも開かれた形で公正に」

倍率・日程・学費を含む入試全体は学習院初等科の倍率は約9倍|2027年度の試験内容・日程・併願・学費でまとめています。

出典:学習院初等科 公式サイト(入試説明会・説明会/見学会・Q&A・科長の話・教育目標・一日の生活・入学してからの一年)(2026年10月確認)。考査の構成や面接の時間は受験情報によるもので、学校が公表しているものではありません。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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