MENU
カテゴリー

学習院初等科の入試対策|個別テスト・行動観察・願書・保護者面接の準備

学習院初等科入試対策|面接・願書・個別テストのポイント解説1

学習院初等科の考査にペーパーテストはありません。先生と1対1で答える個別テスト、集団テスト、運動テストと、保護者面接で選考されます。対策の中心は「口頭で答える力」と「ふだんの生活習慣」です。

学習院初等科の入試は、プリントを何枚解いたかよりも、話を聞いて自分の言葉で答えられるか、物を丁寧に扱えるかが問われる形式です。そのため、家庭での過ごし方がそのまま対策になります。

この記事では、考査の項目ごとに家庭でできる準備と、願書・保護者面接の考え方をまとめました。倍率や日程、ほかの難関校との比較は学習院初等科の倍率は約9倍|2027年度の試験内容・日程・併願・学費で詳しく解説しています。

目次

考査の全体像

学校が公表している選考内容は「かんたんな考査、保護者面接」です。考査は11月1日〜5日のうち学校が指定する1日に行われ、内容は次の3つで構成されています。

項目 形式 主に見られること
個別テスト 先生と1対1。口頭で答える、具体物を操作する 話を聞く力、記憶・数量・言語・常識、答え方
集団テスト・行動観察 数人のグループで遊びや制作 協調性、ルールを守る、片付け
運動テスト ボール運動、リズム体操など 指示の理解、最後まで取り組む姿勢

出典:学習院初等科公式サイト「入試説明会」(令和9年度4月入学)、受験パス「学習院初等科|小学校受験の傾向と対策」、お受験プリント「学習院初等科」/2026年10月確認

個別テスト対策:口頭で答える練習を積む

1対1で受け答えの練習をする親子

個別テストは、学習院初等科の考査の中心です。先生の質問に口頭で答えたり、積み木などの具体物を使って作業したりします。出題されるのは、お話の記憶、数量、言語、常識といった、ペーパーテストでも問われる分野です。

違いは答え方にあります。鉛筆で丸をつけるのではなく、自分の口で、相手に伝わるように説明しなければなりません。正解がわかっていても、うまく言葉にできなければ評価につながりにくい形式です。

家庭でできる練習

  • お話を読み聞かせたあと、「誰が出てきた?」「最後にどうなった?」と口頭で質問する
  • おはじきやお菓子を使って、数を数えたり分けたりしながら「いくつになった?」と答えさせる
  • 市販のプリントを、指さしと言葉で答える形に置き換える
  • 「わからない」ときに黙り込まず、「わかりません」「もう一度お願いします」と言えるようにする

親が先生役になり、机をはさんで向かい合う形で練習すると、本番の雰囲気に近づきます。答えを急かさず、最後まで言い切るのを待つことが大切です。

言葉づかいと姿勢

1対1の場面では、受け答えの丁寧さも自然と目に入ります。「〜です」「〜ます」で答える、相手の目を見て話す、椅子に座ったまま姿勢を保つといったことは、短期間では身につきません。日々の会話の中で、少しずつ習慣にしていきましょう。

集団テスト・行動観察対策:遊びから片付けまで

集団テストでは、数人のグループで協力が必要な遊びや制作に取り組みます。過去には風船運びやごっこ遊びといった課題が報告されています。

ここで見られるのは、リーダーシップよりも、友達の話を聞く、順番を守る、困っている子に声をかけるといった姿です。遊びの最後に片付けまできちんとできるかも、ふだんの生活がそのまま表れるポイントです。

  • 公園や習い事で、きょうだい以外の子と一緒に遊ぶ機会をつくる
  • 家庭での遊びも「終わったら片付ける」までを1セットにする
  • 自分の意見が通らなかったときの気持ちの切り替えを、親子で話し合う

運動テスト対策:基本の動きと指示の聞き取り

運動テストは、ボールを使った運動やリズムに合わせた体操など、基本的な動きが中心です。難しい技は求められません。

大事なのは、先生の説明を一度で聞き取り、そのとおりに動けることです。外遊びの中で、ボールを投げる・受ける、ケンケン、スキップなどの基本動作に親しんでおきましょう。「先に◯◯をして、次に△△をする」といった2段階の指示に従う遊びも効果的です。

願書:学校の教育目標と家庭の方針をつなげる

2027年度入試の出願は、Webで申し込んだあと、書類を郵送する流れでした。願書に書く志望理由は、保護者面接での受け答えの土台にもなります。

学習院初等科は、教育目標として次の5つを掲げています。

  • 進んで工夫し、努力する子ども
  • 真心を持って人や物に接する子ども
  • 美しさを感じとる心の豊かな子ども
  • 健康や安全に心がけ、進んで体を鍛える子ども
  • 真実を見分け、自分の考えを持つ子ども

「伝統がある」「環境がよい」といった一般的な理由だけでは、ほかの学校にも当てはまってしまいます。家庭で大切にしてきたことと、この教育目標が重なる部分を、具体的なエピソードで書くと、学習院を選んだ理由がはっきり伝わります。

願書や面接で「学習院初等部」と書いたり言ったりしないよう注意しましょう。正しくは「初等科」です。

願書の書き方の基本は、小学校受験の願書の書き方|学校別のポイントと準備スケジュール【2027年度】でもまとめています。

保護者面接:短い時間で家庭の方針を伝える

受付で名前を伝える親子

学習院初等科の面接は保護者面接で、両親で出席する家庭が一般的です。時間は5〜7分程度、質問は2問ほどだったという報告が多く見られます。

時間が短いため、長く話すと要点が伝わりません。志望理由や子育てで大切にしていることは、1つの質問に1分程度で答えられるよう、両親で内容をすり合わせておきましょう。

  • 志望理由は、願書に書いた内容と食い違わないようにする
  • 暗記した文章を読み上げるのではなく、自分の言葉で話す
  • 父親・母親のどちらが答えてもよいように、家庭の方針を共有しておく

面接でよく聞かれる質問と答え方の例は、小学校受験の面接でよく聞かれる質問50|子ども・保護者別の答え方のポイントと例を参考にしてください。

よくある質問

Q. ペーパー対策のプリント学習は不要ですか?

考査にペーパーテストはありませんが、個別テストで問われる記憶・数量・言語・常識は、プリントで学ぶ分野と重なります。プリントそのものは使ってかまいません。答え方を口頭に置き換えて練習しましょう。

Q. 子どもへの面接はありますか?

学校が公表している面接は保護者面接です。子どもが先生と話すのは、個別テストの場面になります。

Q. 対策はいつから始めればいいですか?

生活習慣や会話の力は短期間では身につかないため、年中のうちから少しずつ始めると余裕が持てます。年中から考査までの流れは、学習院初等科の倍率は約9倍|2027年度の試験内容・日程・併願・学費の準備スケジュールにまとめています。

まとめ:ふだんの生活そのものが対策になる

学習院初等科の考査は、ペーパーテストのない個別テスト中心の形式です。知識を詰め込むよりも、話を最後まで聞く、自分の言葉で答える、物を丁寧に扱うといった力が問われます。

こうした力は、家庭での会話や遊び、お手伝いの中で育っていきます。毎日の生活を少しずつ整えていくことが、学習院初等科へのいちばん確実な準備です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

コメント

コメントする

目次