小学校受験をするか迷ったら、頭の中で考え続けるより、①夫婦で目的と家計を整理する、②学校を実際に見に行く、③期間を決めて準備を試してみる、の3つの行動を起こしてみましょう。実際に動いてみると、受験が家庭に合うかどうかが見えてきます。
「本当に必要なのか」「家計は大丈夫か」「子どもに向いているか」。小学校受験を考え始めると、さまざまな迷いが出てきます。迷ったまま準備を始めると、途中で親子ともに苦しくなることもあります。
この記事では、受験するかどうかを後悔なく決めるために、決める前に試したい3つの行動を紹介します。
3つの行動の全体像
| 行動 | やること | わかること |
|---|---|---|
| 1. 夫婦で整理する | 受験の目的を話し合い、費用を試算する | 受験する理由と、無理のない予算 |
| 2. 学校を見に行く | 説明会・公開行事・登下校の様子を見る | 家庭の考えに合う学校があるか |
| 3. 準備を試してみる | 2〜3か月、体験授業や家庭学習を続けてみる | 子どもと家庭の生活に合うか |
行動1:夫婦で受験の目的と家計を整理する
「なぜ受験するのか」を言葉にする
「私立のほうが良さそう」という理由だけでは、迷いは晴れません。「なぜ私立が良いと思うのか」「その学校で子どもにどんな経験をしてほしいのか」と、理由を何度か掘り下げてみましょう。目的がはっきりすると、公立小学校と習い事で十分なのか、私立の環境が必要なのかを判断しやすくなります。
夫婦の考えの違いを確かめる
夫婦の考えが違ったまま始めると、途中で意見がぶつかったり、結果が出たときに責め合ったりすることにつながります。お互いが受験に何を期待し、何が不安なのかを出し合い、二人が納得できる形を探しましょう。
家計の見通しを立てる
準備費用は年長の1年間で100万〜200万円程度、入学後は都内の主要な私立小学校で6年間の学校納付金が500万〜890万円程度です。きょうだいの教育費や住宅ローン、収入が変わったときのことも考えて、無理のない範囲かどうかを確かめましょう。費用の目安は小学校受験の費用はいくら?平均の目安と内訳・家計管理と節約のポイントと私立小学校の学費は6年間でいくら?主要校の初年度納入金と公立+中学受験の比較で紹介しています。
行動2:学校を実際に見に行く
インターネットの口コミや偏差値だけで判断せず、学校の雰囲気を自分の目で確かめましょう。
- 学校説明会:教育方針や学校生活について、学校から直接話を聞ける
- 公開行事(運動会・学習発表会など):子どもたちの様子や先生の関わり方がわかる
- 登下校の時間帯:子どもたちの表情やマナー、通学の様子が見られる
- 保護者の雰囲気:入学後に長く付き合う保護者の様子も参考になる
いくつかの学校を見ても「ここに通わせたい」と思える学校がなければ、それも大切な判断材料です。国立や公立との違いは公立・私立・国立小学校の違い|入り方・学費・通学・教育内容を比較で紹介しています。
行動3:期間を決めて準備を試してみる
本格的に始める前に、2〜3か月ほどの「お試し期間」をつくってみましょう。幼児教室の体験授業や短期講習を受けたり、市販の問題集で家庭学習を続けたりして、次の点を見てみます。
| 見ること | チェックのポイント |
|---|---|
| 子どもの様子 | 楽しんで取り組めているか。嫌がったり、疲れすぎたりしていないか |
| 親の負担 | 送迎や家庭学習を、毎日の生活に無理なく組み込めるか |
| 子どもの変化 | 話を聞く姿勢、あいさつ、集中力などに良い変化があるか |
家庭学習の始め方は初めての小学受験対策|家庭で始める5つの準備と進め方、教室を始める時期の目安は小学校受験の塾はいつから?年少・年中・年長別の開始時期と注意点で紹介しています。
動いてみたあとの決め方
3つの行動を通して、「この学校に通わせたい」「子どもも楽しんでいる」と感じたら、自信を持って準備を進めましょう。反対に、「家計が厳しい」「公立でも十分」「生活が回らない」と感じたら、受験しないことも合理的な選択です。やるか、やらないかより、家族が納得して選んだ道であることが大切です。
すでに準備を始めていて、続けるかどうかで迷っている場合は小学校受験を続けるかやめるか迷ったら|判断のチェックリストと見直し方を参考にしてください。
よくある質問
Q. 何歳までに決めればいいですか?
多くの家庭は年中のうちに受験するかを決め、準備を本格化させます。年長の春からでも間に合う学校はありますが、志望校によっては早めの準備が必要です。
Q. お試しで幼児教室に入ってもいいですか?
体験授業や短期講習を利用して、子どもとの相性を確かめる家庭も多くあります。入会する場合は、途中で退会するときの手続きも確認しておきましょう。
Q. 子どもの意思はどう確かめればいいですか?
5〜6歳の子どもに受験するかどうかを判断させるのは難しいため、親が決めることになります。体験授業や学校見学のときの子どもの表情や言葉を、判断の材料にしましょう。


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