小学校受験を迷っている親御さんが、判断材料として自分自身に問いかけてほしい5つの質問をお伝えします。
こんにちは。お受験ラボ編集部です。
「小学校受験をさせるべきかどうか」で悩み、なかなか一歩を踏み出せずにいる方は多いかと思います。
私たちは15年以上、多くのご家庭と向き合ってきましたが、本気で迷っている親御さんほど、子どものことを真剣に考えている証だと感じています。
この記事でわかること:小学校受験を決める前に親御さんが自問すべき5つの質問と、その答え方のポイントがわかります。
質問1|なぜ小学校受験をさせたいのか?目的を一言で言えますか?

受験の動機をシンプルにまとめられているかどうかが、今後の準備の軸になります。
まず最初にお聞きしたいのは、「なぜ、小学校受験をさせたいと思いましたか?」ということです。
よく伺う理由には、
- 教育環境の良い学校で学ばせたい
- 公立より落ち着いた環境で育てたい
- いじめや学級崩壊が心配
- 大学受験まで見据えた一貫教育に魅力を感じる
などがあります。どれも立派な理由ですが、ここで一度、もっと本音の部分まで掘り下げてみてください。
例えば、
- 周りも受けるから置いていかれたくない
- 特定の小学校に通わせていると言えたら安心する
- 自分が叶えられなかった進路を子どもに託したい
こうした感情があっても問題ありません。
大切なのは、「それでも、いちばんはこの子のためだと言い切れるかどうか」です。
まずは、こう書き出してみましょう。
「私たちが小学校受験を考える一番の理由は、____だから」
ここが言葉にできれば、すでに半分は前に進んでいると言えます。
質問2|全ての志望校に不合格でも「やってよかった」と言えますか?

結果ではなく、受験の過程に価値を見出せるかどうかが大切です。
この質問は、少し胸に刺さるかもしれません。
「もしすべての志望校にご縁がなかったとしても、“やってよかったね”と言えると思いますか?」
この問いに対して、
- 正直、そう思えないかもしれない
- 不合格=失敗という感覚が強い
と感じるなら、一度立ち止まるサインかもしれません。
小学校受験にはどうしても運の要素が絡むため、倍率が高い学校では実力や相性が合っていても落ちることが普通にあります。
質問3|公立小学校の選択肢を本気で調べましたか?

「公立は妥協案」という思い込みがないか、改めて確認しましょう。
三つ目の質問は、「公立小学校をきちんと調べることにも、同じくらい時間をかけましたか?」ということです。
先輩ママたちからは、「公立をちゃんと見ておけばよかった」「私立じゃないとダメ、という思い込みが強すぎた」という後悔の声がよく聞かれます。
本気で私立を考えるなら、本気で公立も調べることが大切です。
これは矛盾ではなく、むしろセットで考えるべきと言われています。
- 学区の公立小学校の評判
- 学校公開や説明会への参加
- 実際に通う子どもや保護者の声
これらを踏まえたうえで、「それでも、うちの価値観には私立・国立の方が合う」と感じるなら、小学校受験には十分な意味があると言えるでしょう。
質問4|時間・お金・心の余裕はどこまで出せますか?

小学校受験に必要な3つのリソースを見極めることが重要です。
四つ目は、非常に現実的な問いです。
「時間・お金・メンタル、それぞれどこまで出せますか?」
小学校受験には大きく分けて、
- 時間
- お金
- 心の余裕
の3つが必要と言われています。
時間のチェックポイント
お金のチェックポイント
年間の塾代や講習費、模試代、願書写真、考査服、交通費などの諸費用に加え、入学後の学費や寄付、通学費も考慮する必要があります。
ここで重要なのは、「払えるかどうか」ではなく、「無理なく出せる上限」を夫婦で共有しておくことです。
心の余裕のチェックポイント
仕事・家事・育児で既に限界ギリギリではないか、模試の結果で一日中落ち込むタイプかどうか、不安を吐き出せる相手(友人や専門家)がいるかなどを確認しましょう。
質問5|この子にとっての“いちばんの幸せ”をどうイメージしていますか?
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進路だけでなく「生き方」を描けているかどうかが重要です。
最後の質問は、最も大切でありながら答えにくいものです。
「この子が将来、どんなふうに生きていたら“幸せ”だと思いますか?」
例えば、
- 好きなことを見つけ、それを深めている
- 自分のことを肯定できる
- 人間関係で大きく悩まず、信頼できる友達がいる
- 仕事や家庭を自分なりに大切にできている
など、答えは家庭ごとに異なって構いません。
ここで考えてほしいのは、
その幸せのイメージと“小学校受験”は本当に結びついているかどうかということです。
- 「この子の個性を伸ばしたい」→ 少人数制や個別性を重視する私立小学校はプラスに働きやすい
- 「のびのび、多様な子どもと触れ合ってほしい」→ 地元の公立小学校と放課後の習い事の組み合わせも十分に良い選択肢
幸せのイメージと受験の方向性がずれていると、どこかで無理が生じてしまうことがあります。
5つの質問の答えから見える、今のあなたの立ち位置チェック

書き出した答えを整理すると、ご家庭の現状はおおよそ次のどれかに当てはまることが多いです。
A:今すぐ動き出してよい段階(GO)
- 受験の目的がはっきり言語化できている
- 全落ちでも「やってよかった」と言えるイメージが持てる
- 公立も調べたうえで「やはり私立・国立が合う」と感じる
- 時間・お金・心の余裕がある程度確保できそう
- 子どもの幸せのイメージと受験の方向性がつながっている
この場合は、説明会や塾の体験など、具体的な一歩を踏み出して問題ないでしょう。
B:少し整えてから考え直したい段階(HOLD)
- 目的がぼんやりしている
- 公立の情報がほとんどない
- 経済的な不安が大きい
- 夫婦間で温度差が激しい
この場合は、今すぐ決める必要はありません。
1〜3ヶ月かけて情報を集め、夫婦で話し合う時間を意識的に作るなど、“準備期間”として活用しましょう。
C:一度やめる・先送りを検討したい段階(STOP)
- 不合格=親としての失敗だと感じてしまう
- 時間もお金もどう考えてもギリギリ
- 子どもより親の見栄や恐れが強く出ている
- 受験のことを考えると憂うつでたまらない
この場合は、小学校受験ではなく「中学受験」や「高校からの私立」など、別のタイミングでの選択肢を真剣に検討した方が、結果的に子どものためになることも多いと言われています。
おすすめ参考図書|迷いを整理したい親御さんへ
最後に、「受験するかどうか」の段階で読むと役立つ本を紹介します。
どれも、一度立ち止まって考えるための材料として活用できる内容です。


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