小学受験塾の宿題が多くて終わらないときは、全部をこなそうとせず、先生に優先順位を確認して平日と週末に振り分けるのが基本です。子どもが宿題を嫌がるようになったら、量や進め方を見直すサインと考えましょう。
仕事から帰ると、手つかずのプリントがたまっている。共働き家庭では、教室の宿題が大きな負担になりがちです。宿題の量や形式は教室やクラスによって違いますが、年長の夏以降、講習が増える時期には宿題も増える傾向があります。
この記事では、小学受験塾の宿題の内容と、終わらないときの対処法、平日と週末の振り分け方を紹介します。
小学受験塾の宿題はどんな内容?
| 宿題の種類 | 内容の例 | 家庭での負担 |
|---|---|---|
| ペーパー | 図形・数量・言語・記憶・常識などのプリント | 枚数が多いと毎日の時間が必要 |
| 制作・巧緻性 | はさみ、ちぎり、ひも結び、折り紙など | 材料の準備と片付けに時間がかかる |
| 絵画 | テーマにそった絵を描く | 落ち着いて取り組める時間が必要 |
| 生活・体験 | お手伝い、季節の行事、生き物や植物の観察など | 日常の中でできるが、親の声かけが必要 |
教室によって、ペーパー中心のところもあれば、制作や行動観察の練習まで含むところもあります。教室を選ぶ段階で、宿題の量や形式を聞いておくと、入ってからのギャップを防げます。
宿題が終わらないときの5つの対処法
1. 先生に優先順位を聞く
「必ずやってほしいもの」「できればやってほしいもの」「余裕があればでよいもの」を先生に確認しましょう。宿題はカリキュラムの一部として組まれていますが、すべてを同じ重さでこなす必要はありません。
2. 平日と週末に振り分ける
平日は短い時間でできるペーパーを中心にし、制作や絵画など時間のかかるものは週末に回すと、無理なく進められます。
3. 親がつきっきりにならない工夫をする
一人で取り組める課題を選んで子どもに任せ、丸付けや解き直しはあとでまとめて見る方法もあります。平日の夜は「やったかどうか」の確認だけにして、内容は週末に一緒に見直すのも一つの方法です。
4. 夫婦で分担する
宿題を見る役割が一人に偏ると、負担が大きくなります。丸付けはだれ、制作の材料の準備はだれ、と担当を分けておきましょう。直接宿題を見られない日も、夕食の準備や翌日の持ち物の確認を引き受けるだけで、負担は軽くなります。
5. 量そのものを相談する
それでも回らない場合は、面談などで「家庭で取れる時間はこのくらい」と具体的に伝え、量や内容を調整できないか相談しましょう。家庭の事情を伝えることは、決して恥ずかしいことではありません。
平日と週末の振り分けの例
| 曜日 | 取り組む宿題の例 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 月〜金(朝) | ペーパー2〜3枚 | 15分 |
| 月〜金(夜) | ペーパーの解き直し、はさみや折り紙の練習 | 15〜20分 |
| 土曜日 | 教室の日。授業の内容を夕方に軽く振り返る | 15分 |
| 日曜日 | 制作・絵画、1週間分の見直し | 30〜40分×2回 |
共働き家庭の1週間・1か月の時間配分の例は小学校受験の勉強時間の目安|共働き家庭の平日・週末・1か月の時間配分の例で紹介しています。
子どもが宿題を嫌がるときは
「もうやりたくない」「疲れた」と子どもが言い始めたら、やる気の問題と決めつけず、量や難しさ、時間帯が合っているかを見直しましょう。
- プリントを見ただけで泣いたり、怒ったりする
- 以前はできていた問題を、わざと間違える
- 寝る時間が遅くなり、朝起きられない日が続く
- 宿題の時間になると、おなかが痛いなど体の不調を訴える
こうした様子が続くときは、宿題の量を減らしてでも、子どもが前向きに取り組める状態を取り戻すことを優先しましょう。ストレスのサインと家庭でのケアは小学校受験で子どものSOSを見逃さないために|ストレスのサインと家庭でできるケアで紹介しています。
準備全体を見直したほうがよいとき
- 家庭の生活リズムと、教室のペースが合っていない
- 複数の教室や習い事を掛け持ちしていて、宿題が重なっている
- 「全部やらなければ」という焦りから、親子げんかが増えている
- 宿題をこなすことが目的になり、志望校の対策が後回しになっている
当てはまる場合は、教室の数や講習の取り方、志望校の選び方も含めて見直すタイミングかもしれません。教室との付き合い方は小学受験に塾は必要?メリット・デメリットと判断のポイント・使い方のパターンも参考にしてください。
よくある質問
Q. 宿題は全部やらないといけませんか?
必ずしも全部をこなす必要はありません。先生に優先順位を確認し、大切なものから取り組みましょう。できなかった分を気に病むより、取り組んだ内容をしっかり身につけるほうが大切です。
Q. 教室に「宿題を減らしたい」と相談してもいいですか?
相談してかまいません。家庭で取れる時間や子どもの様子を具体的に伝えると、優先する課題を教えてもらえたり、量を調整してもらえたりすることがあります。
Q. 祖父母やシッターに宿題を見てもらってもいいですか?
プリントに取り組む間の見守りをお願いするのは助かります。ただ、教え方が違うと子どもが混乱することもあるので、丸付けや解き直しは親が見るなど、役割を決めておきましょう。


コメント