小学校受験の費用は、年中より年長で大きく増え、特に年長の夏から秋に集中します。年長の1年間で100万〜200万円程度が一つの目安と言われ、出願の時期には受験料(私立は1校25,000〜30,000円が多い)、合格後すぐに入学金の支払いも重なります。時期ごとに何が必要かを知っておくと、予算を立てやすくなります。
この記事では、年中の秋から入学手続きまでを時期で区切り、かかる費用の種類と注意点を整理しました。費用の内訳と家庭のパターン別の目安は小学校受験の費用はいくら?平均の目安と内訳・家計管理と節約のポイント、塾代の考え方は小学校受験の塾代はいくら?習い事との違いと年間費用の目安・抑え方で紹介しています。
時期別にかかる費用
| 時期 | 主な費用 | ポイント |
|---|---|---|
| 年中の秋〜冬 | 幼児教室の入会金・通常授業、体験授業 | 大手教室の多くは11月に新学年が始まる。申込は春〜夏に会員区分ごとに始まることがある |
| 年中の春〜夏 | 通常授業、春期・夏期講習、模試 | 講習は必要な講座に絞りやすい時期 |
| 年長の春 | 通常授業、春期講習、模試、学校説明会への交通費 | 志望校の候補を決め、学校別講座の要否を考える |
| 年長の夏 | 夏期講習、学校別講座、専門教室(体操・絵画など) | 1年で最も支出が増えやすい |
| 年長の秋(出願・考査) | 直前講習、模試、受験料、受験用の服・靴 | 受験料は出願ごとにかかる |
| 合格発表直後 | 入学金・施設費などの入学手続き金 | 発表から数日以内に納める学校が多い |
| 入学前 | 制服・指定品、学用品、通学定期 | 私立は指定品だけで20万円を超える学校もある |
受験料と入学手続き金(公式の例)
| 学校 | 検定料 | 合格後の手続き(2027年度) |
|---|---|---|
| 雙葉小学校 | 25,000円 | 入学金270,000円を11月4日に納付 |
| 森村学園初等部 | 25,000円 | 入学金250,000円・施設設備資金145,000円を10月29日まで(施設設備資金は11月5日まで延納可) |
| 開智の小学校3校 | 30,000円(複数回・複数校でも1回分) | 入学手続時に450,000円 |
| 白百合学園小学校 | 30,000円 | 入学金400,000円を11月2日に納入 |
| 国立(横浜国大附属鎌倉小) | 3,300円 | 授業料はかからない |
私立を複数受ける場合、第一志望の発表より前に、併願校の入学金の期限が来ることがあります。一度納めた入学金は返金されないのが一般的なので、日程表に「発表日」と「入学金の期限」を並べて書き出しておきましょう。開智の合同入試のように、手続き金を振り替えられる仕組みや、延納できる学校もあります。
年中と年長でお金の使い方を変える
年中:基礎と習慣づくり
年中の1年間は通常授業が中心で、講習も年長ほど多くありません。この時期は、話を聞いて動く、身の回りのことを自分でする、道具を使うといった基礎を家庭と教室で育てる時期です。教室を増やすより、続けられるペースをつくることにお金と時間を使いましょう。
年長:志望校に合わせて絞る
年長の夏以降は、学校別講座や直前講習の案内が増えます。すべて申し込むと費用が大きく膨らむため、志望校の考査の形(ペーパー中心か、行動観察・制作・運動か)に合うものを選びます。体操や絵画などの専門教室は、苦手な分野だけ短期間で利用するのが一つの方法です。
予算を立てる手順
- 志望校と併願校を仮に決める:受験料と入学手続き金の総額が見える
- 教室の料金を書き出す:通常授業・講習・模試・教材の年額を、体験時や説明会で確認する(料金を公開していない教室も多い)
- 月ごとの支出表をつくる:夏期講習と出願・合格直後の月に支出が集中する
- 上限を夫婦で決める:追加の講座は上限の範囲で判断する
- 入学後の学費も並べる:私立小学校の学習費は文部科学省の調査(令和5年度)で年間約183万円
入学後の学費は私立小学校の学費は6年間でいくら?主要校の初年度納入金と公立+中学受験の比較、家計の目安は私立小学校に通わせるには年収いくら必要?6年間の費用と家計の目安の考え方で詳しく紹介しています。
よくある質問
Q. 年中と年長、どちらにお金がかかりますか?
年長です。夏期講習・学校別講座・直前講習・受験料が年長に集中します。
Q. 受験料はいくらですか?
私立は1校25,000〜30,000円が多く、国立は3,300円程度です。
Q. 入学金はいつ払いますか?
合格発表から数日以内が多く、併願校の期限が第一志望の発表より前に来ることもあります。各校の募集要項で確認しましょう。


コメント