小学校受験で費用がかさむのに合格できないのはなぜでしょうか?
小学校受験の費用は、総額だけでなく「どこに、どれだけ、いつ使うか」が合否に大きく影響すると言われています。
私の経験では、年間80万円程度で慶應や早稲田実業に合格した家庭と、年間150万円以上かけても合格できなかった家庭が存在します。
この違いは単に費用の多寡ではなく、費用の使い方、つまり投資のタイミングと場所の違いにあると考えられます。
この記事では、費用の最適な配分方法をわかりやすくお伝えします。
無駄なく効率的に費用を使いたい保護者の方に役立つ内容です。
塾費用は「逆算」で配分しないと失敗しやすい

塾費用を考える際は、基礎・補強・仕上げの3つの要素に分けて考えると理解しやすいです。
具体的には、
・基礎(通塾・通常授業)
・補強(外部教室)
・仕上げ(直前講座・模試)
の3つです。
合格した家庭はこの3つの費用配分のバランスが最適化されている傾向があります。
一方で、不合格の家庭はこのバランスが崩れていることが多いようです。
年間80万円で合格する家庭の費用配分の特徴

80万円台で合格を勝ち取る家庭に共通するポイントは、通塾を1つに絞り、補強と仕上げに的確に費用を投下していることです。
通塾は1つの塾に絞る
複数の塾に通うことは避け、学習の軸をぶらさないことが重要です。
外部教室は必要な分だけ短期集中で補強
例えば、巧緻性が弱い場合は1~2ヶ月の集中補強、体操が苦手なら基礎だけ3ヶ月程度、絵画が不得意なら必要な課題だけをピンポイントで受講するケースが多いです。
平均的な力がある子は外部教室が不要な場合もあります。
直前講座は志望校別のものだけ受講
夏や秋の講習をすべて受ける必要はなく、志望校に特化した講座と弱点補強に絞ることがポイントです。
このシンプルな費用配分が合格の秘訣と言われています。
年間150万円かけても合格できない家庭の共通点

高額な費用を使う家庭に多い傾向として、周囲の流れに流されてしまうことが挙げられます。
具体的には、
・追加講習をすべて受ける
・外部教室を増やしすぎる
・直前期の切り替えが遅い
・家庭での復習が追いつかないのに授業だけ増やす
などが見られます。
費用最適化の黄金比(合格家庭の典型例)
年間100~130万円の家庭が最も成功率が高いゾーンと考えられています。
| 費用項目 | 目安金額 |
|---|---|
| 通塾(大手+年長) | 70~110万円 |
| 外部教室 | 10~30万円 |
| 直前期講座 | 10~20万円 |
| 模試 | 3~6万円 |
外部教室の費用最適化は「月3回以上通うなら過剰投資」の原則

外部教室は弱点補強のための特化型であり、長期的に通うより短期集中が効果的と考えられています。
月3回以上通う場合は無駄が生じている可能性が高いです。
伸びる家庭は「塾と家庭の役割分担」が明確

合格する家庭に共通しているのは、塾は課題の提示と演習、家庭は復習の徹底と生活習慣の安定に役割を分担していることです。
直前期の費用配分が合否を左右する

秋から直前期の9~11月は最も重要な3ヶ月であり、この期間の費用投下が合格に大きく影響すると考えられています。
具体的には、
・志望校別講座(必須)
・模試(最終確認)
・苦手分野の一点集中補強
がポイントです。
直前期にあれもこれも手を広げる家庭は失速しやすい傾向があります。
費用を最適化したい家庭が今すぐできる4つのステップ
シンプルですが効果的な方法です。
- 弱点を3つ書き出す(ペーパー、行動観察、体操、制作など具体的に)
- 優先順位を1~3までつける(合否に影響が大きい順に)
- 上位1つに外部教室と費用を集中させる(その他は塾内の復習で補強)
- 直前期は志望校型講座以外を切る(不要な講座を切る勇気が合格を引き寄せることがあります)
結論:費用は「多くかけた家庭」ではなく「必要な場所に正しくかけた家庭」が合格に近い
小学校受験は単なる費用競争ではなく、無駄をどれだけ削ぎ落とせるかが勝負の分かれ目と考えられています。
80万円でも合格できる家庭は、費用の使い方が上手な傾向があります。
一方、150万円以上かけても合格できない家庭は、費用の使い方がブレていることが多いようです。
費用戦略は合格の土台そのものであり、ここをしっかり整えることで最短ルートが見えてくるでしょう。


コメント