小学校受験と中学受験のどちらが良いかは、家庭が大切にしたいことと子どもの性格で決まります。共感できる学校で落ち着いた環境を長く続けたいなら小学校受験、子どもの意欲や適性を見てから進路を決めたいなら中学受験が合いやすい傾向があります。
どちらにもメリットとデメリットがあり、どちらかが正解というものではありません。ただ、方針が定まらないまま準備を始めると、親子ともに迷いが大きくなります。
以下では、家庭と子どものタイプ別に、どちらが合いやすいかを考えるためのチェックリストを紹介します。2つの受験の違いそのものは小学校受験と中学受験の違い|時期・試験内容・親の関わり・費用を比較で詳しく比較しています。
家庭の考え方で考える
| 大切にしたいこと | 合いやすい受験 |
|---|---|
| 共感できる教育方針の学校で、小学校から一貫した教育を受けさせたい | 小学校受験 |
| 大学までの内部進学で、受験に追われずに好きなことに打ち込ませたい | 小学校受験(大学附属校) |
| 近所の友だちや地域とのつながりを大切にしたい | 中学受験(公立小学校から) |
| 子どもの得意や意欲が見えてから進路を決めたい | 中学受験 |
| 教育費は中学以降に集中させたい | 中学受験 |
家庭の状況で考える
| 家庭の状況 | 考え方 |
|---|---|
| 夫婦で教育方針がそろっていて、学校選びに時間をかけられる | 小学校受験の準備を進めやすい |
| 共働きで平日の時間が限られる | どちらも可能。小学校受験なら、分担と学校選び(給食・アフタースクール)を工夫する |
| 入学後の送迎や行事への参加が難しい | 小学校受験なら、保護者の関わりが少なめの学校を選ぶ |
| 住宅ローンやきょうだいの教育費と重なる | 費用がかかる時期と総額を比べて判断する |
費用がかかる時期の違いは公立小から中学受験か私立小か|12年間の過ごし方と教育費の違いで、12年間の学習費の目安とあわせて紹介しています。
子どもの性格で考える
| 子どもの様子 | 合いやすい受験の傾向 |
|---|---|
| 新しい場所や人にも比較的すぐなじめる | 小学校受験の考査の場にも慣れやすい |
| 手先を使う遊びや工作が好き | 小学校受験の制作・巧緻性の課題を楽しめる |
| 初めての大人や場所に緊張しやすい | 小学校受験では準備に時間をかけたい。中学受験のほうが力を出しやすい場合も |
| 図鑑や計算、読書など、好きなことに没頭する | 中学受験で力を伸ばせる可能性がある |
| 負けず嫌いで、結果から学び直せる | 中学受験の模試や競争を前向きに受け止めやすい |
5〜6歳の子どもの性格は、これから大きく変わります。今の様子だけで決めつけず、体験授業や学校見学のときの子どもの反応も参考にしましょう。
「小学校受験→中学受験」の道もある
小学校受験に挑戦し、合格しなければ公立小学校から中学受験をめざす家庭も多くあります。その場合は、結果がどうであっても前向きに次の道へ進むと、受験前に夫婦で決めておくことが大切です。小学校受験の準備で身につけた生活習慣や聞く力は、中学受験の土台にもなります。
全落ちしたときの考え方と子どもへの伝え方は小学校受験で全落ちしたら|その後の選択肢・二次募集・子どもへの伝え方で紹介しています。
迷ったときのチェックリスト
小学校受験を考えたいサイン
- 夫婦で教育方針がそろっていて、学校を調べるのが楽しい
- 通わせたいと思える私立・国立小学校がある
- 入学後の送迎や行事、お弁当などの負担を受け入れられる
- 6年間の学費を無理なく払える見通しがある
中学受験を考えたいサイン
- 低学年のうちは、のびのびと遊ばせたい
- 子どもの得意なことや意欲を見てから決めたい
- 平日の日中に幼児教室へ通わせるのが難しい
- 小学校の間は教育費を抑え、中学以降に備えたい
小学校受験そのもののメリット・デメリットは小学校受験のメリット・デメリット|受験するか迷ったときの判断ポイントで整理しています。
よくある質問
Q. 小学校受験をしないと、中学受験で不利になりますか?
不利になることはありません。中学受験は、小学4年生ごろからの学習の積み重ねがものを言います。低学年のうちは、読書や体験、基礎的な学習習慣を大切にしましょう。
Q. 私立小学校に入っても、中学受験をすることはありますか?
あります。系列の中学校がない学校や、外部の中学校を目指す子どもが多い学校もあります。詳しくは私立小学校から中学受験する場合|外部受験のケースと学校選びの確認ポイントにまとめています。


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