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聖心女子学院初等科の2026年度入試情報と日程・出願方法・試験内容を詳解

聖心女子学院初等科の2026年度入試情報と日程・出願方法・試験内容を詳解1

こんにちは。小学校受験専門メディア「お受験ラボ」編集部です。今回は、東京都港区にあるカトリック系女子一貫校、聖心女子学院初等科の2026年度入試について、最新の募集要項をもとに詳しく解説します。入試日程や出願方法、考査内容など、受験を検討されているあなたに役立つ情報をわかりやすくまとめました。

なお、日程や出願方法は年度途中で変更される可能性があります。必ず公式の募集要項で最新情報をご確認ください。

目次

1.2026年度入試スケジュール(初等科1年)

2026年度(2025年秋実施)の入試スケジュールは以下の通りです。

募集人数・出願資格

  • 募集人数:女児96名
  • 出願資格:2019年4月2日〜2020年4月1日生まれの女児
  • 通学時間は原則として自宅からおおむね60分以内

主な日程(2025年)

  • ユーザID登録:随時(学院ホームページ「ご入学希望の方へ」から)
  • 出願登録(インターネット):9月1日(月)〜10月3日(金)
  • 願書・健康診断書の郵送(消印有効):10月1日(水)〜10月3日(金)
  • 受験票の出力:10月1日(水)〜11月1日(土)
  • 保護者面接:10月18日(土)または25日(土)のいずれか1日
  • 入学試験(考査):11月1日(土)
  • 合格発表:11月2日(日)インターネットにて発表

考査料は30,000円です。募集要項には「出願登録の方法・時期は変更の可能性あり」と記載されていますので、最新情報の確認を忘れずに。

2.出願方法|インターネット登録と願書郵送の両方が必要

聖心女子学院初等科の出願は、インターネットでの出願登録と願書・健康診断書の郵送の両方を完了して初めて成立します。以下の流れで進めてください。

2-1. ユーザID登録

学院ホームページの「ご入学希望の方へ」から専用システムにアクセスし、保護者名やメールアドレスなどを登録します。登録後、ログインIDとパスワードが発行され、出願登録や受験票の出力に使用します。

2-2. 出願登録(インターネット)

出願登録期間中(9月1日〜10月3日)に、専用画面で以下の情報を入力します。

  • 志願者情報(氏名・生年月日・住所など)
  • 保護者情報(職業・連絡先など)
  • 通学経路
  • 志望理由など

また、顔写真データのアップロードが必要です。写真は願書・受験票用に縦5cm×横4cm程度のサイズが指定されています。考査料30,000円はこの時点でオンライン決済します。

2-3. 願書・健康診断書の郵送

出願期間(10月1日〜3日・消印有効)に、募集要項からプリントアウトした願書と、所定様式の健康診断書を記入・押印のうえ、指定の宛先へ郵送します。願書には家庭の教育方針や志望理由を記入する欄があり、面接でも参照されるため丁寧に準備しましょう。

2-4. 受験票の出力

10月1日から11月1日の期間中に、出願登録システムから受験票PDFをダウンロード・印刷してください。受験当日は必ず持参します。

3.試験内容(考査)|多面的な評価で合否を決定

聖心女子学院初等科の入試は、ペーパーテスト、集団テスト(行動観察・運動)、親子面接の3つの要素で総合的に評価されます。

3-1. ペーパーテスト

受験塾の公開情報によると、2025年度入試のペーパー内容は以下のような課題が中心です。

  • 話の記憶(物語を聞いて内容を再現する)
  • 数量(数や水の量の比較、数量変化の課題)
  • 比較(長さ・大きさ・重さなど)
  • 推理・思考(条件整理や同じ仲間探しなど)
  • 言語(しりとり、語彙、文の完成)
  • 常識(季節・行事・動植物・生活のきまり)
  • 図形・構成・点図形・観察

特徴として、出題範囲が広く頻出単元を網羅していること、解答形式が多様であること、指示を正確に聞く力が問われることが挙げられます。単純な計算力よりも、話を理解し整理する力が重要です。

3-2. 集団テスト(行動観察・運動)

集団テストでは、以下のような課題が行われます。

  • 共同絵画(複数人で1つの絵を完成させる)
  • 課題遊び(ブロックや積み木などを使った課題)
  • ゲーム(ルールのある簡単な遊び)
  • 指示行動(「~の人は立ちましょう」「〇〇に並びましょう」など)
  • 基本的な運動(走る・跳ぶ・バランス・模倣運動など)

ここで評価されるのは、先生の話を最後まで聞き落ち着いて行動できるか、友だちと協力できるか、ルールや順番を守り周囲に配慮できるかという「協調性」と「集中力」です。前に出て仕切るタイプよりも、場の雰囲気を整えながら自分の役割を果たせる子が高評価を得やすい傾向にあります。

3-3. 親子面接

面接は考査日とは別に10月18日または25日に実施されます。面接官は教師とシスターの2名、受験側は子どもと両親の3名で、1組あたり10〜15分程度です。

質問例は以下の通りです。

  • 子どもへの質問:好きな遊びや絵本、家でのお手伝い、幼稚園・保育園での過ごし方
  • 保護者への質問:志望理由、家庭の教育方針、子どもの長所・短所、カトリック教育への考え方

特徴的なのは、面接中に「家族で相談してください」というテーマが与えられ、親子で話し合う時間が設けられる点です。ここでは親子の自然なコミュニケーションや、子ども自身の考え、家庭の価値観が聖心の教育理念とどれだけ響き合っているかが見られています。

4.合格発表と入学手続き

合格発表

合格発表は2025年11月2日(日)にインターネットで行われます。指定時間に公式サイトで受験番号を入力し合否を確認します。

入学手続き

入学手続きの流れは以下の通りです。

  • 入学金納入:11月2日(日)夕方〜夜の指定時間帯
  • 書類提出等:11月4日(火)午前

年度によって具体的な時間帯や手続き方法は異なるため、必ず合格通知や募集要項の指示に従ってください。

5.合格者数・倍率の目安

募集人数は毎年女児96名と明記されていますが、志願者数や実受験者数、合格者数は公式には公表されていません。大手受験情報サイトの推定では、志願者数は約400〜500名、倍率は4〜5倍程度とされています。

聖心の入試は単なるテストの点数だけでなく、行動観察や面接を通じた家庭像や教育理念との相性も重視されます。そのため、偏差値や倍率だけで合格ラインを測ることは難しいのが現実です。

6.受験準備のポイント

入試の特徴から考えると、準備の柱は次の3点に絞られます。

ペーパーの基礎力と「聞いて理解する力」

  • 話の記憶、数量、常識、図形など頻出分野をバランスよく鍛える
  • 問題文をよく聞く習慣を家庭学習でも意識する

行動観察・運動への慣れ

  • 小集団での遊びや課題に慣れる(お教室や幼稚園、公園などで)
  • ルールを守る、譲る、助けるといった行動を日常生活で繰り返す

願書と面接で一貫性のある「家庭像」を示す準備

  • 説明会や公開行事に参加し、「なぜ聖心なのか」を具体的に言語化する
  • 家庭の教育方針と聖心の教育理念の接点を夫婦で整理しておく

これらを意識して準備を進めることで、入試本番で力を発揮しやすくなります。現実は厳しい部分もありますが、やり方次第で合格の可能性は十分に高められます。

最後に、出願や準備を進める際は必ず公式の募集要項や聖心女子学院の公式サイトを直接ご確認ください。正確な情報をもとに計画的に進めていきましょう。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

一部の記事には、幼児教育の現場経験が豊富な先生方の監修が入っていますが、
学校や試験内容は毎年大きく変化するため、すべての記事が常に最新の情報であるとは限りません。
その点だけ、あらかじめご理解いただければ幸いです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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