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茗荷谷エリアの国立小学校3校を比較!校風と併願戦略のポイント解説

茗荷谷エリアの国立小学校3校を比較!校風と併願戦略のポイント解説1

お受験ラボ編集部です。茗荷谷周辺にある国立小学校の受験を検討しているあなたに向けて、この記事を書いています。国立小学校は教育の質が高い反面、校風や受験ルールが学校ごとに異なるため、どこを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。私自身、多くのご家庭の受験を支援してきた経験から、茗荷谷エリアにあるお茶の水女子大学附属小学校、筑波大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校の3校について、特徴や通学区域、併願のポイントを詳しくお伝えします。あなたがご家庭の教育方針やお子さんの個性に合った選択を進めるための参考になれば幸いです。

目次

1. 茗荷谷3校の校風と特徴を詳しく比較

国立小学校とはいえ、各校で育てたい子どもの姿や教育方針は大きく異なります。まずは3校の校風や特徴を表で整理し、その後に各校の特色を具体的に解説します。

学校名教育方針・校風男女比内部進学給食
お茶の水女子大学附属小学校自主協同を重視。落ち着いた品格と柔軟なリーダーシップを育む。女子多め(1:2)女子多め(1:2)、男子は中学まで(高校は不可)あり
筑波大学附属小学校自主・自律・自由を掲げ、活発でたくましく行事が盛ん。男女同数(1:1)男女同数(1:1)、約8割が高校へ進学あり
東京学芸大学附属竹早小学校「誠」の精神を大切にし、アットホームで体験学習重視。男女同数(1:1)男女同数(1:1)、約4割が高校へ進学あり

お茶の水女子大学附属小学校の特徴

「お嬢様学校」というイメージが根強いですが、実際は「自分で考え、協力し合う」ことを重視するリベラルな校風です。女子教育の伝統が強いものの、男子も少数ながら優秀な生徒が在籍しています。落ち着いた環境で品格を育みたいご家庭に適しています。

筑波大学附属小学校の特徴

「行事の筑波」と呼ばれるほど、遠泳や登山など体力を要する行事が多く、活発でたくましい子どもを育てる体育会系の側面があります。文武両道を目指し、競争心やリーダーシップを伸ばしたい方におすすめです。

東京学芸大学附属竹早小学校の特徴

「誠」の精神を掲げ、点数競争よりも生活や体験学習を重視しています。親子参加の行事も多く、家庭的で温かい雰囲気が魅力です。のびのびとした環境で豊かな人間性を育みたいご家庭に向いています。

2. 通学区域の最新ルール|どこに住んでいれば受験可能?

国立小学校受験でまず確認すべきは通学区域です。2025年度の募集要項をもとに、各校の通学区域を整理しました。いずれも出願時点で保護者と同居していることが必須で、合格後の引っ越しは認められていません。

  • お茶の水女子大学附属小学校:東京23区内全域
  • 筑波大学附属小学校:東京23区、西東京市、埼玉県和光市
  • 東京学芸大学附属竹早小学校:東京23区内全域

以前は竹早小学校に通学時間40分以内という制限がありましたが、現在は23区内に緩和されています。つまり、23区内にお住まいであれば、3校すべての受験資格を持つことが可能です。ただし、最新の募集要項は必ずご確認ください。

3. 茗荷谷3校の併願は可能?入試スケジュールと戦略

3校の併願は物理的に可能です。例年、入試日程が微妙にずれているため、スケジュール調整ができます。以下は例年の入試スケジュールです。

学校名入試日程試験内容の流れ
東京学芸大学附属竹早小学校11月下旬1次抽選 → 2次調査(親子面接・行動観察) → 3次抽選
お茶の水女子大学附属小学校12月上旬~中旬1次抽選 → 2次検定(行動観察・個別面接) → 3次抽選
筑波大学附属小学校12月中旬1次抽選 → 2次検査(ペーパー・運動・行動観察) → 3次抽選

竹早小学校の入試が最も早く、国立小受験の初戦となることが多いです。お茶の水女子大は竹早の後、筑波の直前に位置し、筑波はお茶の水女子大の直後か重なる時期ですが、時間調整が可能な場合が多いです。

併願時の注意点:抽選の壁

3校すべてに出願しても、すべての1次抽選を通過する確率は非常に低いのが現実です。統計的には、3校に出願した場合、少なくとも1校の抽選に通る確率は約30~40%程度とされています。

そのため、国立小学校を専願するご家庭でも、3校すべてに出願することが一般的な戦略です。どこか1校の抽選に通ることを期待しつつ、万全の準備を進めてください。

まとめ:茗荷谷3校は似て非なる学校、子どもに合った選択を

茗荷谷エリアの国立小学校3校は、通学区域の条件さえ満たせばすべて受験可能な恵まれた環境です。しかし、校風や教育方針は大きく異なります。

  • お茶の水女子大学附属小学校:品格と協調性を重視し、男子は中学受験も視野に入れられる家庭に向いています。
  • 筑波大学附属小学校:体力があり、競争心やリーダーシップを伸ばしたい活発な子どもに適しています。
  • 東京学芸大学附属竹早小学校:のびのびとした環境で、豊かな人間性を育みたいご家庭におすすめです。

「国立小学校ならどこでも良い」という考えではなく、お子さんの性格や家庭の教育方針に合った学校を第一志望に据えつつ、抽選の結果に期待を込めることが賢明な戦略です。あなたとお子さんが、自信を持って進める選択ができるよう願っています。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

一部の記事には、幼児教育の現場経験が豊富な先生方の監修が入っていますが、
学校や試験内容は毎年大きく変化するため、すべての記事が常に最新の情報であるとは限りません。
その点だけ、あらかじめご理解いただければ幸いです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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