小学校受験は、幼稚園と保育園のどちらに通っているかで合否が決まるものではありません。考査で見られるのは、年齢に応じた生活の自立や、話を聞く力、友だちと協力する力です。園のタイプごとの強みと補いたい点を知り、家庭で足りない部分をサポートしましょう。
「受験に強い幼稚園に通わせたほうがいいのか」「保育園からでは不利なのか」と悩む保護者は多いものです。それぞれに強みがあり、どちらからでも受験の準備は進められます。
園のタイプ別の強みと補いたい点
| 園のタイプ | 強み | 補いたい点 |
|---|---|---|
| 受験を意識する家庭が多い幼稚園 | 受験の情報が入りやすい。お行儀や制作に力を入れる園も | 保護者同士の付き合いの負担。遠方なら通園の負担も |
| のびのび系の幼稚園 | 遊びや体験が豊富で、主体性が育ちやすい | 座って話を聞く、指示どおりに取り組む経験を家庭や教室で |
| 保育園 | 生活の自立が早い。長い時間の集団生活で協調性が育つ | 平日の準備時間が限られる。季節の行事や言葉づかいを家庭で補う |
のびのび系の幼稚園から受験する場合のポイントはのびのび系幼稚園でも小学校受験はできる?幼稚園教育要領と小学校の求めることから考える家庭の準備で紹介しています。
保育園から受験する場合のポイント
- 着替えや片付け、給食の準備など、保育園で身についた生活の力は大きな強み
- 集団で過ごす時間が長く、友だちと関わる経験が豊富
- 平日は朝と夜の短い時間を使い、週末に教室や体験を組み合わせる
- 季節の行事や、ていねいな言葉づかいは家庭で意識して補う
共働き家庭の準備の進め方は共働き家庭の小学校受験|時間の使い方・役割分担・費用・学校選びのポイント【2027年度版】で紹介しています。
2年保育という選択
年中から入園する2年保育の幼稚園もあります。3歳までの時期を家庭でじっくり過ごせる一方、集団生活を始める時期が遅くなるため、入園前に公園や習い事などで同年代の子と過ごす機会を増やしておくと安心です。2年保育の募集があるかどうかは園によって違うため、早めに確認しましょう。
園を選ぶときに確かめたいこと
- 園の教育方針(遊び中心か、活動や行事に力を入れるか)
- 自宅からの距離と通園の方法
- 保護者の関わり(行事の手伝い、送迎、お弁当など)
- 預かり保育の時間(共働きの場合)
- 子どもが楽しく通えそうか(見学のときの様子)
「受験に有利な園」より、子どもが毎日楽しく通え、家庭が無理なく続けられる園を選ぶことが大切です。遠くの園に無理をして通うより、近くの園でのびのび過ごしながら、家庭や教室で準備を進めるほうがうまくいく家庭も多くあります。
願書や面接での園の書き方
願書には出身園を書く欄があるのが一般的ですが、園の名前で合否が決まることはありません。面接で園生活について聞かれたときは、園で楽しんでいることや、友だちとのエピソードを具体的に話せるようにしておきましょう。
よくある質問
Q. 保育園出身だと面接で不利になりますか?
不利になるとは限りません。共働きで受験する家庭も多くあります。仕事中の子どもの過ごし方や、家庭での関わり方を具体的に話せるようにしておきましょう。
Q. 受験のために幼稚園を変えたほうがいいですか?
子どもが今の園で楽しく過ごしているなら、無理に変える必要はありません。足りない経験は、家庭や幼児教室で補うことができます。


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