左利きであること自体が、小学校受験で不利になるとは限りません。見られるのは、道具を正しく、ていねいに扱えるかどうかです。年長になってから無理に右手に直すより、左手で正しい持ち方と使い方を身につけるほうが、子どもの負担も少なく安心です。
「左利きだとお行儀が悪く見えないか」「鉛筆やはさみは右手に直すべきか」と悩む保護者は少なくありません。この記事では、左利きの子の受験準備で気をつけたいことを紹介します。
無理に右手に直さないほうがよい理由
| 起こりやすいこと | 内容 |
|---|---|
| 考えることに集中できない | どちらの手で書くかを気にして、問題の内容に集中しにくくなる |
| 作業が遅くなる | 慣れない手で書いたり塗ったりすると、時間内に終わりにくい |
| 自信をなくす | うまくできない経験が重なり、取り組む意欲が下がる |
すでに左手が定着している場合は、左手のまま、正しい持ち方と道具の使い方を身につけることを優先しましょう。箸や鉛筆の持ち方がきれいで、はさみで線に沿って切れれば、利き手がどちらかは問題になりにくいと考えられます。
左利きの子が気をつけたいこと
| 場面 | 気をつけたいこと | 練習 |
|---|---|---|
| ペーパー | 手で問題や答える場所が隠れやすい | 手首を巻き込まない持ち方を練習し、紙の置き方を工夫する |
| はさみ | 右利き用のはさみは刃の向きで切りにくい | 家庭では左利き用のはさみで正しい使い方を身につけ、右利き用のはさみでも切れるように慣れておく |
| ひも結び・折り紙 | 手順を右利きの人から教わると、左右が逆でわかりにくい | 親が子どもと同じ向きに並んで手本を見せる |
| 箸・食事 | 左右の配膳が逆になる | 家庭では子どもが使いやすい配置で、正しい持ち方を練習する |
考査で使うはさみなどの道具は、学校が用意することが多くあります。左利き用の道具の有無や、持参できるかどうかは学校によって違うため、気になる場合は事前に学校に問い合わせましょう。
集団での作業で気をつけたいこと
左利きの子が右利きの子の右隣に座ると、作業中に肘がぶつかりやすくなります。考査の座席は学校が決めるため、家庭で配置を選ぶことはできません。どの位置に座っても落ち着いて作業できるよう、家庭でも「肘がぶつかったら、ごめんねと言って少しずらす」など、困ったときの対応を話しておくと安心です。
面接や願書で伝える必要はある?
左利きであることを願書や面接で伝える必要は、基本的にはありません。道具の扱いなどで不安がある場合は、願書に書くのではなく、説明会や問い合わせの機会に学校へ確認しましょう。
よくある質問
Q. 左利きは矯正したほうが合格しやすいですか?
左利きだから不利になるとは限りません。無理に直すと、作業の遅れや自信の低下につながることがあります。左手で正しく、ていねいに道具を使えることを目指しましょう。
Q. 字を書くときだけ右手にしたほうがいいですか?
子どもの様子によります。本人が嫌がらず自然にできるなら問題ありませんが、受験の直前に急に変えるのは避けましょう。迷ったら、通っている教室の先生にも相談してみてください。


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