小学校受験では、トイレや着替え、片付けなど、身の回りのことを自分でできるかも見られます。早稲田実業学校初等部の個別テストでは洋服たたみや雑巾しぼり、風呂敷で包むといった課題が出たと言われ、暁星小学校の2次では生活テストが行われます。特別な練習より、毎日の生活の中で「自分でやる」機会を増やすことがいちばんの準備です。
考査は数時間に及ぶこともあり、その間は保護者と離れて過ごします。トイレに一人で行けるか、脱いだ服を自分でたためるかといった生活の力は、考査を落ち着いて受けるためにも欠かせません。
生活の自立が見られる場面
| 場面 | 見られること |
|---|---|
| 生活習慣の課題 | 服をたたむ、ボタンをとめる、雑巾をしぼる、風呂敷で包む、箸で物を移す |
| 考査中の休憩 | 一人でトイレに行き、手を洗ってハンカチでふけるか |
| 着替え | 体操着などに着替え、脱いだ服をたたんでまとめられるか |
| 制作や行動観察のあと | 使った道具やおもちゃを片付けられるか |
| 待っている時間 | 靴をそろえる、いすに座って静かに待つ |
早稲田実業学校初等部の考査については早稲田実業学校初等部の倍率は約11倍|2027年度の試験内容・日程・学費、暁星小学校については暁星小学校の倍率・偏差値【2027年度】試験内容・日程・学費まとめで紹介しています。
年長の秋までにできるようにしたいこと
| 分野 | できるようにしたいこと |
|---|---|
| トイレ | 一人で用を足し、紙を使って流し、手を洗ってハンカチでふく(和式トイレも経験しておくと安心) |
| 着替え | 服の前後を確かめて着る、ボタンをとめる、脱いだ服をたたむ、靴下をそろえる |
| 食事 | 箸を正しく持つ、こぼさずに食べる、食器を片付ける |
| 片付け | 使った物を元の場所に戻す、机の上をふく |
| お手伝い | 洗濯物をたたむ・干す、雑巾をしぼる、ふろしきで包む |
| 持ち物 | ハンカチ・ティッシュを持つ、自分の物に気づいて管理する |
家庭での練習のコツ
- 朝の支度や入浴の前後など、毎日決まった場面で「自分でやる」時間をつくる
- 時間がかかっても、親が手を出さずに最後まで見守る
- できたことを具体的にほめる(「ボタンを全部自分でとめられたね」)
- 失敗しても叱らず、もう一度やり方を一緒に確かめる
- 外出先のトイレや和式トイレも経験しておく
親が先回りしてやってしまうことが、いちばんの妨げになります。忙しい朝は時間に余裕をもって起きるなど、子どもが自分でやれる時間を確保しましょう。
お手伝いで育つ力
洗濯物たたみ、テーブルふき、配膳、野菜を洗うなどのお手伝いは、手先の器用さ(巧緻性)や段取りの力、家族の役に立つ喜びを育てます。生活習慣の課題で問われることの多くは、ふだんのお手伝いでそのまま練習できます。
手先の器用さを育てる練習は小学校受験の巧緻性・制作テスト対策|よく出る課題と学校別の例・家庭での練習で紹介しています。
よくある質問
Q. トイレの失敗が心配です。
考査の前には必ずトイレをすませるようにし、休憩のときに一人で行けるよう練習しておきましょう。緊張するとトイレが近くなることもあるので、「行きたくなったら先生に言っていいよ」と伝えておくと安心です。
Q. 着替えに時間がかかります。
服の前後の見分け方や、たたみ方の手順を決めて、毎日くり返すと早くなります。急かすより、手順どおりにできたことをほめましょう。


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