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のびのび系幼稚園でも小学校受験はできる?幼稚園教育要領と小学校の求めることから考える家庭の準備

のびのび系幼稚園と小学校受験の相性と家庭での具体対策1

のびのび系(自由保育中心)の幼稚園に通っていても、小学校受験は十分に目指せます。そもそも幼稚園教育要領は、遊びを通して総合的に育てることを幼稚園教育の基本としています。受験に向けて家庭で意識したいのは、園の良さを生かしながら「指示を聞いて動く」「決まった時間に取り組む」「道具を使う」経験を少しずつ足していくことです。

この記事では、文部科学省の幼稚園教育要領と、小学校が公式に示している「入学までに身につけてほしいこと」をもとに、のびのび系の園に通う家庭の考え方と準備をまとめました。

目次

幼稚園教育の基本は「遊びを通しての指導」

文部科学省の幼稚園教育要領は、幼稚園教育を「環境を通して行う」ものとし、幼児の自発的な活動としての遊びを重要な学習と位置づけています。また、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、「健康な心と体」「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」「思考力の芽生え」「言葉による伝え合い」など10の姿を示しています。

つまり、自由に遊ぶ時間が多い園も、教育の方向は小学校受験で見られる力と大きくずれてはいません。違いが出やすいのは、一斉に指示を聞いて取り組む場面の多さや、制作・運動などの課題に取り組む頻度です。

小学校が示している「入学までに」のこと

私立小学校の多くは、特別な先取り学習より、年齢にふさわしい生活習慣を求めています。たとえば白百合学園小学校は公式Q&Aで、入学のための準備は「特にございません」としたうえで、基本的な生活習慣や物事への取り組みが年齢にふさわしいかを見ると説明しています。

  • 身の回りのことを自分でできる(着替え、片付け、食事)
  • 人の話を最後まで聞き、言われたことに取り組める
  • あいさつや、友だちとのやりとりができる
  • 最後まで取り組み、終わったら片付けられる

のびのび系の園で育つ自分で考える力や遊びを工夫する力は、行動観察や制作で生きる場面もあります。

園のタイプ別に家庭で足したいこと

園の様子 家庭で意識したいこと
自由遊びが中心で、一斉活動が少ない 短い時間でよいので「始め」「終わり」を決めて机に向かう時間をつくる。複数の指示を一度に聞いて動く練習
制作やはさみ・のりを使う機会が少ない 家庭で工作の時間をとり、道具の準備から片付けまでを子どもに任せる
身支度を先生が手伝うことが多い 着替え、靴の脱ぎ履き、持ち物の準備を自分でする習慣を家庭で
集団で待つ・順番を守る場面が少ない ボードゲームやカードゲームで、順番を待つ・負けを受け入れる経験を

ペーパーや受験特有の課題は、幼児教室や家庭学習で補う家庭が多いです。行動観察の練習は家庭でできる小学校受験の行動観察トレーニング30選|力別の遊びと年齢別の進め方、巧緻性の練習は小学校受験の巧緻性の練習法|はさみ・折り紙・ひも結び・ビーズの段階別ステップが参考になります。

園との関係と願書・面接

受験のことを園にどこまで伝えるかは家庭の判断ですが、願書に園での様子を書く学校もあるため、日々の園生活をよく聞いておくことは大切です。園で夢中になっている遊びや、友だちとのエピソードは、願書や面接で子どもの姿を伝える具体的な材料になります。

園の方針をそのまま受験に合わせる必要はありません。「園では自分で遊びを考えることを大切にしている」「家庭では決まった時間に取り組む習慣を大事にしている」と、園と家庭それぞれの役割として伝えれば十分です。園選びそのものについては幼稚園と保育園、小学校受験に有利なのは?園のタイプ別の強みと2年保育の考え方で紹介しています。

よくある質問

Q. のびのび系の幼稚園は小学校受験に不利ですか?

一概に不利とは言えません。指示を聞いて取り組む経験や道具を使う経験を家庭で補えば、園で育つ自主性や遊びの工夫は行動観察などでも生きます。

Q. 受験のために転園した方がよいですか?

転園は子どもの負担も大きいため、まず家庭で補えることから考えましょう。

Q. 園の先生に受験のことを話すべきですか?

家庭の判断です。願書に園での様子を書く学校もあるため、日頃から園での様子を聞いておくと役立ちます。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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