願書の設問の中心(志望理由・家庭の教育方針・子どもの長所など)は多くの学校で共通していますが、文言や字数、Web入力か手書きかなどの形式は、年度によって変わることがあります。最新の募集要項で確認したうえで、どんな聞かれ方をしても答えられる「家庭の軸」と具体的なエピソードを、早めに準備しておきましょう。
「去年の願書の例を参考にしていたのに、設問が変わっていた」ということは珍しくありません。設問が変わっても慌てないためには、例文を覚えるより、家庭の考えを整理しておくことが大切です。
願書でよく問われるテーマ
| テーマ | 準備しておくこと |
|---|---|
| 志望理由 | 学校の特徴(教育目標・行事・授業)と家庭の考えの接点 |
| 家庭の教育方針 | 日々の生活で実際に続けていること |
| 子どもの長所・課題 | 具体的な行動のエピソードと、家庭での関わり |
| 子どもの成長を感じたこと | 最近の具体的なできごと |
| 学校行事・説明会の感想 | 見たこと・聞いたことと、感じたこと |
| 家族の紹介・家庭での過ごし方 | 平日・休日の過ごし方、きょうだいとの関わり |
| 通学方法・健康状態 | 通学ルートと時間、アレルギーなどの配慮事項 |
志望動機・教育方針・長所の書き方と例文は小学受験の願書の書き方|志望動機・家庭の教育方針・子どもの長所の例文で紹介しています。
年度によって変わりやすいこと
- 設問の文言や、聞かれるテーマの組み合わせ
- 字数や記入欄の大きさ
- Web出願での入力か、手書きの書類か
- 面接資料やアンケートなど、願書以外の提出書類
- 出願期間や書類の郵送の締め切り
前年度の情報や、幼児教室・インターネットの情報だけで準備を進めると、設問や締め切りの変更に気づかないことがあります。必ずその年度の募集要項を確認しましょう。
設問が変わっても慌てないための準備
1. 家庭の軸を3つに絞る
「自分のことは自分でする」「人の気持ちを考える」「体験から学ぶ」など、家庭で大切にしていることを3つ程度に絞り、夫婦で言葉をそろえておきます。
2. エピソードを5〜6個ためておく
子どもの成長を感じた場面、家族での体験、きょうだいとの関わりなど、具体的なエピソードを書きためておくと、どんな設問にも組み合わせて答えられます。
3. 志望校ごとのメモをつくる
教育目標や建学の精神、説明会で印象に残ったことを、学校ごとにメモしておきます。家庭の軸と学校の特徴の重なりを見つけておけば、志望理由はどの設問でも書けます。
募集要項で確認したいこと
- 設問の内容と字数
- 記入方法(手書き・Web入力、筆記具の指定)
- 写真の大きさや服装などの指定
- 提出書類の種類と、郵送・持参の方法
- 出願期間と締め切りの時刻
願書の準備スケジュールは小学校受験の願書の書き方|学校別のポイントと準備スケジュール【2027年度】で紹介しています。
よくある質問
Q. 前年度の願書の例は参考になりますか?
学校が大切にしていることを知る手がかりにはなります。ただ、設問や字数は変わることがあるため、例文をそのまま使うのではなく、家庭の言葉で書き直しましょう。
Q. 設問が公開されるのはいつごろですか?
多くの学校は、募集要項の公開や出願サイトの開設にあわせて設問がわかります。首都圏では夏から秋にかけてが多いので、夏前に家庭の軸とエピソードを整理しておくと安心です。

