お受験ラボ編集部です。暁星小学校の2026年度入試(2025年秋実施)を控え、不安を感じているあなたへ向けて、願書作成から面接、ペーパー試験までの具体的な対策ポイントを丁寧にお伝えします。難関校として倍率は4倍を超えますが、しっかり準備を進めれば合格の可能性は十分にあります。特に願書の書き方や父親の面接での役割が合否を左右する重要な要素です。私の経験をもとに、親子で安心して受験準備を進められるようサポートいたします。
1. 暁星小学校入試の全体像と倍率(2026年度予想)
暁星小学校の入試は「二段階選抜」方式を採用しています。一次試験で多くの受験生が絞り込まれ、二次試験で最終合格者が決まります。
- 予想倍率:約4.0〜4.5倍
- 一次試験で合格者の半数以下に絞られることも珍しくありません。
試験の流れ
- 一次試験(11月2日頃):ペーパー(知能テスト)、運動テスト
- 二次試験(11月4日頃):行動観察、親子面接(一次通過者のみ)
2. 【願書】志望動機の書き方と押さえるべきポイント
暁星小学校の願書は面接の重要な資料となるため、「カトリック教育への理解」と「男子校を選んだ理由」を明確に伝えることが大切です。以下の3部構成を意識して書きましょう。
- 志望理由(結論)例:「貴校の『キリスト教の愛の精神に基づき、社会のリーダーを育てる』という教育理念に深く共感いたしました。」
- 具体的なエピソード(根拠)例:「説明会で拝見した在校生の姿から、規律の中にも他者を思いやる温かさを感じました。」「息子はサッカーを通じて仲間の大切さを学んでおり、貴校の文武両道の環境でそのたくましさを伸ばせると確信しております。」
- 家庭の教育方針との一致(結び)例:「家庭でも『他者のために尽くす』ことを大切にしており、貴校と家庭が一体となって息子を育てていきたいと強く願っております。」
避けるべきNG例
- 「家から近いから」「有名だから」といった安易な理由
- 抽象的すぎる表現(例:「のびのび育てたい」など暁星の校風と合わない言葉)
3. 【面接】父親の役割が合否を左右する質問と対策
暁星小学校の面接では、父親の関わり方が非常に重視されます。仕事が忙しいという理由だけでは不十分です。父親としての姿勢や考え方を具体的に伝えられるよう、準備を進めましょう。
父親への頻出質問例
- 「ご自身の仕事について、お子さんにどう説明していますか?」仕事への誇りや社会貢献の意識を子どもに伝えているかが見られます。
- 「休日はお子さんとどのように過ごしますか?」単なる遊びではなく、サッカーや自然体験など成長につながる具体的な関わりを答えましょう。
- 「なぜ男子校(別学)を選ばれたのですか?」異性の目を気にせずありのままの自分で打ち込める環境や、男同士の生涯の友情などメリットを挙げると良いでしょう。
4. 【ペーパー・運動テスト】過去問から見る出題傾向と効果的な対策
ペーパーテスト(知能テスト)
暁星小学校のペーパーは「スピード」「量」「思考力」の三重の難しさがあります。
頻出分野
- 数量:数の合成・分解、数の増減
- 記憶:お話の記憶(長文)、絵の記憶
- 推理・思考:重さ比べ、シーソー、回転図形、重ね図形
対策のポイント
- 過去問や類似問題集を時間を計って繰り返し解く
- 「考えて解く」ではなく「反射的に解ける」レベルまでスピードを上げる
運動テスト
模倣体操、ボールつき(ドリブル)、連続運動などが出題されます。運動神経の良さだけでなく、指示を正確に聞き取りルールを守って動けるかという規律性も評価されます。
合格へのロードマップ
- 夏まで:ペーパーの基礎固めと父親との面接練習(回答のすり合わせ)を進める
- 9〜10月:過去問演習でスピード強化、願書の推敲を行う
- 直前期:体調管理と運動テストの最終確認に注力する
暁星小学校の受験は、親子、特に父と子の絆が問われる試験です。準備期間を通じて、ご家庭の教育方針を改めて見直すことが合格への近道となります。焦らず着実に取り組みましょう。あなたとお子さんが、自信を持って進める選択ができるよう願っています。


コメント