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小学校受験の絵画試験対策|評価される力と具体的練習法

小学校受験の絵画試験対策|評価される力と具体的練習法1

小学校受験の絵画試験で求められる能力と効果的な対策方法について詳しく解説します。

小学校受験の絵画試験は、単に絵が上手いかどうかだけでなく、観察力や想像力、表現力など多面的な能力が評価される傾向があります。

この記事では、絵画試験で評価される能力や出題形式ごとの対策、具体的なトレーニング例をわかりやすくご紹介します。

目次

はじめに:「上手い絵」より「その子らしい絵」が大切

はじめに:「上手い絵」より「その子らしい絵」が大切

多くの保護者が「絵が上手い子が合格する」と誤解しがちですが、実際には子どもの個性や考え方が重視されると言われています。

小学校受験の絵画試験で評価される主なポイントは以下の通りです。

  • 観察力:細かい部分に気づけるか
  • 想像力:テーマをどう解釈し表現するか
  • 表現力:自分の考えを絵で伝えられるか

つまり、技術的な上手さよりも、その子の個性や考え方が評価される傾向があるため、親子で「その子らしい表現」を大切にしましょう。

絵画試験で評価される5つの能力

絵画試験で評価される5つの能力

①観察力(Observation)

日常の細部に気づき、正確に描写できるかがポイントです。

例えば、「家族で過ごした時間」を描く際に、誰がどこにいて何をしていたかを細かく描けるかが評価されます。

②想像力(Imagination)

テーマを自分なりに解釈し、独自のストーリーを作れるかが重要です。

例えば、「食べたい食べ物」というテーマで、単に好きな食べ物を描くだけでなく、いつ誰とどこで食べたいかというストーリーを表現できるかが見られます。

③表現力(Expression)

人物や動物の動きや感情、風景の奥行きや雰囲気を色彩を使って表現できるかが評価されます。

例えば、家族が笑顔で遊んでいる様子や団らんしている感じを絵で伝えられるかがポイントです。

④指示理解力(Instruction Understanding)

試験官の口頭指示を正確に理解し、その通りに描けるかが求められます。例えば、「右上に太陽を描く」といった指示に従えるかが評価されます。

⑤時間管理能力(Time Management)

制限時間内に作品を完成させることや、優先順位をつけて描く力も重要な評価ポイントと考えられます。

絵画試験の出題形式と対策

絵画試験の出題形式と対策

形式1:「テーマ指定型」

最も一般的な形式で、子どもの実体験や観察が反映されているかが見られます。

出題例:「楽しかった思い出」「好きな食べ物」「我が家の1日」など

対策としては、毎週1回「自分の経験に基づいた絵」を描く練習を行い、「なぜこの色を選んだのか」「どんな気持ちの時を描いたのか」を説明させる習慣をつけることが効果的です。

形式2:「条件指定型」

難関校で増えている形式で、空間認識能力や指示理解力が重視されます。

出題例:「中央に自分を、左に家族、右に友達を描く」など

対策としては、「手前・奥」「左・右・中央」など位置概念を意識した描画や、複数の指示を同時に実行する訓練が有効です。

形式3:「ストーリーテリング型」

読み聞かせたお話の場面を描く形式で、内容理解と感情表現が評価されます。

対策には、毎日の読み聞かせ後に印象的な場面を描かせる習慣づけが効果的です。

色彩感覚の養い方

色彩感覚の養い方

色の選び方や使い方を意識させることで、感情や雰囲気の表現力が高まります。

①暖色 vs 冷色

暖色(赤・オレンジ・黄色)は「嬉しい」「楽しい」「あたたかい」感情や風景に使われます。冷色(青・紫・水色)は「悲しい」「落ち着いた」「涼しい」感情や風景に用いられます。

毎週、暖色を多く使った絵と冷色を多く使った絵を交互に描くことで、色が持つ感情表現を体験させることができます。

②明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)

白や黒を混ぜて色の明るさを調整したり、グラデーションやコントラストを使って奥行きや質感を表現する練習が効果的です。

色鉛筆やパステルでグラデーションを練習し、同じ色でも濃淡を変えることで空間の奥行きを感じさせましょう。

③配色バランス

メイン色(50%)、サブ色(35%)、アクセント色(15%)の3色配色や、同じ色族で統一する配色が効果的です。

雑誌や絵本の色の配置を観察させ、「なぜこの絵が素敵に見えるのか」を問いかけることで色使いの重要性に気づかせることができます。

構成力・構図の養い方

構成力・構図の養い方

絵のバランスや奥行きを意識した配置ができるかがポイントです。

①人物を中心に配置する

初心者は人物を画面中央に大きく描き、背景は簡単にします。発展段階では人物を左右に配置してバランスを取ったり、複数人物を場面に応じて配置する練習が有効です。

②前景・中景・背景の使い分け

前景は手前の大きな要素、中景は中間の要素、背景は奥の要素と分けて描くことが大切です。

例えば、「3階建ての家の絵」を描かせ、手前・中央・奥を意識させる練習が効果的です。

③中央から外側へのフロー

最も重要な要素を中央に大きく配置し、その周囲に関連する要素を置き、背景は控えめに描くことでバランスの良い構図になります。

よくある出題テーマ20選

  • 家族・身近な人関連:楽しかった家族での思い出、我が家の朝ごはん、家族で遊ぶ様子など
  • 食べ物関連:好きな食べ物、今日の夕ご飯に食べたいもの、ピクニックでのお弁当など
  • 季節・行事関連:春を見つけた、夏の思い出、冬の雪遊び、お正月、七夕、クリスマスなど
  • 学校・保育園関連:幼稚園での得意な遊び、お友達と遊んでいる様子、運動会でがんばる自分など
  • その他:動物とのふれあい、自分が大きくなったらなど

学校別・絵画試験の重要度と傾向

学校によって絵画試験の重要度や重視するポイントが異なるため、志望校の傾向を把握することが大切です。

学校名 重要度 よく出るテーマ・特徴
慶應義塾幼稚舎 ⭐⭐⭐ 家族・身近な人、人物表現重視
早稲田実業初等部 ⭐⭐⭐⭐ テーマ指定型、想像力・表現力重視
東洋英和女学院 ⭐⭐⭐ 四季・季節行事、色彩感覚重視
筑波大附属小学校 ⭐⭐⭐⭐ ストーリーテリング、複雑な構成力要求
成蹊小学校 ⭐⭐⭐ 家族・食べ物、バランス重視
立教小学校 ⭐⭐ 基本的テーマ、基本的な表現で十分

自宅でできるトレーニング20パターン

自宅でできるトレーニング20パターン

Aグループ:観察力トレーニング(毎日)

  • 家族の顔を毎日描き、細かい特徴を意識させる
  • 毎日同じ時間に窓から見える風景を描き、時間帯による色の変化を観察
  • 遊んでいる友達や寝ている姿勢など、動きのある人物を描く
  • 図鑑を見て動物の特徴を描く
  • 同じ場所を春・夏・秋・冬で描き分ける

Bグループ:想像力トレーニング(週2~3回)

  • 「もしも自分が動物だったら」などのテーマでストーリーを描く
  • 音や感覚からイメージした絵を描く
  • 感情を色で表現する
  • 昨日の楽しかった思い出を描く
  • 読み聞かせた物語の続きを描く

Cグループ:表現力トレーニング(週2~3回)

  • 同じ人物を怒っている顔、悲しい顔、笑顔で描き分ける
  • 歩いている、走っているなどの動きを表現する
  • 手前に大きな花、奥に小さな建物など奥行きを意識した描画
  • 暖かい日と寒い日の家族時間を色使いで表現
  • グラデーションで奥行きや質感を表現

Dグループ:指示理解力トレーニング(週1~2回)

  • 複数の指示を守って描く訓練
  • 色指定された絵を描く
  • サイズ指定を守って描く
  • 画面の分割指定に従って描く

Eグループ:時間管理トレーニング(週1回)

制限時間内に絵を完成させるタイムアタックを行い、時間配分の感覚を養うことが効果的です。

よくある失敗パターンと改善策

よくある失敗パターンと改善策

失敗1:「親が完成度を重視しすぎる」

親が「もっときれいに」と指導すると、子どもが親の期待に応えようとして個性が失われる傾向があります。

改善策としては、「きれいに」より「その子らしさ」や「工夫」「発想」「丁寧さ」を褒めることが大切です。

失敗2:「テンプレート的な絵ばかり描く」

同じパターンの絵ばかり描いていると、個性が見えにくくなります。

改善策は、毎週異なるテーマで描かせたり、「いつもと違う色を使ってみよう」と促すことです。

失敗3:「観察なしに想像だけで描く」

実物を見ずに描くとリアリティがなくなり、奇妙な形になることがあります。

対策として、テーマに関連した実物を見せて「どんな色だった?」「どんな形だった?」と質問し、観察を促しましょう。

まとめ:「絵画試験」はその子らしさを評価する試験

まとめ:「絵画試験」はその子らしさを評価する試験

小学校受験の絵画試験は、上手さよりも個性や観察力、想像力、表現力を重視すると考えられます。

年中から毎日の気軽な描画を習慣にすることで、自然と絵を描く力が育まれます。完成度よりも「何を見て、何を感じ、どう表現したか」が重要です。

親が子どもの個性的な発想を褒め、励ましながら、親子で描く楽しさを共有することが合格への近道と考えられます。

お受験ラボでは、今後も役立つ情報をお届けしてまいります。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

一部の記事には、幼児教育の現場経験が豊富な先生方の監修が入っていますが、
学校や試験内容は毎年大きく変化するため、すべての記事が常に最新の情報であるとは限りません。
その点だけ、あらかじめご理解いただければ幸いです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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