小学校受験でどの学校をどう組み合わせるか迷われるご家庭も多いのではないでしょうか。
小学校受験において、併願校の選び方は合否に大きく影響すると言われています。
実際に多くのご家庭を見てきた経験からも、併願戦略が整っているかどうかが結果に差を生む傾向があるようです。
この記事では、安全校・実力校・挑戦校の最適な組み合わせ方をわかりやすく解説します。
迷わず短時間で決められる併願戦略のポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
まず結論:併願は“精神安定の装置”である

併願戦略とは、もし落ちたときの心の支えをあらかじめ用意するためのものです。
どこか1校でも合格している状態をつくることで、最後の1校にすべてをかける不安を減らせます。
こうした状態は親御さんの心を安定させ、結果的に子どもの本番でのパフォーマンスを高める傾向があります。
【併願の黄金比】迷わず決める最適な組み合わせ

併願校の理想的な構成は以下の通りと考えられます。
- 安全校(合格可能性80%)×1校
- 実力校(合格可能性50%)×1〜2校
- 挑戦校(合格可能性20%)×1校
合計3〜4校がバランスの良い組み合わせです。
小学校受験は戦略ゲームというよりもメンタル競技の側面が強いため、メンタル設計から逆算して併願校を選ぶことが大切です。
① 安全校(合格可能性80%)の役割と選び方
安全校は確実に合格を狙いたい学校であり、家庭の安心感を支える役割があります。
安全校の選び方の基準としては、通塾で安定して上位の成績を取れている偏差値40後半〜50前半の範囲であることや、過去問の形式に対応できていることが挙げられます。
また、家庭が好印象を持てる学校であることも重要です。
② 実力校(合格可能性50%)の特徴と選び方
実力校は子どもが通うことで伸びる学校であり、過去問の形式と子どもの相性が良い学校が望ましいです。
選び方の基準としては、通塾時の席順が中〜上位であること、行動観察が得意な子どもに合うこと、家庭環境が安定していること、本番の試験形式と子どものタイプが一致していることが挙げられます。
③ 挑戦校(合格可能性20%)は1校に絞る理由
挑戦校は合格できれば理想的な学校ですが、1校に絞ることが推奨されます。
理由としては、親のメンタルが乱れやすい直前期の対策が分散しやすいこと、子どもに負担がかかりやすいこと、本気度の分散が起こることが挙げられます。
挑戦校を絞ることで成功率が上がる傾向があります。
【併願戦略で絶対に外せないポイント】
① 日程の並び順が合否に影響する
小学校受験は疲労と緊張との戦いでもあるため、受験日程の順番が重要です。
理想的な日程は以下の通りです。
安全校 → ウォームアップの役割
実力校 → 実力の仕上がりを確認
挑戦校 → 総仕上げの本番
② 秋の受験期に向けた体力設計
8〜11月は疲労がたまりやすい時期のため、子どもの体力を考慮した日程調整が必要です。
- 連続受験は最大2日までに抑える
- 3日連続の受験は集中力が持たなくなる可能性がある
- 必ず1日以上の休息日を挟む
③ 願書・面接の日程も含めて計画する
願書の締め切りや面接日が重なると併願が成立しないことがあるため、スケジュール全体の確認が必要です。
併願戦略は受験日+面接日+願書提出日の3つのスケジュールをしっかり確認しながら組み立てることが望ましいです。
【典型的な失敗例】

- 挑戦校を2〜3校入れてしまい、直前期の対策が分散して全落ちのリスクが高まる
- 安全校を軽視し、合格が確保できないまま挑戦校に挑み、本番で崩れてしまう
- 夫婦間で併願方針がズレており、家庭内の雰囲気が乱れて子どもの表情や態度に影響が出る
お受験ラボが提案する“最強の併願プロセス”

- 志望校を3〜5校書き出す(第一志望+気になる学校)
- それぞれの学校の試験形式を分類(ペーパー/行動観察/体操/生活)
- 子どもの得意・苦手と照らし合わせて分類する
得意な分野が一致 → 実力校
苦手な分野が多い → 挑戦校
総合力が合う → 安全校 - 受験日程(試験+面接+願書)で順番を並び替える
- “行きたくない学校”は併願から外す
このステップで進めれば、迷わずに併願戦略を組み立てられると考えられます。
結論:併願は「合格率の話」ではなく「精神設計」である

合格率は、メンタルが安定しているご家庭ほど高くなる傾向があります。
併願はそのための装置であり、子どもが最大限の力を発揮できるようにする生活設計です。


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