私立小学校に入学後も進路選択は重要な課題です。内部進学と外部受験の違いを理解しましょう。
小学校受験を経て私立小学校に入学した後も、進路選択の局面が待っています。学校によって内部進学を重視するか、外部受験を前提とするか方針が異なるため、事前に理解しておくことが大切です。
この記事では、私立小学校からの進路パターンや内部進学の現実、外部受験の実態を具体例を交えて解説します。ご家庭に合った進路選択の判断材料としてお役立てください。
1. 私立小学校の進路パターンを知る

私立小学校は大きく3つの進路方針に分けられます。
① 大学附属・一貫教育型(内部進学重視)
慶應、早稲田、青山学院などの大学附属校では、9割以上が系列中学校に進学すると言われています。
このタイプの学校は受験勉強よりも教養や体験学習に重点を置くカリキュラムが多いです。
外部受験するのは医学部志望や成績不振の少数派に限られる傾向があります。
② 進学指導・受験対応型(外部受験重視)
宝仙学園や洗足学園など、難関中学合格を目指すカリキュラムが中心の学校もあります。
このタイプは学校の授業が受験対策に直結し、通塾を前提としたスケジュールの場合もあります。
公立小の子どもたちと比べて、周囲が受験モードなので孤立しにくい環境です。
③ 選択・併設型(内部進学と外部受験のハイブリッド)
暁星や白百合学園など、内部進学と外部受験の両方の選択肢を持つ学校もあります。
学校によっては内部進学の権利を保持したまま外部受験が可能な場合と、退路を断つ必要がある場合があるため、事前に確認が必要です。
2. 内部進学の現実|自動的に進むわけではない

附属校でも内部進学は成績や適性によって判断されることが多いです。
成績不振による退路断絶のケース
男子の外部受験が多い学校
共学の大学附属校や小学校は共学でも中学から女子校になる学校では、男子は外部受験を選ぶ傾向があります。
系列中学の偏差値が低い場合、男子児童は難関男子校を目指して早期から塾通いを始めるケースが多いです。
3. 外部受験の実態|私立小生のメリットとデメリット

私立小学校に通いながら難関中学を目指す外部受験は負担が大きい一方で基礎力の高さが強みです。
デメリット:時間的制約と負担の大きさ
私立小生は往復1〜2時間の電車通学が基本で、学校行事や宿題も多いため、塾の課題と合わせて負担が大きくなりがちです。
メリット:環境と基礎学力の高さ
私立小の独自教材や進度の速さ、精神的成熟度の高さは塾の授業に集中しやすい環境を作ると言われています。
また、同じ環境の仲間と切磋琢磨できることも大きなメリットです。
4. 成功と苦悩のケーススタディ

実際の家庭の進路選択例から、内部進学と外部受験の特徴を見てみましょう。
Case 1:名門附属から医学部を目指す外部受験
Case 2:公立中学回避のための中学受験
中堅私立小に入学し、6年間の安定した環境で学習習慣を身につけて難関中学を目指すケースです。
学校が外部受験に協力的でない場合もありますが、効率的な学習が成功率を高める傾向があります。
Case 3:受験対応型私立小から最難関中学へ
最初から中学受験を目標に設定し、学校の授業と塾が連動する環境で学ぶケースです。
順位競争が激しいため、子どものメンタルケアが重要と考えられます。
5. 志望校選びで必ず確認したいポイント

志望校選びの際は、進路実績や併願の可否、通塾率などをしっかり確認しましょう。
① 過去3年間の外部進学率をチェックする
パンフレットの進路実績を確認し、系列中学への進学率や外部受験者の進学先を把握してください。
② 併願の可否を必ず確認する
③ 通塾率と学校の受験スタンスを調べる
「塾に行かなくても学校の勉強だけで大丈夫」と言う学校は、補習が充実している場合と受験対策をしない場合のどちらかです。
口コミや塾の先生の話を参考に見極めましょう。
6. まとめ:私立小はゴールではなくスタートのプラットフォーム

私立小学校入学は大学までの一貫教育や中学受験の準備期間としてのスタート地点と考えることが大切です。
どの環境を選ぶかによって、親子の6年間の過ごし方や進路の可能性が大きく変わります。
志望校選びに迷ったら、卒業式にどんな姿を見たいかをイメージしてみてください。


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