私立小学校から中学受験をするのは、系列の中学校がない学校や、男女の一方が外部の中学校を受験する学校に多いケースです。大学附属校でも、医学部志望などで外部を目指す子どもがいます。外部受験をすると系列の中学校へ進む権利がなくなる学校もあるため、小学校を選ぶ段階で確認しておきましょう。
私立小学校に入学したあとも、中学への進み方を考える場面があります。内部進学を前提にする学校もあれば、中学受験をする子どもが多い学校もあり、方針は学校によってさまざまです。
この記事では、私立小学校から中学受験をするケースと、外部受験の大変さ・強み、学校選びで確認したいポイントを紹介します。主な私立小学校の卒業後の進路は私立小学校の卒業後の進路|大学附属校の内部進学の仕組みと3つのタイプで一覧にしています。
私立小学校から中学受験をする主なケース
| ケース | 例 |
|---|---|
| 系列の中学校がない | 精華小学校の男子は外部の中学を受験(女子は神奈川学園中学校へ内部進学可。試験あり) |
| 男女の一方が外部受験になる | 洗足学園小学校は、女子は洗足学園中学校へ進学可能、男子は外部の中学を受験 |
| 系列の中学校はあるが、外部を目指す | 系列大学にない学部(医学部など)を目指す、別の校風の学校で学びたいなど |
| 内部進学の基準に届かない | 成績や生活面の基準を満たさず、外部の中学校を探す |
精華小学校や洗足学園小学校のように、中学受験で難関校への合格者を多く出している学校もあります。詳しくは精華小学校の倍率・偏差値【2027年度】試験内容・日程・学費・中学合格実績まとめ、洗足学園小学校はなぜ中学受験に強い?学校の考え方・授業の特徴と女子・男子の進路で紹介しています。
私立小学校から中学受験をする大変さと強み
| 内容 | |
|---|---|
| 大変さ | 電車通学の時間、学校の行事や宿題に加えて、塾の授業と宿題が重なる |
| 大変さ | 学校の下校時刻によっては、塾の授業に間に合わせる工夫が必要 |
| 大変さ | 内部進学をする友だちが多い学校では、受験する子どもが少数派になることも |
| 強み | 小学校で身についた学習習慣や基礎学力を、受験勉強に生かせる |
| 強み | 中学受験を前提とする学校では、周りの友だちと励まし合える |
中学受験の塾は、小学3年生の2月(新4年生)から通い始める家庭が多くあります。私立小学校の行事や長期休みの過ごし方も含めて、無理のないスケジュールを考えましょう。
内部進学の権利と外部受験
大学附属校や中高一貫の系列校がある学校では、外部の中学校を受験すると、系列の中学校へ進む権利がなくなる場合があることに注意が必要です。権利を持ったまま外部を受験できる学校もあれば、外部受験をする時点で内部進学をあきらめることになる学校もあります。
内部進学の権利の扱いは学校によって違い、変わることもあります。入学前の説明会や、外部受験を考え始めた時点で、必ず学校に確認しましょう。
小学校選びの段階で確認したいこと
- 系列の中学校へ進む割合と、外部の中学校へ進む割合
- 外部受験をした場合の、内部進学の権利の扱い
- 外部受験をした子どもの主な進学先
- 学校の授業の進み方と宿題の量
- 下校時刻と、放課後に塾へ通う子どもの多さ
大学附属小学校のメリット・デメリットは大学附属小学校のメリット・デメリット|内部進学の実際と向いている家庭、公立小学校から中学受験をするルートとの比較は公立小から中学受験か私立小か|12年間の過ごし方と教育費の違いで紹介しています。
よくある質問
Q. 私立小学校から中学受験をする子どもは多いですか?
学校によって大きく違います。ほとんどの子どもが系列の中学校に進む学校もあれば、中学受験をする子どもが多い学校もあります。学校説明会で進学先の割合を確認しましょう。
Q. 学校は中学受験に協力してくれますか?
中学受験を前提とする学校では、学校として受験を支える取り組みをしているところもあります。内部進学が中心の学校では、受験の準備は家庭と塾で進めることが多くなります。


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