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横浜国大附属小学校 横浜と鎌倉の違いを学区制服進学で比較

横浜国大附属「横浜」と「鎌倉」の違い|学区・制服・進学のポイント解説1

横浜国立大学附属小学校の「横浜」と「鎌倉」、どちらを選ぶべきか迷う保護者の方へ

神奈川県内にある国立小学校は、この2校のみです。まずはそれぞれの立地や校風を理解し、ご家庭の教育方針や生活環境に合うかどうかを考えてみましょう。

この記事では、横浜国大附属の「横浜」と「鎌倉」両校の学区、服装・ランドセル、高校進学の実態など、受験前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

目次

第1章:まずは基本を知る「2つの横国」のプロフィール

第1章:まずは基本を知る「2つの横国」のプロフィール

1. 横浜国立大学教育学部附属横浜小学校

通称は「横国横浜」または「附属横浜」です。
立地は横浜市中区立野で、JR根岸線「山手駅」から徒歩約10分の場所にあります。
山手エリアという横浜屈指の高級住宅街に位置し、フェリス女学院や横浜共立学園なども近隣にあります。

校風は都市型でアカデミックな傾向があり、大学の教育学部と連携した先進的な教育カリキュラムの研究拠点としての役割が強いと言われています。

横浜の中心部にあるため、比較的洗練された「都会の学校」という雰囲気が感じられます。

2. 横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校

通称は「横国鎌倉」または「附属鎌倉」です。
立地は鎌倉市雪ノ下で、JR横須賀線「鎌倉駅」から徒歩約15分の場所にあります。
鶴岡八幡宮のすぐそばで、豊かな緑と歴史的建造物に囲まれた情緒あふれる環境です。

校風は自然派で伝統と自由を重んじる傾向があります。
自然観察や歴史学習が盛んで、私服通学に象徴されるように子どもの自主性を尊重する自由な校風ですが、古き良き伝統も大切にしています。

鎌倉の土地柄を活かした教育が特徴的です。

第2章:最大の壁「通学区域(学区)」のファクトチェック

国立小学校受験で最も重要なルールは「通学区域(学区)」であり、指定されたエリアに居住していることが出願の絶対条件です。

私立小学校のように遠方から通学することは認められていません。
そのため、附属横浜と附属鎌倉の併願は原則としてできません。
両校の通学区域は明確に分かれており、重複する地域がほとんどないためです。

附属横浜小学校の主な通学区域

  • 横浜市の東部・南部・中心部が中心
  • 中区、西区、南区、港南区、保土ヶ谷区、磯子区、金沢区、神奈川区の一部、鶴見区の一部など

年度によって通学区域は変更される可能性があるため、必ず最新の募集要項を確認してください。

附属鎌倉小学校の主な通学区域

  • 鎌倉市全域
  • 逗子市全域
  • 葉山町全域
  • 藤沢市の一部
  • 横浜市(栄区、戸塚区の一部、港南区の一部など)

同じ横浜市港南区でも町名によって通学区域が異なることがあるため、住所の詳細な確認が必要です。

受験直前に住民票を移すケースもありますが、出願時点での居住実態が厳しく問われるため、合格後に取り消しになるリスクもあります。

第3章:見た目でわかる決定的な違い「制服とランドセル」

第3章:見た目でわかる決定的な違い「制服とランドセル」

両校の文化の違いが最も表れるのが、子どもたちの服装とランドセルです。

附属横浜:標準服の安心感

附属横浜には「標準服」と呼ばれる制服のような服装があります。
紺色を基調としたブレザーやスカート、半ズボンなど、私立小学校に近いきちんとしたスタイルです。

式典や特別な行事では着用義務がありますが、普段の登校時は学年や担任の方針によって動きやすい服装も許容される場合があります。

ランドセルは基本的に自由ですが、華美でないものが推奨され、多くの児童が一般的なランドセルを使用しています。

標準服があることで、服装の統一感や安心感があると言われています。

附属鎌倉:伝統の「指定ランドセル」と私服

附属鎌倉は完全私服通学です。
ジーンズやTシャツ、スニーカーでの登校が一般的で、活発に遊ぶことが推奨されているため汚れてもよい服装が好まれます。

服装は自由ですが、ランドセルだけは学校指定の茶色の革製で、校章(桜のマーク)が刻印されたクラシカルなデザインが義務付けられています。

また、校章入りの制帽もあり、「私服に指定ランドセルと制帽」という独特の組み合わせが伝統として保護者や卒業生の誇りとなっています。

このスタイルは附属鎌倉の個性を象徴しています。

第4章:【最重要】「高校がない」という出口戦略の罠

横浜国立大学附属には附属高校が存在しないことが、受験前に理解しておくべき最大のポイントです。

筑波大学附属やお茶の水女子大学附属、東京学芸大学附属には附属高校がありますが、横浜国大附属は小中学校までの教育機関です。

12歳と15歳で訪れる「選抜」の現実

小学校から中学校への内部進学は原則可能ですが、成績や行動面での審査があり、一部の児童は外部中学受験を選ぶこともあります。

中学校卒業後は全員が高校受験をしなければならず、附属高校への優先入学枠もありません。

このため、附属中学卒業後は神奈川県内のトップ高校や難関私立高校への進学を目指す環境となっています。

主な進学先には横浜翠嵐高校、湘南高校、柏陽高校、学芸大附属高校、開成、慶應義塾、早稲田実業などが挙げられます。

附属小に入学するということは、中学1年生から再び塾通いが始まる可能性が高いことを意味します。

「小学校から大学まで受験なしで過ごす」ことを望む家庭には向かないかもしれませんが、最終的に県内トップ校や国公立大学を目指す家庭には適した環境と言えます。

第5章:お金の話「学費」と「親の負担(PTA)」

第5章:お金の話「学費」と「親の負担(PTA)」

国立小学校の大きな魅力は学費の安さですが、その分保護者の負担もあります。

入学金や授業料は無料で、公立小学校と同様です。
必要な費用は給食費、教材費、積み立て金、PTA会費、制服や指定品代などで、年間約10万〜15万円程度かかります。

私立小学校の年間100万円以上と比べると、6年間で大きな差が生まれます。
浮いた費用を高校受験の塾代や大学費用に充てることが可能です。

ただし、「金は出さないが、手と時間は出してもらう」という国立校のルールがあり、PTA活動や行事運営、通学サポートなどで保護者の協力が必要です。

共働き家庭が増えていますが、フルタイム勤務で祖父母の援助がない場合は、学校行事参加のための有給取得など綱渡りの生活になることもあります。

第6章:入試制度「抽選」という運命のいたずら

横浜国大附属の入試は実力だけで決まらず、抽選が存在することも特徴です。

第一次選考ではペーパーや行動観察で子どもの基礎的な能力や指示に従う力が見られます。倍率は高く、しっかり対策が必要です。

第二次選考では抽選が行われる場合があり、どれだけ優秀でもくじ引きで不合格になることがあります。

この「不条理」を受け入れられるメンタルが求められ、合格しなかった場合の公立小学校進学の準備も同時に進めることが鉄則です。

まとめ:あなたは「横浜」派?「鎌倉」派?

2校は個性が大きく異なります。
附属横浜小学校は横浜市中心部・南部に在住し、先進的でアカデミックな教育や標準服を望む家庭に向いています。
将来的に横浜翠嵐などの公立トップ校を目指す場合にも適していると言われています。

一方、附属鎌倉小学校は鎌倉・湘南エリアに在住し、自然豊かな環境で自主性を育みたい家庭や「私服×指定ランドセル」のスタイルに魅力を感じる方におすすめです。
将来的には湘南高校などの公立トップ校を目指す傾向があります。

どちらも教育実習生が多く訪れ、ベテラン教員が入れ替わる教育研究校としての使命を持っています。
「学校と共に教育を作り上げていくパートナー」としての意識を持てるご家庭にとっては、コストパフォーマンスに優れた学校と言えます。

まずはご自宅がどちらの学区に該当するかを確認し、ご家庭の状況に合った選択を検討しましょう。

この記事が皆さまの受験準備の一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

一部の記事には、幼児教育の現場経験が豊富な先生方の監修が入っていますが、
学校や試験内容は毎年大きく変化するため、すべての記事が常に最新の情報であるとは限りません。
その点だけ、あらかじめご理解いただければ幸いです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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