小学校受験で合格した後に後悔しないためには、家庭の価値観や環境を見直すことが大切です。
こんにちは。お受験ラボ編集部です。15年間、小学校受験の現場で講師を務めてきた経験から、合格後の家庭の様子についてお伝えします。合格したからといって必ずしも幸せになれるわけではない現実がある一方で、不合格でも前向きに成長できる家庭も多いのです。
この記事では、合格後に後悔しやすい家庭の特徴と、成長を続ける家庭の秘訣を具体的な事例とともに解説します。ご自身の家庭の状況と照らし合わせながら、今後の方針づくりにお役立てください。
合格後に後悔しやすい家庭の典型的なパターン

合格したのに後悔してしまう家庭には、いくつか共通する特徴があります。
パターン①: 学校と家庭の価値観や環境が合わないケース
他にも、宗教教育が厳しく子どもが息苦しさを感じる、保護者活動が多く仕事との両立が難しい、通学時間が長く疲れてしまうなどのケースもあります。
憧れだけで学校を選ぶと、実際の環境とのギャップに悩むことがあると考えられます。
パターン②: 合格をゴールと考え、その後の生活を見誤るケース
合格後の生活の厳しさを甘く見てしまうと、子どもも親もストレスを感じやすい傾向があります。
合格をゴールとせず、入学後の環境や学習の継続を見据えることが重要です。
パターン③: 経済的・時間的負担を過小評価してしまうケース
経済的・時間的な負担を事前にしっかり把握しておくことが大切です。
落ちても前向きに成長できた家庭に共通するポイント
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不合格でも前向きに成長できた家庭には、共通する考え方や行動があります。
ケース①: 不合格を学びの機会と捉えた家庭
不合格を失敗と捉えず、努力の過程を認めることが子どもの成長につながると考えられます。
ケース②: 公立小学校の良さを再発見した家庭
公立小学校にも多くの魅力があり、柔軟な視点で選択肢を考えることが大切です。
ケース③: 中学受験で再チャレンジし成功した家庭
受験は一度きりではなく、長い目で子どもの成長を支える機会と考えられます。
15年間の経験から見えた「後悔する家庭」と「成長する家庭」の違い
後悔する家庭と成長する家庭には、価値観や考え方に明確な違いがあります。
違い①: 「結果」だけを見るか、「過程」を大切にするか
結果よりも過程を重視することが、家庭の幸せにつながると考えられます。
違い②: 「見栄」か「本質」を見ているか
親の見栄よりも子どもの本質を見つめることが重要です。
違い③: 「完璧主義」か「柔軟性」を持っているか
柔軟な考え方が子どもの成長を支えると考えられます。
違い④: 「子ども不在」か「子ども中心」か
子どもの気持ちを尊重する姿勢が大切です。
あなたの家庭は大丈夫?価値観チェックリスト
以下の質問に正直に答えてみてください。3つ以上当てはまる場合は注意が必要です。
- 「不合格だったら恥ずかしい」と感じる
- 「◯◯小学校に通わせている」と言いたい
- 公立小学校を軽視している
- 「合格すれば安心」と思い込んでいる
- 子どもより自分の方が受験に熱心
- 夫婦間で受験への温度差がある
- 「せっかく入ったのに」が口癖になりそう
- 費用面を楽観的に考えている
また、以下のような考えが7つ以上あれば、健全なマインドと言えます。
- 結果よりも子どもの成長を喜べる
- 不合格でも得るものがあると信じている
- 公立小学校の良さを理解している
- 入学後の生活をリアルに想像している
- 子どもの幸せを何より大切にしている
- 夫婦で教育方針を共有している
- 「この子に合っているか」を常に考えている
- 経済的な計画をしっかり立てている
後悔しないために今できること

入学前と不合格時の備えをしっかり行うことが大切です。
入学前に取り組むべきポイント
- 学校を徹底的にリサーチする
説明会に必ず参加し、在校生の保護者の本音を聞き、学校の雰囲気や大変な面も確認しましょう。 - 経済的なシミュレーションを行う
6年間の総費用を計算し、想定外の出費も考慮に入れて無理なく支払えるか見極めましょう。 - 通学のシミュレーションをする
子どもと一緒に通学路を歩き、ラッシュ時の混雑具合も確認して6年間続けられるかイメージしましょう。
不合格だった場合の備え
- プランBを用意しておく
公立小学校の情報も集め、「不合格=終わり」ではないと理解し、家族で次の選択肢を話し合いましょう。 - 子どもへの声かけを準備する
「不合格」という言葉を使わず、努力を認める言葉や前向きな姿勢を伝える言葉を用意しましょう。 - 親自身の気持ちの整理をしておく
落ち込む時間を持ちつつ、子どもの前では明るく振る舞い、夫婦で支え合い、「縁がなかった」と受け入れる準備をしましょう。
最後に:小学校受験の本質とは何か

- 結果より過程を重視する
- 見栄より本質を見つめる
- 完璧主義より柔軟性を持つ
- 親の願いより子どもの幸せを優先する
これらを忘れなければ、どんな結果でも家族は必ず成長できるでしょう。受験は子どもの成長の「機会」であり、人生の「分岐点」ではありません。合格してもしなくても、その先には長い人生が続きます。大切なのは、子どもが自分らしく幸せに生きていけることです。受験を通じて親子の絆が深まるなら、それが最高の「合格」だと私は考えています。
おすすめ参考図書:親の心を整えるための本
受験前に読む本
- 『子どもが伸びる関わり方』(青春出版社)
受験の本質を教えてくれる一冊。親が何を大切にすべきかを改めて考えさせられます。 - 『「小学校選び」の後悔しないコツ』(日経BP)
学校選びの失敗例が豊富に掲載されており、冷静な判断を助けてくれます。
不合格だった時に読む本
- 『失敗図鑑』(文響社)
偉人たちの失敗エピソードを集めた本。子どもと一緒に読むことで、失敗を恐れなくなります。 - 『折れない心をつくる シンプルな習慣』(日本実業出版社)
不合格のショックから立ち直るヒントが満載。親のメンタルケアにも役立ちます。
合格後に読む本
- 『中学受験 基本のキ!』(日経BP)
私立小学校に入学しても多くの家庭が直面する中学受験について、早めに知っておくと心の準備ができます。 - 『私立小学校の歩き方』(晶文社)
入学後の現実的な情報が豊富で、理想と現実のギャップを埋めてくれる実用書です。
親子で読む本
- 『どんなに失敗しても「ま、いっか」と思える本』(PHP研究所)
完璧主義の親にこそ読んでほしい一冊。肩の力が抜けて楽になれます。


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