早生まれだからといって、小学校受験で一律に不利になるわけではありません。慶應義塾幼稚舎のように生年月日順にグループを分けて考査を行い、「生まれ月による有利不利はない」と説明している学校や、月齢を考慮して判定する学校があります。志望校の考え方を確かめ、月齢に左右されにくい「聞く力」や生活習慣を育てましょう。
年長の秋の考査の時点で、4月生まれの子は6歳半ほど、3月生まれの子は5歳半ほどと、1年近い差があります。運動や手先の器用さ、集中力などに差が出やすいのは事実ですが、学校もそのことを理解しています。
学校の月齢への配慮の例
| 学校 | 月齢への配慮(公表・報告されている内容) |
|---|---|
| 慶應義塾幼稚舎 | 考査は生年月日順にグループ分けして行われ、公式サイトでは生まれ月による有利不利はないと説明 |
| 洗足学園小学校 | 生まれ月ごとに1次試験の日を分ける配慮がある(出題内容は大きく変えない方針と言われる) |
| 東洋英和女学院小学部 | 月齢は考慮されると言われている |
| 森村学園初等部 | 月齢は考慮される |
| 同志社小学校 | 月齢は考慮される |
| 立命館小学校 | 生まれ月に配慮した総合判定 |
| 桐蔭学園小学校 | 月齢は考慮されない |
配慮の方法は、「生まれ月ごとにグループや試験日を分ける」「判定のときに月齢を考える」など、学校によって違います。志望校がどのように月齢を扱っているかを、説明会などで確かめておくと、準備の方針を立てやすくなります。
早生まれの子の受験準備のポイント
1. 月齢に左右されにくい力を育てる
運動や手先の器用さは成長とともに伸びていきますが、「先生の話を最後まで聞く」「目を見てあいさつする」「身の回りのことを自分でする」といった力は、月齢に関係なく家庭で育てられます。
2. 準備を少し早めに、ゆっくり進める
同じ内容でも、身につくまでに時間がかかることがあります。年中のうちから、遊びや生活の中で少しずつ経験を積んでおくと、年長で焦らずにすみます。
3. 模試の結果に一喜一憂しない
模試の結果は、月齢による差の影響を受けやすいものです。順位や偏差値より、前回と比べて何ができるようになったかを見ましょう。模試の結果の見方は小学校受験の模試の判定はどこまで当てになる?判定の意味と受け止め方で紹介しています。
4. 志望校と受験校の組み合わせを考える
月齢に配慮している学校を受験校に入れるなど、子どもの成長に合わせた組み合わせを考えるのも一つの方法です。受験校の組み合わせ方は小学校受験の併願の組み方|2027年度入試の考査日程と受験校の組み合わせ方で紹介しています。
親の気持ちの持ち方
早生まれの子は、まわりに少し年上の友だちがいる環境で育つため、人のまねをしながら学ぶ力や、がんばる気持ちが育つこともあります。成長のペースは一人ひとり違います。ほかの子と比べすぎず、その子なりの伸びを認めてあげましょう。
よくある質問
Q. 早生まれは何月生まれのことですか?
1月1日から4月1日までに生まれた子どもを「早生まれ」と呼びます。同じ学年の中で、生まれた時期が遅い子どもです。
Q. 早生まれでも難関校に合格できますか?
できます。慶應義塾幼稚舎のように生年月日順に考査を行う学校もあります。月齢に関係なく育てられる力を大切にしながら、準備を進めましょう。


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