小学校受験に向けて親が気をつけたいNG行動とは何か、具体的な改善策も含めて解説します。
小学校受験はお子さまの可能性を伸ばす大切な準備期間です。
しかし、親の関わり方によっては、逆に成長の芽を摘んでしまうこともあります。
多くの親御さんは「良かれと思って」行動されているため、気づきにくい点が難しいところです。
この記事では、15年以上の受験指導経験をもとに、子どもの成長を妨げる親のNG行動を5つに絞り、理由と改善策をわかりやすくお伝えします。
ぜひご家庭での関わり方の参考にしてください。
1. 完璧を求める声かけが自己肯定感を下げる

完璧さを求める声かけは、子どもの自己肯定感を削りやすい傾向があります。
「なんでできないの?」「昨日はできたよね?」「お友だちはできてたよ」などの言葉は、叱責ではなくても子どもにプレッシャーを与えやすいです。
受験校が重視するのは結果の正確さだけでなく、「伸びしろのある子かどうか」と言われています。
改善策としては、「できた?」ではなく、「やってみようか」「その考え方いいね」と挑戦を評価する声かけに変えることが効果的です。
2. 先取り学習の偏りが考える力を奪う

先取り学習で難しい問題を早く覚えさせることが有利になるとは限りません。
先取り学習で点数は取れても、本番で伸び悩むケースが見られます。
その理由は「知っている問題」だけ解ける子は、未知の課題に対応する力が育ちにくいためです。
改善策としては、先取り学習よりも図形パズルやお話の記憶、模倣遊び、折り紙や工作、運動など、脳の基礎を育てる活動を重視することが推奨されます。
3. 他の子との比較がもたらす弊害
子ども同士の比較は自己肯定感の低下や親の焦りを招きやすいです。
比較には主に2つの悪影響があります。
①子どもが自分を順位でしか評価できなくなること
②親が焦って誤った学習方針を選びやすくなることです。
改善策は「昨日の自分と比べる」ことに切り替えることです。
これにより家庭の空気が変わり、子どもの成長が促されると考えられます。
4. 親の緊張や焦りを子どもに伝えない
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親の緊張や焦りが子どもに伝わると、子どもも不安や緊張を感じやすいです。
小学校受験を経験した子どもの中には、親の顔色を伺って育つケースが一定数あります。
親御さん自身が強いプレッシャーを感じていると、その空気を子どもが敏感に感じ取るためです。
改善策として、家庭内の空気を「挑戦してもいい」「失敗しても大丈夫」という雰囲気に統一することが重要です。
これが本番に強い子を育てる近道と考えられます。
5. 子どもの“好き”や興味を奪わない
受験勉強に集中させようとして、習い事をやめさせたり外遊びを減らしたりすることは避けたい行動です。
好きなことを奪われると、学ぶ意欲も同時に失いやすいです。
行動観察で求められる創造力やコミュニケーション能力、協調性、発想の豊かさは机の上だけで育つものではありません。
改善策は、受験のために何かを削るのではなく、子どもの興味を広げる方向で生活を整えることです。
これが本物の成長につながるとされています。
まとめ|子どもの芽は「守る」ことで伸びる
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小学校受験は詰め込みで合格できる試験ではなく、詰め込みすぎると失敗しやすい試験と言われています。
今回ご紹介した5つのNG行動はすべて家庭の空気から生まれます。
① 完璧要求
② 先取り偏重
③ 比較
④ 親の緊張コピー
⑤ 好きを奪う
これらが重なると子どもの成長力は弱まる傾向があります。
逆に、これらを避けている家庭は本番で強くなることが多いです。


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