お茶の水女子大学附属小学校は、大学と協力して小学校教育の研究を行う「研究校」です。学年を4〜5名の教員で受け持つ「協力学年担任方式」、1975年から続く「創造活動」、互いの考えを聴き合う「てつがく」、国語・算数とは違う4つの領域で学ぶ低学年教育など、公立や多くの私立とは違う特色があります。
お茶小は倍率や抽選の話題が先に立ちがちですが、どんな教育をしている学校かを知っておくことは、受験するかどうかを決めるうえでとても大切です。ここでは、学校の公式サイトと学校説明会Q&Aをもとに、教育の特徴と入学後の生活をまとめました。
研究校としての役割
お茶小は、大学附設の教育機関として、小学校教育の理論と実際に関する研究を行う使命をもっています。毎年「教育実際指導研究会」を開いて全国の先生方に授業を公開し、文部科学省の研究開発学校の指定も受けています。そのため、教育実習生や国内外の教員の参観を受け入れるなど、公立学校とは違う面があります。
特色ある教育
| 特色 | 内容(公式サイトより) |
|---|---|
| 協力学年担任方式 | 学年を4〜5名の教員が協力して指導・運営する。3年生以上は教科担任制 |
| 創造活動 | 1975年から、特別活動・道徳・総合的な学習の時間を弾力的に運用する領域として位置づけ |
| てつがく | 互いの想いや捉えを聴き合いながら、日常の「当たり前」を問い直す |
| プロジェクト型の活動 | 子どもの興味関心を出発点に、テーマを決めて探究する |
| 低学年教育 | 「国語」「算数」という教科とは違う4つの領域で、生活を学びにつなげる |
| 帰国児童教育 | 4年生以上の帰国児童を受け入れる帰国児童教育学級がある |
授業のスタイル
学習は教科書の順番どおりに進めるのではなく、子どもの学びに合わせて順番を変えたり、ほかの方法で学んだりしながら、学習指導要領の内容を学びます。1〜3年生の教室はオープンスペースで、学習によって形を変えながら学んでいます。
学校は、詰め込み式の教育はしていないので、そうした学力を望む場合はデメリットと言えるかもしれない、と率直に説明しています。子どもの主体性と考える力を大切にする学校だと理解しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 外国語 | 専任の日本人教員と、ネイティブのALT1名によるティームティーチング。コミュニケーションや外国の文化に触れることを大切にしている |
| ICT | 低学年から情報端末を使用。メリット・デメリットを考えて必要に応じて利用 |
| 異学年交流 | 1〜6年生のたてわり班で活動 |
| 相談体制 | スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーが日替わりで在校 |
入学後の生活で知っておきたいこと
- 入学後しばらくは登下校の送迎が必要(一人で通えるようになるまで)
- 1・2年生は、多いときで月に2〜3回、保護者が来校する機会がある
- 学校主導のアフタースクールの予定はない。学童は学校に届け出て通う家庭もある
- 習い事は下校途中に寄ることはできず、一度帰宅してから行く
- 朝6時に23区に気象警報が出ていると休校
- 標準服(男女別)がある
共働き家庭の考え方はお茶の水女子大学附属小学校と共働き家庭|送迎・来校・放課後の実際と入学前の準備、男子の進路はお茶の水女子大学附属小学校の男子の進路|附属中学校への進学と高校受験・進学先(公式)で紹介しています。
よくある質問
Q. お茶の水女子大学附属小学校の教育の特徴は何ですか?
協力学年担任方式、創造活動、てつがく、プロジェクト型の活動、低学年の独自の領域など、子どもの主体性と考える力を大切にする教育です。
Q. 教科書は使いますか?
使いますが、教科書の順番どおりではなく、子どもの学びに合わせて順番や方法を工夫しています。
Q. 学校に向いているのはどんな家庭ですか?
学校は、子どもの思いが発揮できるよう学びの意欲を引き出す環境を家庭でつくってほしいとしています。詰め込み式の学力を求める家庭には合わないかもしれないと説明しています。


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