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慶應・早稲田・学習院小学校の校風と入試の違いを比較

慶應・早稲田・学習院小学校の校風と入試の違いを比較1

慶應義塾、早稲田実業、学習院の3校は、それぞれ異なる教育理念と校風を持ち、受験生の家庭に合った選択が重要です

小学校受験において、慶應義塾、早稲田実業、学習院は関東の難関私立小学校として特に注目されています。
それぞれの学校は長い歴史と独自の教育方針を持ち、単に大学付属という理由だけで選ぶと後悔することもあります。
本記事では、3校の校風や入試傾向、進路の特徴を整理し、ご家庭に合った学校選びの参考にしていただければと思います。

この記事でわかること:慶應義塾、早稲田実業、学習院の校風や入試の違いと、選び方のポイント

目次

1. 慶應義塾(幼稚舎・横浜初等部)|「独立自尊」の精神を育む

1. 慶應義塾(幼稚舎・横浜初等部)|「独立自尊」の精神を育む

慶應義塾は「独立自尊」を理念に、自由な校風の中で個性を伸ばす教育が特徴です

校風と教育理念

慶應義塾の根底には福澤諭吉の「独立自尊」の精神があります。
自ら考え、自ら気品を高め、社会の先導者となることを目指します。
特徴的なのは教員を「舎長」や「教諭」と呼び、担任が6年間変わらず持ち上がることで、家族のような濃密な人間関係を築く点です。
自由度が高く、子どもが熱中できる分野で突出した個性を育てる傾向があります。

幼稚舎は伝統的に遊びやスポーツを通じた人間形成を重視し、横浜初等部は基礎学力の定着やグローバル教育にも力を入れています。

進路と未来

幼稚舎・横浜初等部からは基本的に慶應義塾大学へエスカレーター式に進学可能です
「三田会」と呼ばれる強力な同窓会ネットワークは、ビジネスや政財界でのパスポートとなることが多いです。

入試傾向

  • 幼稚舎:ペーパーテストはなく、行動観察や運動、絵画制作で「輝き」や「リーダーシップ」を評価します。
  • 横浜初等部:ペーパーテストがあり、難問も出題されます。行動観察に加え「知力」や「粘り強さ」も重視されます。

2. 早稲田実業学校初等部|「去華就実」の精神で実質を重視

早稲田実業は質実剛健な校風で、集団の中での切磋琢磨を大切にしています

校風と教育理念

校是は「去華就実(華やかさを捨て実質を追求)」で、礼儀やマナーを重視します。
慶應が個の自由を尊重するのに対し、早稲田は集団の中での努力や協調を大切にする傾向があります。
共学化は2002年と歴史は浅いものの、早稲田大学の系属校としての誇りがあります。

宿題が多めで学習習慣の定着に厳しい面もあり、家庭の協力が求められることが多いです。

進路と未来

早稲田実業中等部・高等部を経て早稲田大学へ推薦されますが、一定の成績が必要です。
特に高等部からの大学推薦は競争が激しいため、小学校段階からの学習習慣が重要視されます。

入試傾向

  • ペーパーテストはあり、基礎から応用まで幅広く出題されます。
  • 行動観察や運動も重視され、「粘り強さ」や「最後まで諦めない姿勢」が評価されます。
  • 親の面接が重要で、家庭の教育方針と学校の理念が合っているか深く問われます。

3. 学習院初等科|「ノブレス・オブリージュ」の伝統と品格

学習院は品格と伝統を重んじ、穏やかで礼儀正しい人間形成を目指します

校風と教育理念

「正直・礼儀」を基本に、質素で堅実な生活を求めます。
華美を避け、物を大切にする心や日本の伝統文化を尊重する教育が特徴です。
校舎は歴史を感じさせる重厚な造りで、最新のICT教育よりも本物に触れる体験を重視しています。

「ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)」の精神が根付いており、社会貢献を意識した人材育成が目標です。

進路と未来

学習院中等科・女子中等科へ進学し、学習院大学へ進むのが一般的ですが、近年は他大学への進学を目指す生徒も増えています。
エスカレーター式の安心感はありますが、進路選択の自由度が比較的高いと言われています。

入試傾向

  • ペーパーテストはあり、難問奇問は少なく丁寧さと正確さが求められます。
  • 個別テストでは先生と対話しながら課題を解決する力が見られます。
  • 家庭力も重視され、願書の書き方や面接での所作、言葉遣いなどが評価されます。

4. 【徹底比較】3校の特徴を一覧で確認

4. 【徹底比較】3校の特徴を一覧で確認
比較項目 慶應(幼稚舎・横浜) 早稲田(実業) 学習院(初等科)
キーワード 独立自尊・自由・先導者 去華就実・質実剛健・挑戦 質素・堅実・品格・伝統
校風 教師と生徒が対等、個性を伸ばす 文武両道で切磋琢磨 落ち着きがあり礼儀正しい
親の関わり 非常に濃い(行事・同窓会活動) 学校主導、PTA活動は活発 控えめだが格式ある付き合い
生徒の雰囲気 自信に満ち活発 元気で粘り強い 穏やかで育ちの良さを感じる
入試の肝 行動観察・運動(+横浜はペーパー) 総合力(ペーパー・行動・面接) 丁寧さ・所作・家庭の雰囲気
大学進学 ほぼ慶應義塾大学 ほぼ早稲田大学(競争あり) 学習院大学+他大学進学も多い

5. 我が子に合う学校の選び方ポイント

5. 我が子に合う学校の選び方ポイント

偏差値やブランドだけでなく、校風や家庭の教育方針との相性を重視しましょう

慶應に向いている子・家庭

  • 子ども:誰とでも物怖じせず話せる、運動神経が良く、自発的なリーダータイプ
  • 家庭:子どもの興味を尊重し、自由な校風を信頼できる経済力と度量がある

早稲田に向いている子・家庭

  • 子ども:一生懸命取り組み、負けず嫌いでバランスよく努力できる
  • 家庭:文武両道を好み、熱い校風に共感し共に努力できる

学習院に向いている子・家庭

  • 子ども:穏やかで優しく、ルールやマナーを守れる
  • 家庭:質素で丁寧な暮らしを好み、伝統や格式を尊重し静かに従える

学校選びは16年間の環境選びとも言われます。
制服やブランドだけでなく、我が子がその環境で笑顔で過ごせるかを想像することが大切です。

ご家庭の価値観に合った学校選びの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

一部の記事には、幼児教育の現場経験が豊富な先生方の監修が入っていますが、
学校や試験内容は毎年大きく変化するため、すべての記事が常に最新の情報であるとは限りません。
その点だけ、あらかじめご理解いただければ幸いです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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