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2027年版|家庭でできる小学校受験行動観察トレーニング30選

2027年版|家庭でできる小学校受験行動観察トレーニング30選1

小学校受験の行動観察対策は、家庭での自然な習慣づくりが鍵と言われています。

小学校受験の行動観察は、塾での練習だけでなく、家庭での普段の過ごし方が大きく影響すると考えられています。学校側は子どもの自然な姿を重視しているため、家庭で育まれる協調性や思考力、感情のコントロール力が評価されやすい傾向があります。

この記事では、毎日10分程度で無理なく続けられる30の行動観察トレーニングをご紹介します。ご家庭のペースに合わせて取り入れてみてください。

目次

行動観察で評価される5つの力とは?

行動観察で評価される5つの力とは?

行動観察では、協調性や課題解決能力など5つの力が特に注目されています。

  • 協調性:他者の気持ちに寄り添えるか
  • 課題解決能力:与えられた課題に自分で工夫して取り組めるか
  • 感情コントロール:失敗や悔しさに直面した時に気持ちを切り替えられるか
  • 主体性:指示を待つのではなく自分から行動できるか
  • コミュニケーション力:相手と会話しながら思いを伝え理解できるか

これらの力を理解したうえで、家庭でのトレーニング計画を立てることが大切です。

カテゴリー別|自宅でできる30の行動観察トレーニング

カテゴリー別|自宅でできる30の行動観察トレーニング

協調性を育むゲーム(7パターン)

協調性は、家族や友達と関わる中で自然に育まれる力です。

1. ボードゲーム(オセロ・すごろく・UNO)

毎週末に家族で1時間ゲームの時間を設けると良いでしょう。負けた時の態度や悔しさの処理の仕方を観察します。共働き家庭では日曜夜に15分×2回でも効果的です。

2. 「順番を守る」練習

誰がどの順番かを全員で確認し明確にします。自分の順番が来るまでの過ごし方や、待っている間に他の人をサポートする行動があるかを見ましょう。

3. 「グループで一つのものを作る」ゲーム

みんなで一緒に積み木で家を作るなどの共同作業を通じて、自分のやりたいことよりグループの目標を優先できるかを観察します。自然に役割分担が生まれるかもポイントです。

4. 音楽に合わせた動き

音楽が流れている間ダンスをします。リズムに乗り他の人の動きを見ながら自分の動きを調整できるか、照れずに表現できるかも評価されます。

5. 親子でのボール遊び

キャッチボールやボール運びリレーを楽しみます。相手の投げ方を観察し、どう返すか判断できるか、相手が失敗しても責めず励ましながら続けられるかを見ましょう。

6. 「相談して決める」練習

「今日の晩ご飯は何が食べたい?」と家族で相談して決めます。自分の意見を伝えつつ他人の意見も聞く力を育て、意見が対立した時に折り合いをつける経験を積みます。

7. 「困った時に手を差し伸べる」練習

親がわざと困った様子を見せ、子どもの対応を観察します。「ママが重いものを持っているけど、手伝える?」と声をかけ、相手のニーズを察して主体的に行動できるかを見ましょう。

課題解決能力を育むトレーニング(8パターン)

課題解決能力は、自分で考え工夫しながら問題に取り組む力です。

8. 積み木・パターンブロックでの自由構成

「どんな形を作る?」と指定せず自由に作らせます。最初のアイデアや途中の工夫、失敗からの修正を観察し、親は評価するだけでアドバイスは控えましょう。

9. パズル(年齢より少し難しいもの)

ピースが合わない時の試行錯誤の様子を見守ります。親に助言を求めるか、自分で考え続けるかを観察し、完成後に「工夫したところは?」と振り返り話すと良いでしょう。

10. 「失敗から学ぶ」設計のゲーム

ボードゲームで負けた時に「次はどうしたらいい?」と問いかけます。遊び直すだけでなく、なぜ負けたかを考えさせることがポイントです。

11. 「材料から何かを作る」

古い雑誌や厚紙、綿など決められた材料でロボットなどを作らせます。「これではダメ」と別の方法を考える柔軟な思考を促し、制限の中で創意工夫できるかを見ます。

12. 「問題を発見して解決する」練習

おもちゃが壊れた時にどう対処するか子どもに考えさせます。親は答えを示さず、子ども自身に複数の解決策を考えさせることが大切です。

13. 「制限時間内にやり遂げる」

「10分でお片付けをしよう」と時間を意識させます。時間配分やスピード感を持って行動できるか、諦めず最後までやり遂げる粘り強さを育てましょう。

14. 「大人と子どもで一緒に課題を解く」

親が困った顔をして「ここが分からない、一緒に考えて」と頼みます。子どもが大人を助ける経験を通じて自信と主体性を育みます。

15. 「作ったものを説明する」練習

積み木で作った作品について「これは何?」と質問します。自分の意図を相手に分かりやすく伝える力を養い、試験官の質問への回答練習にもなります。

感情コントロールと折り合いをつける練習(7パターン)

感情コントロールは、失敗やトラブルに直面した時の気持ちの切り替えや我慢の力です。

16. 「自分と相手のやりたいことが違う」ゲーム

例えば赤い積み木を両方使いたい時にどうするか考えさせます。「順番こしよう」「一緒に使おう」など解決案を子どもから引き出すことが大切です。

17. 「意図的に負ける」

親がわざと子どもに負けて喜びと配慮のバランスを観察します。相手を思いやりながら自分の喜びも感じられるかを見ましょう。

18. 「うまくいかなかった時の対応」練習

子どもの企画したゲームがうまく進まない時に一緒に考えます。親は提案せず、子ども自身に別の方法を考えさせることがポイントです。

19. 「兄弟姉妹間の公平性」

リーダー役を交代制にして公平感を育てます。自分がリーダーでない時に相手を尊重できるか、兄妹で一緒に何かを作る経験も大切です。

20. 「友達とのトラブルを見守る」

友達と遊んで意見が対立しても親は介入せず見守ります。子どもたちが自分たちで解決する経験を積み、失敗を通じてコミュニケーション力が育まれます。

21. 「親に助言を求める」練習

困った時に「ママ、分からなくなった」と言える安心感を作ります。親が「いい質問だね」と褒めることで質問することを良いことと認識させることができます。

22. 「我慢する経験」

「今はゲームをしたいけどご飯の時間だから待とうね」と伝えます。欲求を遅らせ社会的ルールを理解する力を育てることが大切です。

指示行動・聞く力を育むトレーニング(5パターン)

指示行動や聞く力は、試験での指示理解や行動の基礎となる力です。

23. 複数の指示を一度に聞いて行動する

「おもちゃをここに置いて、靴を揃えて、手を洗ってね」と3つの指示を出します。順序を覚えて正しく実行できるか、聞き間違えた時に「もう一度お願いします」と質問できるかを見ます。

24. 指示の意図を理解して応用する

「積み木でタワーを作って」と指示し、「一番高く」「安定している」などの意図を読み取れるかを確認します。

25. 音声指示を聞いてすぐに行動する

「ストップ」と言われたらすぐに止まることを練習します。聞く姿勢や反応速度を観察しましょう。

26. 説明を聞いてから試行錯誤する

ゲームのルール説明を聞いて自分で実行します。理解できたか、疑問があれば質問できるかを確認することが重要です。

27. 大人の見本を見て真似をする

親が動きを見せて「同じようにしてみてね」と伝えます。観察力と模倣能力を育てる練習です。

主体性・リーダーシップを育むトレーニング(3パターン)

主体性やリーダーシップは、自分から行動し周囲を導く力です。

28. 「今日の遊びは何がいい?」と子どもに決めさせる

毎日親が決めるのではなく、子ども自身に選ばせます。主体的に選ぶ経験が小学校での主体性につながると考えられます。

29. 「ママ、一緒にやって」と子どもがリードする

子どもが親を導く立場になる経験を積みます。リーダーシップを発揮できるかを育てることが目的です。

30. 「失敗してもまた挑戦する」を繰り返す

ボール投げで失敗しても「もう一回やってみよう」と励まします。粘り強さや挑戦心、失敗からの回復力を育てることが期待されます。

実践ガイド:年齢別の進め方

実践ガイド:年齢別の進め方

年齢に応じて取り組みやすい頻度や内容を調整することが大切です。

年少(3歳)~年中(4歳)期

実施頻度は週3~4回、各15分程度が目安です。対象パターンは協調性重視の1~7と聞く力の23~27が中心となります。親と一緒に遊ぶ喜びや簡単なルールの理解を重点にしましょう。

例えば、月曜日の夕食後にオセロで負けた時の感情を言葉にする練習、水曜日に親子でボール遊びをして相手を思いやる気持ちを育むなど、具体的なスケジュール例を参考にしてください。

年中(4歳)~年長(5歳)期・前半(春~夏)

実施頻度は週4~5回、各20分程度が目安です。全30パターンを循環しながら、課題解決能力、感情コントロール、主体性を重点的に育てます。

共働き家庭向けのコンパクト版スケジュール例もありますので、無理なく取り組めるよう調整しましょう。

年長(5歳)期・後半(秋~冬)

実施頻度は週5回、各20~25分程度が目安です。前期の内容をより難しく応用し、塾の行動観察レッスンと連動させることも検討すると良いでしょう。

10月のメニュー例では、週ごとにテーマを設定し、協調性強化や課題解決能力強化などに集中して取り組みます。

よくある失敗パターンとその対策

よくある失敗パターンとその対策

行動観察トレーニングで陥りやすい失敗と、その対策を押さえておきましょう。

失敗1:「やりすぎ」による疲弊

毎日1時間、全パターンを塾で習った通りに実行するのは負担が大きいです。

週4~5回、各15~20分で十分とされており、質よりも継続が大切です。無理のない量を設定しましょう。

失敗2:「親が正解を教えてしまう」

「この積み木は立たないから、こっちを使ったら?」と指導するのは避けた方が良いです。

「どうしたらいいと思う?」と問い返すことで、失敗も学びの一部と捉えられます。

失敗3:「完璧を求めすぎる」

「昨日できたのに今日はできなかった」と落ち込むのは子どもの成長を妨げる可能性があります。子どもは毎日違う気分であることを理解し、その日の状態を受け入れてあげてください。

失敗4:「受験対策であることを子どもに意識させる」

「試験に向けて行動観察の練習をしようね」と言うのは避けることが望ましいです。

「今日は何して遊ぼうか」という感覚で、ただの遊びとして取り組むことがポイントです。

共働き家庭向け|最小限で最大効果のおすすめプラン

共働き家庭向け|最小限で最大効果のおすすめプラン

忙しい共働き家庭は、取り組むパターンを絞ることで効率的に効果を期待できます。

  • パターン1:週1回・ボードゲーム(オセロ)
    負けた時の気持ちの切り替えや相手を思いやる心を育て、協調性の基本が凝縮されています。
  • パターン2:週2回・積み木での自由構成
    課題解決能力を育み、工夫や創意性を促します。制作課題への対応力も養えます。
  • パターン3:週1回・親子で対話(夕食時)
    「今日楽しかったことは?」「困ったことはなかった?」と話すことでコミュニケーション力を育てます。

このシンプルな組み合わせで、月4回のボードゲーム、月8回の積み木遊び、そして毎日の親子対話を通じて、行動観察の基礎がしっかり身につくと考えられます。

まとめ:行動観察トレーニングの本質とは

まとめ:行動観察トレーニングの本質とは

行動観察対策で最も大切なのは、子どもがありのままの自分を自然に表現できることです。

親が「良い子」を演じさせようとすると、子どもは緊張して本来の力を発揮しにくくなります。逆に、家庭で自然に協調性や課題解決能力、感情コントロールが育まれていれば、試験本番でもその子らしさがしっかり表れると考えられます。

紹介した30のパターンは、単なる試験対策ではなく、親子で楽しむ時間や子どもが主体的に動く経験の積み重ねです。受験が終わった後も、この習慣は子どもの人生の大きな財産になるでしょう。

春から秋にかけて、焦らず無理なく、家庭のペースで進めてみてください。その先に自然な形での行動観察合格が待っているかもしれません。

この記事がご家庭での行動観察トレーニングの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

お受験ラボ編集部です。
私たちは、首都圏の私立小学校受験を中心に、ご家庭の不安や疑問に寄り添いながら情報を届ける教育ライターチームです。

一部の記事には、幼児教育の現場経験が豊富な先生方の監修が入っていますが、
学校や試験内容は毎年大きく変化するため、すべての記事が常に最新の情報であるとは限りません。
その点だけ、あらかじめご理解いただければ幸いです。

最新動向の反映には努めつつ、
「今、保護者が本当に知りたいこと」を軸に、正確で実践的な情報の発信を続けています。

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