私立小学校にかかる費用や必要な年収の目安が知りたい方へ
私立小学校への進学を検討する際、学費だけでなく受験準備や習い事などの費用も含めた総額を把握することは重要です。
また、無理なく通わせるための世帯年収の目安や、家庭の職業構成も参考にしたいポイントです。
この記事では、私立小学校にかかる費用の詳細や年収ラインの実態を具体的な数字でご紹介します。
さらに、貯蓄計画や家庭の収入構成についても触れ、経済面からお受験を考える際の判断材料をお届けします。
1.私立小学校の6年間にかかる費用の総額

学費以外にも受験準備や習い事費用がかかるため、総額を把握することが大切です。
1-1.学費と受験準備にかかる平均費用
| 費用項目 | 概算総額(6年間) | 詳細と内訳 |
|---|---|---|
| 学校納付金(6年間) | 600万〜900万円 | 授業料、施設費、維持費、給食費の合計。難関校はさらに高額になる傾向があります。 |
| 受験準備費用 | 150万〜300万円 | 幼児教室(2〜3年間)、模試、面接練習、願書添削、受験服、交通費の合計です。 |
| 学校外活動費(6年間) | 300万〜600万円 | 英語、ピアノ、スポーツなどの習い事や学童費用が含まれます。 |
総額は平均で1,050万〜1,800万円にのぼることが多いです。
さらに寄付金や指定制服代が別途必要になる場合もあります。
1-2.年間にかかる費用(初年度と2年目以降)
- 初年度:受験準備の最終費用、入学金、初年度の学費納入で300万〜500万円が一度に必要となることが多いです。
- 2年目以降:年間学費と習い事費用で150万〜250万円が目安となります。
2.私立小学校に通わせる家庭のリアルな年収ライン

教育費は手取り年収の10%〜20%に抑えるのが望ましいと言われています。
2-1.【ライン1】最低ライン(年収1,200万円〜)
世帯年収1,200万円(手取り約850万円)で年間教育費200万円を充てると、手取りの約23%になります。
このラインの家庭は住宅ローンや車の維持費を極力抑え、習い事も厳選し、レジャー費用を削減するなど家計はかなりタイトな傾向があります。
2-2.【ライン2】安心ライン(年収1,500万円〜)
世帯年収1,500万円(手取り約1,050万円)で年間教育費200万円を充てる場合、手取りの約19%に抑えられます。
私立小学校の学費を無理なく捻出でき、趣味やレジャーにもある程度の余裕がありますが、貯蓄を続けるためには堅実な生活が求められます。
このラインは多くの家庭が安心して教育費を賄える目安となるでしょう。
2-3.【ライン3】富裕層・トップ校ライン(年収2,000万円以上)
世帯年収2,000万円以上(手取り約1,350万円以上)で教育費に300万円を充てても手取りの約22%となります。
慶應幼稚舎や学習院などのトップ校を志望する家庭に多く、寄付金や豪華な習い事、海外旅行など教育以外の支出にも十分な余裕がある傾向があります。
3.私立小学校家庭に多い職業構成と資金捻出の方法

収入の安定性や収入源にも特徴があり、家計の柔軟性に影響しています。
3-1.高年収の共働きパワーカップルの増加
近年、夫婦ともに高収入を得る共働きの「パワーカップル」が増えています。
夫の収入だけでなく妻の収入も教育費に充てることで、家計に柔軟性が生まれている傾向があります。
3-2.親の職業の安定性
- 専門職:医師、弁護士、公認会計士、大学教授など、景気に左右されにくく安定した高収入の職業。
- 経営者・役員:上場企業や成功した中小企業の経営層。
- 外資系・IT系:実力主義で高収入を得る外資系企業やIT企業の社員。
これらの職業は学費の継続的な支払いを支える安定した収入源となる傾向があります。
4.まとめ:年収だけでなく安定性と教育への価値観が鍵
私立小学校に通わせるには最低でも年収1,200万円、安心して通わせるには1,500万円以上が目安となると考えられます。
しかし、重要なのは年収の絶対額だけでなく、6年間安定して学費を支払い続けられることと、教育費を優先する価値観です。
貯蓄計画を立て、夫婦で協力しながら子どもの教育に投資できる経済的な基盤が、合格後の生活を支える大切な要素となるでしょう。


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