小学校受験にかかる費用は、いつ・何に・どれだけ使うかが合否に影響すると言われています。
ここでは、年中から年長の2年間でかかる費用を、無駄を省き効率的に理解できるように詳しく解説します。500家庭以上の経験から、費用は主に①通常通塾 ②外部教室 ③直前講習の3つに分けて考えると全体像が見えやすいです。
この記事でわかること:年中・年長の費用の変化、塾や外部教室・直前講習の役割、合格家庭の費用配分、費用がかさんでも成果が出にくい理由について理解できます。
まず押さえたいポイント:費用は年中より年長で大幅に増える

小学校受験の準備は、年中は基礎作りの準備期、年長は本格的な勝負期に入るため、費用も大きく変わる傾向があります。
目安としては次の通りです。
年中:40〜80万円
年長:70〜150万円
合計:120〜220万円(2年間)
合格している家庭の多くは120〜180万円の範囲内に費用を収めていると言われています。
【1】通常通塾(基礎を固める中心的な役割)

大手塾の通常授業は費用の中で最も大きな割合を占め、年中は基礎固め、年長は本格的な受験対策が中心となります。
年中(基礎固めの時期)
月謝は1.5〜2.5万円、年間約20〜35万円、教材費・維持費が+1〜3万円程度です。
この時期は習慣づけや指示理解を中心に進め、ペーパー学習は浅めなので費用は比較的抑えられます。
年長(本格的な受験対策の開始)
月謝は2.5〜4万円、年間35〜50万円、模試やテスト費用が+3〜8万円程度かかります。
春までは基礎固め、夏以降は本番仕様に切り替わるため、難易度も費用も上がる傾向があります。
年長期は計画的な準備が必要と考えられます。
【2】外部教室(弱点補強に特化した短期利用が効果的)

外部教室は弱点を短期間で修正する補助的な場として、必要な時に短期集中で利用するのが効率的です。
外部教室で多い3つの分野と費用目安
- ①体操・運動:月謝7,000〜15,000円、年間5〜15万円。姿勢やバランス、指示行動の向上に役立ち、年中後半から年長前半に利用されることが多いです。
- ②絵画・制作:月謝7,000〜12,000円、年間5〜12万円。制作の手順理解が弱いお子さんに効果的で、志望校の出題形式によっては必須となる場合もあります。
- ③巧緻性・行動観察:月謝5,000〜15,000円、年間5〜15万円。巧緻性や生活力が課題のお子さんには効果が大きいですが、頻繁に通う必要はありません。
合格家庭に共通する外部教室の使い方
多くの合格家庭は弱点がある科目だけを最短期間で補強し、長期間の継続は避け、月1〜3回程度の利用にとどめています。
また志望校の出題形式に合わせて選ぶことが重要です。
【3】直前講習(夏から秋にかけての勝負期)
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直前講習は時期によって目的や使い方が異なり、夏期講習と秋〜直前期に分けて考えると理解しやすいです。
夏期講習(7〜8月)
費用は20〜40万円程度で、基礎の総復習と広範囲の演習が中心です。
夏はお子さんの伸びが期待できる時期ですが、講座を取りすぎるのは逆効果となる場合があります。
秋〜直前期(9〜11月)
費用は10〜30万円程度で、過去問の出題形式に特化した演習や行動観察対策が中心となります。
この時期は講座を「取るか取らないか」ではなく、“子どもに合うかどうか”で選ぶことが重要です。
迷いが多いほど結果は安定しにくいため、慎重な判断が求められます。
合格家庭の費用配分パターン

成功率が高い家庭の費用配分は以下の通りです。
▪ 年中:40〜70万円(基礎作り中心)
▪ 年長:80〜120万円(本番対策と志望校特化)
総額で120〜180万円が最も成果が出やすい費用帯と考えられます。
注意したいポイント:費用がかさんでも成果が出ないケース
費用が膨らみがちな家庭に共通するのは、周囲に合わせて無計画に講習を取ることや外部教室を追加しすぎること、志望校に合わせた対策を後回しにすることです。
一方で、費用を最適化できる家庭は、“やらないこと”を明確に決め、本当に必要な講座だけを選び、外部教室は短期集中特化で利用しています。
最後に:費用は「金額」より「使い方」が勝負の鍵

小学校受験は、いつ・どこに・どれだけ費用をかけたかで結果が大きく変わると言われています。
年中は習慣づくり、年長は勝負の仕上げ。外部教室は弱点修正、直前講習は志望校対策。この4つのポイントを押さえれば、費用が多くなくても十分に勝負できると考えられます。


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