小学校受験の季節の問題は、「季節の行事」「花や植物」「旬の食べ物」「生き物」「自然の様子」がよく出る分野です。プリントで覚えるより、実際に見て、触れて、味わう体験が理解の近道です。季節ごとの体験を家族の楽しみとして取り入れましょう。
スーパーで一年中いろいろな野菜や果物が手に入る今、子どもにとって季節を感じる機会は少なくなっています。たとえばイチゴは冬から店頭に並びますが、小学校受験では春のものとして扱われることが多く、体験がないと迷いやすい問題です。
この記事では、季節の問題でよく出るものを季節ごとにまとめ、家庭でできる体験を紹介します。ペーパーテストの分野全体は小学校受験のペーパーテスト対策|分野別の出題内容と家庭での練習法・学校別の傾向で紹介しています。
季節の問題でよく出るもの
| 季節 | 行事 | 花・植物 | 食べ物 | 生き物・自然 |
|---|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | ひな祭り、入学式、こどもの日 | 桜、チューリップ、たんぽぽ、つくし | イチゴ、タケノコ、柏餅 | ちょう、てんとう虫、おたまじゃくし |
| 夏(6〜8月) | 七夕、お盆、夏祭り | 朝顔、ひまわり、あじさい | スイカ、トマト、きゅうり、トウモロコシ | セミ、カブトムシ、ホタル、入道雲 |
| 秋(9〜11月) | お月見、運動会、七五三 | コスモス、ススキ、ヒガンバナ、紅葉 | クリ、サツマイモ、カキ、ブドウ、サンマ | トンボ、スズムシ、コオロギ、落ち葉 |
| 冬(12〜2月) | クリスマス、お正月、節分 | ツバキ、スイセン、ウメ(冬の終わり) | ミカン、ダイコン、ハクサイ、おせち料理 | 雪、氷、霜柱、白い息 |
野菜や果物の「旬」や、季節の区切り方は、問題集や教室によって扱いが違うことがあります。迷ったら、通っている教室の教材にそろえましょう。
季節ごとにおすすめの体験
春
- お花見で、桜だけでなく、たんぽぽやつくしも探す
- チューリップを球根から育て、咲く時期を実感する
- 池や田んぼでおたまじゃくしを見つけ、カエルになるまでを観察する
- タケノコの皮を一緒にむき、柏餅の葉の香りをかいでみる
夏
- 朝顔を育て、つるの伸び方や花が咲く時間を観察する
- セミの抜け殻を探し、鳴き声の違いを聞き分ける
- プールやお風呂で、浮くもの・沈むものを試す
- 七夕の笹飾りを作り、短冊に願い事を書く
秋
- どんぐりや落ち葉を拾い、形や色の違いを比べる
- お月見でススキとお団子を飾り、月の形の変化を見る
- サツマイモ掘りやクリ拾いを体験する
- スズムシやコオロギの鳴き声を聞く
冬
- バケツに水を張って外に置き、翌朝の氷を観察する
- お正月に門松や鏡餅、おせち料理の意味を話す
- こま回し、たこあげ、かるたなどの昔遊びをする
- 節分に豆まきをし、ヒイラギとイワシの飾りの意味を知る
体験したあとに、「何を見たか」「どんな音やにおいがしたか」を話したり、絵に描いたりすると、知識が記憶に残りやすくなります。絵画の練習にもつながります(小学校受験の絵の描き方|人物・動き・背景を描くコツとテーマ別の練習)。
家庭での学び方のコツ
- カレンダーに季節の行事を書き込み、家族の予定にする
- 買い物のときに「これはいつの季節の野菜かな?」と話す
- 図鑑や絵本で、体験したものを調べ直す
- 体験できないものは、写真や図鑑で補う
よくある質問
Q. 季節の問題は、いつから準備すればいいですか?
季節の体験は1年に1回しかできないので、年中のうちから意識して取り入れるのがおすすめです。年長の1年間で、すべての季節をひと通り体験できるように計画しましょう。
Q. 体験の時間がとれない場合は?
毎日の買い物や散歩、食事の中でも季節は感じられます。旬の野菜を一緒に料理する、道ばたの花の名前を調べるなど、短い時間でできることから始めましょう。


コメント