小学校受験の模試は、合否を予想するためではなく、「弱点を見つける」「次に何を優先するか決める」「本番の雰囲気に慣れる」ために受けるものです。結果は偏差値や判定より、間違えた理由と会場での様子を見ることが大切です。受けたら復習して補強し、次の模試で確かめる、という流れで使いましょう。
模試の結果に一喜一憂してしまうのは、多くの保護者が経験することです。この記事では、模試の役割、結果の見方、受ける回数の考え方、模試を生かす復習の手順を紹介します。
模試の3つの役割
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 弱点を見つける | 分野ごとの正答や、間違え方の傾向から苦手を見つける |
| 優先順位を決める | 次の模試までに何を補強するかを決める |
| 本番の練習 | 初めての場所・先生・友だちの中で、落ち着いて取り組む練習 |
結果の見方
「なぜ間違えたか」を分ける
| 間違えた理由 | 次にすること |
|---|---|
| 指示を聞き間違えた・聞き逃した | 家庭で、問題を最後まで聞いてから取り組む練習 |
| 理解が足りない | 具体物に戻って、考え方から確かめる |
| 時間が足りない | 解き方に慣れてから、時間を意識した練習 |
| 印の書き方などのミス | 練習のときから指示どおりの印を書く習慣 |
ペーパー以外の評価も見る
行動観察や制作、運動のある模試では、先生のコメントや評価も大切な情報です。友だちとの関わり方、話の聞き方、片付けなどは、家庭では気づきにくい点です。
1回の結果より流れを見る
模試の結果は、その日の体調や緊張でも変わります。1回の結果で判断せず、何回かの結果の流れと、間違え方の変化を見ましょう。判定の受け止め方は小学校受験の模試の判定はどこまで当てになる?判定の意味と受け止め方で紹介しています。
受ける回数の考え方
模試は、受けるたびに復習と補強の時間が必要です。回数を増やしすぎると、復習が追いつかず、子どもも疲れてしまいます。「受ける→復習する→数週間かけて補強する→次の模試で確かめる」という流れが回せる回数にしましょう。受け始める時期は小学受験の模試はいつから受ける?種類と時期ごとの使い方・注意点で紹介しています。
模試を生かす3つのステップ
- 間違えた問題を分類する:聞き間違い、理解不足、時間不足、ミスに分ける
- 次の模試までの課題を一つに絞る:あれもこれもではなく、優先する一つを決める
- 本番と同じ準備で受ける:起きる時間、朝食、服装、移動の時間を本番に合わせて練習する
模試の日の声かけ
- 送り出すときは「楽しんできてね」
- 迎えるときは、結果より「がんばったね」
- 結果が悪くても子どもを責めず、次に何をするかを親が考える
よくある質問
Q. 模試の偏差値は、本番の合否と関係がありますか?
目安にはなりますが、小学校受験はペーパー以外の評価も大きく、模試の偏差値がそのまま合否になるわけではありません。課題を見つける材料として使いましょう。
Q. 学校別の模試は受けたほうがいいですか?
志望校の出題形式に近い問題で練習でき、同じ学校を目指す子どもの中での立ち位置もわかります。年長の夏から秋にかけて、必要に応じて受けるとよいでしょう。


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