受験期の過去問印刷で、A3コピー機は本当に必要なのでしょうか?
受験本番が近づく秋以降、受験生の親は「マネージャー」から「印刷業者」へと役割が変わることが多いです。志望校の過去問を本番と同じサイズ(B4やA3)に拡大コピーし、何度も解かせる必要があるからです。
この記事では、受験におけるA3コピー機の必要性と、購入・レンタル・コンビニ利用のコストパフォーマンスを比較し、ご家庭に合った過去問対策の選び方をお伝えします。
なぜ「A4プリンター」では不十分なのでしょうか?
多くの家庭にあるA4プリンターでは、受験用過去問の印刷に適していない理由があります。
入試問題のサイズは「B4」が基本
多くの中学・小学校の入試問題は見開きでB4またはA3サイズが標準です。
文字や図形がA4に縮小されると潰れてしまい、計算スペースも狭くなります。
本番の感覚が掴みにくくなるため、A4プリンターだけでは十分とは言えません。
また、長い国語の文章題や複雑な算数の図形は見開きで見る必要があり、A4用紙2枚に分けて印刷するとページをめくる手間や視線の移動が増え、思考の妨げになることがあります。
分割印刷して貼り合わせるのは大変
選択肢① 「コンビニコピー」で乗り切る方法
家に大きなプリンターを置きたくない場合、コンビニコピーは手軽な選択肢です。
メリット
- 初期費用がかからない(1枚10円〜)
- 場所を取らず、住宅事情に合いやすい
デメリット(隠れたコスト)
印刷ミスややり直しの際にコンビニへ行く時間がかかり、積み重なると大きな時間ロスになります。
また、コピー待ちの人がいるとプレッシャーを感じやすく、精神的な負担になることもあります。
過去問演習が本格化すると、1ヶ月で数千円〜1万円分のコピー代がかかることも珍しくありません。
選択肢② 「ブラザー(Brother)」の購入
受験家庭で人気のブラザー製A3複合機は、コストパフォーマンスに優れていると言われています。
特徴
- A3スキャン&プリントが可能で、過去問をそのまま印刷できる
- A4とA3(B4)用紙を同時にセットできる2段トレイモデルが人気だが、1段トレイでも受験用として十分
- ビジネス用インクジェットで印刷速度が速く、朝の短時間でも対応可能
コスト面
本体価格は約4万〜5万円ですが、受験終了後にメルカリ等で2万〜3万円で売れることが多く、実質負担は1万〜2万円程度と考えられます。
デメリット
本体が大きく(幅57.5cm × 奥行47.7cm)、リビングに置くとオフィス感が強くなる点は注意が必要です。
選択肢③ 「レンタル(サブスク)」の利用

受験期間のみA3複合機をレンタルするサービスも増えています。
サービス概要
ブラザーなどのA3複合機を月額制で貸し出し、インク代込みのプランもあります。費用は月額5,000円〜10,000円程度です。
向いている方
- 購入や売却の手間を避けたい方
- 受験直前期の数ヶ月だけ利用したい方
結論:ご家庭に合った選択を
受験スタイルや親御さんの性格によって、最適な方法は異なります。
購入(ブラザー)がおすすめな家庭
- 第一志望合格への強い意欲があり、すぐに演習環境を整えたい
- 併願校が多く印刷枚数が多い
- メルカリ等での売却に抵抗がない
迷った場合は購入が効率的な選択肢と言えます。
コンビニコピーで十分な家庭
- 志望校が1〜2校で過去問量が少ない
- 家に置くスペースが全くない
- 親が計画的にコピーに行ける
レンタルがおすすめな家庭
- 購入や売却、メンテナンスの手間を避けたい
- 直前期の数ヶ月だけ使いたい
おまけ:あると便利な「三種の神器」
- ペーパーカッター(裁断機):過去問の背表紙を切り落としてバラすのに必須です。カッターナイフでは時間がかかります。
- A3コピー用紙(500枚入り):Amazonなどで箱買いがおすすめです。すぐに消費します。
- B4コピー用紙:実際の入試問題はB4サイズが主流なので、余白や実寸感にこだわる場合に用意すると良いでしょう。
まとめ
たかがコピー機、されどコピー機です。入試直前の1分1秒は子どもにとって貴重な時間です。
「ママ、コピーまだ?」と子どもを待たせたり、コンビニ往復でイライラする時間を「問題を解く時間」や「リラックスする時間」に変えられるなら、A3複合機の導入は価値ある投資と言えます。
受験は「親の段取り」が大切です。
リビングの一角を占めるプリンターは、家族一丸となって戦った証として、合格後の良い思い出になるでしょう。


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