小学校受験の模試判定で悩む保護者の方へ、判定の意味と活用法をわかりやすく解説します
秋が深まる頃になると、模試で思わしくない判定が出て志望校を変えたほうがよいか悩む親御さんからの相談が増えます。
中学受験や大学受験では模試の判定や偏差値が合否の重要な指標となることが多いですが、小学校受験は事情が異なると言われています。
私の経験では、小学校受験の模試判定はあくまで参考程度に捉え、結果を過度に気にしすぎないことが賢明と考えられます。
なぜなら、A判定でも不合格になることがあり、逆にD判定でも合格するケースが珍しくないからです。
この背景にはどのような理由があるのか、詳しく見ていきましょう。
この記事でわかること:小学校受験模試の判定の特徴、判定が合否に直結しにくい理由、模試結果の効果的な活用法
小学校受験模試の判定が合否に直結しにくい理由

模試の偏差値は主にペーパーテストの点数をもとに算出されますが、小学校受験ではペーパー以外の評価項目も合否に大きく影響します。
ペーパー以外の評価項目が合否を左右する
小学校受験ではペーパーの配点が全体の約5割から6割程度にとどまる学校が多いです。
残りの約4割は、行動観察、運動、巧緻性、面接、願書の内容などペーパー以外の評価項目に使われています。
これらは模試で数値化しにくいため、判定に反映されにくい傾向があります。
模試の種類によって判定の意味が変わる
模試には統一模試と学校別模試があり、それぞれ特徴や判定の意味合いが異なります。
統一模試(全統オープンなど)は基礎的な問題が中心で、受験者の母集団も広いため、全体の立ち位置を把握するのに適しています。
一方、学校別模試(〇〇小オープンなど)は志望校の過去問に似せて作られており、より実際の入試に近い判定が得られます。
模試は判定よりも「弱点発見器」として活用する
.webp)
模試の判定に一喜一憂するのではなく、設問ごとの正答率をしっかり確認することが大切です。
例えば、「図形問題は得意だが、お話の記憶問題は苦手」「数量問題の正答率が高く基礎はしっかりできている」など、模試をあと1ヶ月でどの分野を重点的に補強すればよいかを見つけるツールとして活用しましょう。
偏差値や判定の数字に振り回して子どもを叱るのは逆効果となる可能性があります。


コメント