小学校受験の体操教室は、年中ごろから始める家庭が多くあります。目的は運動能力を高めることより、「先生の指示を聞いて動く」「集団の中で順番を待つ」経験を積むことです。外遊びが好きで基本の動きができている子は年長からでも間に合うことが多く、筑波大学附属小学校のクマ歩きのように練習が必要な課題がある場合は早めに始めると安心です。
「体操教室にはいつから通えばいいのか」「そもそも必要なのか」と迷う保護者は多いものです。答えは、志望校の運動テストの内容と、子どもの今の様子によって変わります。
この記事では、体操教室を始める時期の目安、受験体操と一般の体操教室の違い、始める前に確かめたいことを紹介します。
体操教室を始める時期の目安
| 時期 | おすすめの過ごし方 |
|---|---|
| 年少 | 外遊びやリトミック、一般の体操教室で、体を動かす楽しさを知る |
| 年中 | 受験体操を始める家庭が多い時期。週1回程度で、指示を聞いて動く・待つ経験を積む |
| 年長の春〜夏 | 志望校の運動テストに合わせた練習。苦手な動きを集中して補う |
| 年長の秋 | 新しい技より、できる動きを安定させる。体調管理を優先 |
運動テストで見られることとよく出る種目は小学校受験の運動テスト対策|よく出る種目と指示行動の練習・学校別の例で紹介しています。
受験体操と一般の体操教室の違い
| 受験体操 | 一般の体操教室 | |
|---|---|---|
| 目的 | 考査で求められる動きと姿勢を身につける | 運動の技術や体力を伸ばす |
| 主な内容 | 模倣体操、指示行動、サーキット、ボール運動、クマ歩き、待つ姿勢 | マット、跳び箱、鉄棒などの技 |
| 見られること | 指示を聞く、順番を待つ、最後まで取り組む | 技ができるようになること |
一般の体操教室でも、体を動かす経験や集団で過ごす経験は役立ちます。年少のうちは一般の教室で運動に親しみ、年中から受験体操に移る家庭もあります。
始める前に確かめたいこと
- 志望校の運動テストで、どんな種目が出ているか(クマ歩き、ボールつき、なわとびなど)
- 子どもが指示を聞いて動けるか、集団の中で順番を待てるか
- 幼児教室の授業の中で、運動の指導がどのくらいあるか
- 自宅から通いやすいか、送迎を無理なく続けられるか
- 月謝や講習の費用が、全体の予算の中で無理がないか
指示を聞くのが苦手、待つのが苦手という子ほど、体操教室の経験が生きやすい傾向があります。反対に、外遊びが好きで基本の動きができている子は、家庭での練習と幼児教室の授業で十分なこともあります。教室が必要かどうかの見極め方は小学校受験で体操・絵画・制作教室は必要?通うべき子の見分け方と上手な使い方で紹介しています。
家庭でできる準備
- 公園で、走る・跳ぶ・ぶら下がる・投げるなど、いろいろな動きを経験する
- 親の動きをまねる遊び(手と足を別々に動かすなど)
- 「赤い線まで走って、ケンケンで戻ってきてね」など、指示を続けて出す遊び
- 遊びの順番を守る、終わったら片付ける習慣
よくある質問
Q. 体操教室には週何回通えばいいですか?
週1回程度から始める家庭が多くあります。年長の夏など、苦手な動きを集中して練習したい時期は、講習を利用する方法もあります。
Q. 年長の秋から始めても間に合いますか?
基本の動きができていれば、志望校の課題に絞って練習することで間に合うこともあります。ただ、クマ歩きのように体の使い方に慣れが必要な課題は、早めに始めると安心です。


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