女子校・男子校・共学の違いは、学校生活の雰囲気だけでなく、中学・高校への進学先にも関わります。首都圏の私立小学校は共学が多く、女子校はカトリック系などの伝統校が中心、男子校は暁星小学校と立教小学校に限られます。性別による向き・不向きを決めつけず、子どもの性格と学校の教育方針で選びましょう。
志望校を考えるとき、「女子校がいいか、共学がいいか」で迷う家庭は少なくありません。どちらが良いということはなく、それぞれに特徴があります。
この記事では、女子校・男子校・共学の特徴と、学校選びで確かめたいポイントを紹介します。
首都圏の主な学校の例
| 区分 | 学校の例 |
|---|---|
| 女子校 | 雙葉小学校、白百合学園小学校、聖心女子学院初等科、東洋英和女学院小学部、立教女学院小学校、田園調布雙葉小学校、横浜雙葉小学校、湘南白百合学園小学校など |
| 男子校 | 暁星小学校、立教小学校 |
| 共学 | 慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、学習院初等科、青山学院初等部、成蹊小学校、成城学園初等学校、桐朋学園小学校など |
女子校の特徴
- 行事や係の仕事を、すべて女子が中心になって担う
- カトリック系など、伝統と教育方針がはっきりした学校が多い
- 系列の女子中学・高校まで、一貫した教育を受けられる学校が多い
- 異性と過ごす機会が少なくなる(習い事や地域の活動で補う家庭も)
- 同じ顔ぶれで長く過ごすため、人間関係が濃くなりやすい
女子校の校風の違いは雙葉・白百合・聖心・東洋英和の校風と求められるお嬢様像を比較で紹介しています。
男子校の特徴
- 男子の成長のペースに合わせた教育や行事を行いやすい
- 体を動かす活動や、好きなことに打ち込む時間を大切にする学校が多い
- 系列の男子中学・高校へ進む道がある(暁星小学校→暁星中学校、立教小学校→立教池袋中学校・立教新座中学校)
- 首都圏では学校の数が少なく、選択肢が限られる
- 異性と過ごす機会が少なくなる
暁星小学校については暁星小学校の倍率・偏差値【2027年度】試験内容・日程・学費まとめで詳しく紹介しています。
共学の特徴
- 男女がそれぞれの考え方の違いに自然に触れながら育つ
- 首都圏の私立小学校は共学が多く、選択肢が広い
- 大学附属の共学校が多い
- 中学から男女別の学校に分かれる系列校もある(例:学習院は中等科と女子中等科、慶應義塾は普通部が男子校)
- 学校によって男女の募集人数が違い、倍率に差が出ることがある
学校選びで確かめたいポイント
- 中学・高校が別学か共学か(小学校と同じとは限らない)
- 学校の教育方針や宗教教育に、家庭が共感できるか
- 子どもが学校見学や公開行事で、どんな表情をしていたか
- きょうだいがいる場合、同じ学校やグループの学校に通えるか
「女子だから女子校」「男子だから共学」と決めつけず、子どもの様子と学校の教育方針から考えることが大切です。迷ったときは、学校見学で子ども自身がどう感じたかを聞いてみましょう。
子どもの様子から考えるヒント
| 子どもの様子 | 考え方のヒント |
|---|---|
| 同性の友だちとじっくり関わるのが好き | 別学の落ち着いた環境が合うこともある |
| 男女を問わず、だれとでも遊べる | 共学の多様な関わりを楽しめそう |
| 好きなことに没頭するタイプ | 好きなことに打ち込める時間を大切にする学校を探す |
| 新しい環境に慣れるのに時間がかかる | 学校の規模や雰囲気を見学で確かめる |
これはあくまで考えるためのヒントで、性格だけで向き・不向きが決まるわけではありません。
よくある質問
Q. 女子校の受験では、何が見られますか?
学校によって違いますが、ペーパーや行動観察に加えて、親子面接で家庭の教育方針が問われることが多くあります。志望校ごとの試験内容を確認しましょう。
Q. 共学校で男女の倍率は違いますか?
学校によって男女の募集人数や志願者数が違うため、倍率に差が出ることがあります。各校の入試データで確認しましょう。


コメント